6日目。道の駅しらぬか恋問の朝。5時半に起床した。寒い。気温は17℃。
テントのライダーはまだ寝ている。道の駅でテントを張るのはマナー違反だから、夜があけたら撤収するべきだ(ハイエースの長期間駐車は棚に上げておく)。車のエンジンをかけてスマホを充電しながら朝食のカップめんをたべ、メモをつけたり地図をみたりした。車の位置を変えて7時すぎに出発するが、テントの人間はまだ寝ている。どうかしているね。
今日は野湯めぐりをするつもりだ。その間に林道もはしりたい。釧路から道道53号線を北上してゆくと、鶴居村に丹頂鶴が4羽いた。
今日のひとつめの目的地は川北の湯だ。国道274号線から道道13号線となるべく道道をつかって虹別にむかう。
虹別からは道道885号線で開陽台方向にすすんだ。
蕎麦の白い花のさいている畑があった。
直線の多い道道をゆく。
国道244号線沿いにある川北の湯の入口に到着した。ここから笹の沢林道を5キロ走ったところに温泉はあるのだ。
笹の沢林道は走りやすかった記憶があった。しかしけっこう険しい。
ずっと上りで、ジャリにハンドルをとられたり、水がながれていたりと手ごたえのある林道だった。ライトは獣よけにつけている。
10時半に川北の湯に到着した。
駐車場には2台の車がいるだけで、ちょうど男性が風呂からあがったところなので私の貸し切りとなった。
湯温は高いので沢の水で調整しながらはいる。
貸し切りなので風呂の中で写真をとった。湯につかった目線の画像。
駐車場方向。
しばらくすると65くらいのリタイヤされた方がふたりやってきた。それぞれ車のひとり旅とのことで、一方の人は7、8、9月は毎年北海道にいるそうだ。家にいてもエアコンをつけた部屋でパソコンかテレビを見ているだけだから、放浪しているほうがよいとのこと。逆に1月と2月は沖縄ですごすのだそうだ。夏も冬も軽バンの車中泊旅行である。
つづいて車にマウンテンバイクとカヌーを積んだ若い男性がやってきた。カヌーで川からあがる地点に自転車をおいておき、車で上流に移動してカヌーで川をくだり、自転車のあるところまできたら、カヌーをたたんで自転車にのって車にもどるのだそうだ。こういうことをする人もいるんだなと感心した。逆に私がバイクを車につんで、車中泊をしながら林道ツーリングをしていると話すと、それも凝ってますね、と彼は言っていた。
その後バイクが2台やってきた。2台ともオンロード・バイクだ。友人同士なのかとおもったらこちらもソロとのこと。ホンダ400Xの50代のライダーと少し会話をした。年をとってまたバイクで冒険をしたくなったのだそうだ。若い頃から北海道ツーリングをしている方なので話があった。
笹の沢林道で国道にもどってゆく。帰りは下りなので楽にはしることができた。
道道の直線路で開陽台にむかう。
北海道らしい牧草地と空と雲がある。これをもとめてやってきているのだ。
北十九号線の直線路。
開陽台に到着した。
まずレストランで昼食にする。満腹カレー850円を注文した。
満腹カレーはものすごい大盛りだった。食べていると川北の湯で会ったホンダ400X氏がやったきた。氏も満腹カレーをチョイスしてとなりにすわった。氏と昔の開陽台の話をする。古い展望台のことや、ここに長期滞在することを沈没と呼んだことなどだ。昔のことを話せる人がいるとは思わなかったので会話がはずんだ。氏は川北の湯の林道を走ってきたが、函岳にも400Xでいってしまうのだそうだ。オフロード・バイクに乗ったことのある人ならそうするだろう。氏は4泊5日の予定とのこと。私はこれから、からまつの湯につかって虹別林道をはしると告げて先に席をたった。満腹カレーはたべきれずにのこしてしまった。
展望台にあがると絶景がひろがっていた。国後がみえる。
知床連山。
根釧台地。
印象的な鉄塔。
国後のアップ。
400X氏のバイク。2019年型のフロント・ホイールがサイズ・アップされてオフロード性能があがったタイプだろうか。
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