
増渕魚園で食事をおえるとすぐさきにある花園神社にむかった。

神社は深山の渓流沿いにたっている。

楼門の前で神様に一礼する。

楼門の左右には仁王様がいらっしゃる。

ユーモラスなお姿だ。

拝殿と奥に神楽殿。

拝殿から階段をあがったところに本殿があった。

神域はおごそかな雰囲気だ。

花園神社のおくには林道群がある。GWにきたときには通行止めだったので、通行できるのか確認したくてやってきた。神社の奥の院方向にゆく七ツ滝柳沢林道は閉鎖されたままだ。

花園林道にはゲートはなかったが、キャンプ道具を満載しているから、先にはゆかなかった。去年は3キロ先で通行止めだったがいまはどうだろうか。

県道をつないで北茨城から福島にはいった。

今夜キャンプするのはいわき市の小玉ダム・キャンプ場だ。その手前のスーパー・マルト平窪店で食料と酒をてにいれた。

セブンイレブンでコーヒーとカレーパンもゲットする。近くに立ち寄り湯がないのがこの地域の難点だ。

15時半にキャンプ場についた。小さなサイトでは若者たちがバーベキューをやっている。テントはいくつかあるがほかにキャンパーはいない。若者のグループだけがいて、近づきがたい雰囲気だ。上の画像では若者たちはうつっていない。

炊事場も別のグループが占拠していて飲み食いをしている。

サイトにははいりづらいので、野営場の入口にある東屋でキャンプをすることにした。

下はコンクリートでかたいが悪くはない。小玉キャンプ場はいわき市の管理している、無料で利用連絡も不要な施設だ。それが気にいってやってきたのだが、はじめてで使い勝手がわからなかった。

テントをたててコーヒーをのんでいると、散歩の還暦夫婦がとおりかかり、女性が、ひとりでキャンプするの?、さみしくないの?、と大声でいう。男はバイクのナンバーをみて、○×からきたのか、と言っている。こんなこと初対面の人間に言うか、とカチンときたが、ソロ・キャンプは流行ってるんですよ、知りませんか、とこたえた。そして、福島は大好きなんでよく来るんですよ、とつづけると、大きな声でいきおいよく言ったせいか、それとも都会の人間にマウントをとられたと感じたのか、夫婦はだまって去っていった。福島は好きなんだけど、なんだかなぁ。こんな不躾な人間にはなかなか会えないよ。びっくりした。

空と雲はいいかんじだった。

16時半になるとキャンプ場の若者と炊事場のグループは帰り支度をはじめた。日帰り利用だったのだ。夜も宴会をつづけるのではないかとおもって距離をとっていたから、帰ってくれてよかった。テントのキャンパーももどってきている。その人たちはさわぎそうではない。でもこれからテントを移動するのは面倒なので東屋にとまることした。

炊事場には水はのめないと看板があった。

日がくれるまえにステーキをやきはじめた。

ニンニクをもってきたのでスライスしていっしょにやく。

いいかんじにやけてきた。

ステーキが今夜の夕食だ。

暗くなるとテントにはいってNHKのらじるらじるをきく。流れてくるのはハイ・ファイ・セットの燃える秋と、高田みずえの硝子坂だ。高田みずえって歌がうまかったのね。焼酎の水割りをのみつつ耳をかたむけた。