本記事では斜体字のカタカナは太鼓の音、平仮名は掛け声とします。そして、太鼓と掛け声がほぼ同時の場合は、スペースなし、ある場合は少しスペースを置いて記述しています。
●大阪市住之江区高崎神社南加賀屋太鼓台の差し上げ
ベーラベーラと差し上げの時の掛け声と太鼓台の形は堺のものです。
笛で普通の太鼓を止める
ドンドンドンドンドンドンドンドン やーせー
ドンドン やーせー
ドンドン よいやーまっかーそこじゃいな
ドンドンよーいや せー(ばちの両手をあげる)
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●姫路市湊神社福泊屋台
拍子木で普通の太鼓を止める
ドン ドン ドンやー しょい
ドン ドン ドンやー しょい
ドン ドン ドンよい やっさ
ドンよい やっさ
ドンよい やーせ
ドンよっそい ( シン・後方の太鼓打以外はブイさし・太鼓のバチをあげることをする)
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●差し上げの類似
笛や拍子木で太鼓を止め、差し上げの所作に入るところは共通しています。また、二回打って「やーせー」や、「やーしょー」などの掛け声をかけるところ、差し上げたらバチを差し上げるところも共通しています。
●太鼓を打つ子ども
大阪市でも太鼓を打つ子どもは、化粧をしたり、地面につけなかったりします。下の写真は杭全神社で映像にジャンプします。太鼓打の子どもを地面に足につけないように肩車をして運ぶ様子がうっています。上の南加賀屋は、自分たちで歩いていましたが、化粧をしていました。
姫路市では網干区など、ちょうさをする屋台の太鼓打は子どもで、化粧をし、地面に足をつけないようにしています。
●大阪と姫路の祭り文化類似点
このように、違いもたくさんある姫路と大阪の祭文化ですが、似ているところも見受けられました。たしかに、姫路を代表する彫刻師初代松本義廣も四天王寺に自作の仏像か天王像を奉納したと伝わっています。祭り文化も交流があったと考えられます。
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