事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

光る君へ 第27回「宿縁の命」

2024-07-14 | 大河ドラマ

第26回「いけにえの姫」はこちら

先週の大河はお休み。東京都知事選の開票速報のため。

わたし、毎回言っているんだけど、一地方の首長選挙のために、どうして大河ドラマをお休みまでしなければならないのだろう。そして、当のその都知事選が、今回も壮大な茶番だったわけで。

おそらく日本の政治家のなかで、やっていていちばん面白いのは東京都知事だというのは理解できる。地方交付税云々を気にしなくていいので国の意向を忖度しなくてもいい。やりたい放題である。

陣笠議員のような苦労をしなくても、日本一浮動層が多い地方だから、知名度が高ければ当選の可能性は高い。そしてそれ以上に、都知事選に出馬することで知名度があがり、いやそれどころか……

首都東京には海外からの客も多い。いったい候補者があれほど乱立した掲示板を見て、彼らはどう思ったろう。そしてその掲示板のスペース自体が、売り物になっていることを知ったらと思うと恥ずかしい。日本というのはどれだけ民度が低い国なのか。

そして、第二位となった候補を、若者たちがああも簡単に支持してしまうあたりが危うい。本気で都政をあの人物にまかせようとしたのか。

マスコミもよくないですよね。面白おかしく報ずることが通例になっているので、こんなことになってしまう。よくわからないのは維新で、どうして候補者を出さなかったのだろう。おかげであの人物が165万票もとったことに今ごろあたふたしている。やれやれ。

あ、大河のお話でした。むかしつきあっていた男と久しぶりに出会ってしまい、そしてあろうことかすぐに寝てしまう。で、妊娠。夫がいない時期だったので誰の子かは……

すごい通俗(笑)。でもこれが紫式部と藤原道長の話だと格好がつく。吉高由里子と佐々木蔵之介の関係だから格好がつく。千年も前のお話だからありかもしんないでしょ、という大石静さんの開き直り。うん、ありかもしんない。

第28回「一帝二后」につづく

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光る君へ 第26回「いけにえの姫」

2024-06-30 | 大河ドラマ

第25回「決意」はこちら

おお。今回の演出はあの黛りんたろうですか。黛敏郎の息子で、奥さんが平淑惠のこの人は華麗な画面で有名で、松竹(だった)の奥山プロデューサーとの確執でも知られる。映画「RAMPO」(江戸川乱歩が竹中直人で明智小五郎が本木雅弘)のとき。

さて、今回は安倍晴明によって、“お宝”を差し出せとされた藤原道長(柄本佑)が、妻(黒木華)の反対がありながらも、娘を入内させることになる。

「あんな引っ込み思案な娘を……」

と道長も妻も思う。でも、世の中は天皇の子を誰が産むかレースの渦中にあったわけで。しかも中宮の定子(高畑充希)は産気づいているのだ。

自分の好きな年上の幼なじみを溺愛したことで政治をないがしろにした一条天皇と、はるかに年の離れた若い紫式部を嫁にした藤原宣孝(佐々木蔵之介)は、もっと若い娘を求めているという苦み。なんでもありな時代なんだなあ。

宣孝がその財にものをいわせて贈り物攻勢。そのひとつが精巧な鏡だ。

「どうだ?まひろ(吉高由里子)、自分の顔は」

「まあ、思ったとおり」

美人女優でなければ許されない発言(笑)

今週はようやくあのフェミニズムのかたまりである「バービー」と、政府にはなんのチカラもないので自分でアフガニスタンに用水路をつくり、そして亡くなった医師、中村哲さんの映画を観て、いろいろと考えさせられた。それどころか、この大河を観る直前まで「ジョン・ウィック」の最終作を観て、やっぱりいろいろと考えさせられたのでした。すべて傑作でしたしね。

オープニングに「ファーストサマーウイカ」と「ユースケ・サンタマリア」というカタカナのキャストが出ると、大河も変わったなあと思う。これから出てくるかもしれない和泉式部には、ぜひシシド・カフカかマツコ・デラックスを!

第27回「宿縁の命」につづく

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光る君へ 第25回「決意」

2024-06-23 | 大河ドラマ

吉高由里子主演NHK大河ドラマ「光る君へ」脚本家・大石静の本音が意外すぎた!

第24回「忘れえぬ人」はこちら

今回は、紙のお話。越前が和紙の産地だとは初耳だったが、紫式部はその紙に子どものように執着する。

自身が想像もしていなかっただろう。彼女の作品「源氏物語」は、紙に書かれていたからこそ千年ものあいだ、語り継がれていたのだ。清少納言の「枕草子」にしても、中宮へのファンレターとしてだけでは歴史に埋没していたろうが、紙で宮中に広げることでエバーグリーンになっていく。

永井紗耶子の新作「きらん風月」を読んで、紙に書かれていることがどれだけ後世に影響を与えるかが示唆され、隠居したのにいまだに政治への色気むんむんの松平定信を震撼させるのとシンクロしました。

映画「追憶」の話でしたね。脚本の大石静さんが激賞しているのがこのバーブラ・ストライサンドとロバート・レッドフォードの恋愛劇なんです。意外だなあと思いました。作風が違いすぎじゃないか。

この映画はわたしも若いころに観て、それなりに感動したんですよ。特にラストシーン。別れたふたりが再会して(このふたりは思想信条の違いで別れている)、ノンポリのレッドフォードは左翼のビラを配っているストライサンドにこう語る。

「今は、幸せかい?」

「ええ、幸せよ」

ふた通りの解釈があって、ストライサンドが無理をしているととるひともいれば、本当に幸せなんだととるひともいる。その微妙さがすばらしい。

その論議を、来日したシドニー・ポラック監督は、日本人にそこまで深く読みこんでもらえたのかと感じ入っていた。なめちゃだめだよ日本人を(笑)。

だから今回の「不実な女でもいい?」という問いかけは、紫式部を使って日本のテレビドラマもここまできたかと。

藤原道長の苦衷に関しては来週から。どんどん面白くなってる。

第26回「いけにえの姫」につづく

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光る君へ 第24回「忘れえぬ人」

2024-06-17 | 大河ドラマ

第23回「雪の舞うころ」はこちら

紫式部をめぐる三人の男PART2。

東京都知事選は前代未聞の大騒ぎになっているようだけれど、立候補表明を先にやったほうがいいのか後出しジャンケンが有利なのかという話はちょっと面白い。

三人の男たちがどの順番でまひろ(吉高由里子)を口説くか、ではなくて大石静さんが男たちにどんな順番をつけるかが妙味。彼女はどうしたか。

いきなり宣孝(佐々木蔵之介)に

「ありのままのおまえを丸ごと引き受ける」

「あの宋人と海を渡ってみたとて、忘れえぬ人からは逃げられまい」

以降の周明(松下洸平)と道長(柄本佑)との関係をまず一蹴してみせる。やっぱり佐々木蔵之介はうまいし、配列として彼を最初にもってきた大石脚本もみごとだ。

で、毎週大河を観ているものだから、いろんな形で紫式部をめぐる話が目についてくる。

橋本治の追悼本に、中央公論社の社長だった嶋中行雄さんが寄稿していて、橋本治が「窯変 源氏物語」を執筆するために、中公は軽井沢にある執筆寮を提供したのだという。さすが老舗出版社は寮まで用意しているのかと驚いたが、そこで橋本治と村上春樹はよくいっしょになって、

「橋本さんは天才だなあ!」

と意気投合していたとか。まあ、軽井沢で橋本は散歩し、村上春樹は走りまくっていたというのはさもありなん。

そしてその寮の名物管理人に橋本は質問したそうだ。

「仕事部屋の窓から見える樹は、なんという名前ですか」

「あら先生、ご冗談ですか。あれは『紫式部』ですよ」

次回は映画「追憶」がらみを。

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光る君へ 第23回「雪の舞うころ」

2024-06-10 | 大河ドラマ

第22回「越前の出会い」はこちら

昨夜はこの大河を見終えて、気を失うように、っていうか本気で気を失って寝てしまいました。

朝5時からアメリカシロヒトリの防除。8時半から農水省の補助金がらみの花の植栽。そして畑の草刈り、午後はお寺の役員会。続いて、ああ6時のBSオンエアには間に合わないなあと思いながらも玉ねぎの収穫。

久しぶりに総合のオンエアを見る。視聴率がアップしているのはみんな玉ねぎの収穫をやってるから?(笑)おかげで妻といっしょに見る。見終わって呆然。

「すごいわねえ」

「うん。すごいな」

まひろ(吉高由里子)をめぐる三人の男たち。藤原道長(柄本佑)、藤原宣孝(佐々木蔵之介)、周明(松下洸平)。それぞれの関係が変容していく。

周明には日本人だった出自を隠す動機があったし、道長と宣孝にいたっては

道長「わたしには妻が二人おりますが、心は違う女を求めております」

宣孝「わしには3人の妻と4人の子がおる。されど、お前と会うと違う世界が垣間見える。都に戻って来い。わしの妻になれ」

う、うらやま……じゃなくて、お前ら現代だとワイドショーで一刀両断だぞ。にしても、この回のために佐々木蔵之介はこれまで、気のいい遠い親戚を軽く演じてきたわけだ。さすがだ。

この怒濤の展開がラスト10分に。おそるべし大石静。タイトルの叙情性もうまい。越前と京都は近いことがつくづく。

そしてわたしの「道長の正妻になれないから妻になんないんじゃなかったんだっけ?」に妻は

「(紫式部も)オトナになったのよ」そうなの?もう一ひねりあるような気がする。あーまだ眠い。

本日の画像は「アフタースクール

大泉洋と佐々木蔵之介と堺雅人の共演。こんなぜいたくなキャスティングの映画があって、しかも公務員にだってつらいことがあると(あ、ネタバレ)

第24回「忘れえぬ人」につづく

 

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光る君へ 第22回「越前の出会い」

2024-06-02 | 大河ドラマ

第21回「旅立ち」はこちら

朝5時半に起きて地元の小学校へ。運動会のテントを建てに。でも着いたらみんなニコニコと帰ってくる。雷がありそうなので外の競技は中止になったのだとか。

「いやあ、残念だなあ」

「顔が笑ってます」

と体育振興委員。さーせん。いきなりの完全な休日。たくさん本を読み、DVDも観ることができた。準備していたスポーツドリンクを飲みながら。

さて越前へのお引っ越しの回。徳井優が出てくるってのは、引っ越しのサカイ関連のシャレなのか。勉強しまっせってこと?

勉強しなければならないのはわたしのほうで、紫式部が京都以外の場所にいたことなんてまったく知りませんでした。そして、宋の華人たちとの交流が始まる。どうも不穏ななりゆきになりそう。

歓迎の宴に羊肉が出てきて、まひろの父親、為時(岸谷五朗)が苦労しているのを見かねてまひろ(吉高由里子)が「おいしい」とフォローするあたりの展開は、いかにも大石静っぽい。

羊肉はねえ、わたしは大好きだけど、あの臭みがダメな人は多いかも。一時期のとんでもないブームはどうなったんだか。

わたしの妻は北海道の人なので、本来のジンギスカン鍋はどういうものなのかを結婚以来、延々と語られています。沖縄に行った連中からは、山羊鍋の臭みはそれ以上だと聞かされていて、そこまで体験しなくてもいいか。とりあえず、越前なんだから宋人にはカニ食わしとけ。

松下洸平がしばらくドラマを引っ張るのかもしれない。この人は、いい感じ。

そしたら次回はえらいことに(笑)

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光る君へ 第21回「旅立ち」

2024-05-27 | 大河ドラマ

第20回「望みの先に」はこちら

どわ。NHK「鶴瓶の家族に乾杯」に酒田が。八嶋智人とふたりで酒田を縦横無尽。おわー志幡(しばた)の旦那と女将まで出てきた。あの女将ほどきれいな人はなかなか。川柳のラーメンまで食べたら酒田入門編としてばっちりだな。わたしが勤務した小学校の桜が紹介してもらえてちょっとウルッときた。来週も酒田なのでよろしく。

さて光る君へ。人事異動のお話。紫式部(吉高由里子)のお父さん、藤原為時(岸谷五朗)は淡路守に任じられて久しぶりに官職に就くことになる。でも娘は、漢語が得意な父親には、むしろ大陸から訪れている民衆への対処のために、越前守の方がいいのではと道長(柄本佑)に遠くからアドバイス。

今度は父親の人事にまで介入するか紫式部。

とんでもない不祥事を起こしたブーの息子、伊周(これちか)は太宰府への左遷を命じられるがそれを拒否。菅原道真にしてもそうだけど、現代からすると太宰府ってそんなに左遷の象徴だったのか。うちは座敷に道真の掛け軸をかけてるけど、それ学問の神様としてどうなの。

あ、それ以前に、越前守ってその名のとおり越前の国司ってことだったんですね。知らなかった。だって出羽守とか肥後守とか言うけど、越前守ってわたしたちのイメージだと大岡越前じゃないですか。一種の官名だと思ってました。後世に変容したのかな。

この大河の一方の柱である清少納言(ファーストサマーウイカ)は、彼女にとっての最大のアイドルである定子(高畑充希)を事実上失う。そして生まれたのが「枕草子」とは知らなかった。一種の私信だったのか。

この時点で「春は曙……」が出てくる。すると藤原道長がモデルではないかと誰でも思う「源氏物語」よりも先にあのエッセイ集は紡がれていたのか。それ、常識なんですか、すいません歴史しらずで。

で、これからボロクソに言い合うあたりは楽しみではあるんですけどそんな展開にはならないのかな。

第22回「越前の出会い」につづく

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「光る君へ」 第20回「望みの先に」

2024-05-19 | 大河ドラマ

第19回「放たれた矢」はこちら

よくわからない政争の果てに(マジでよくわからない)藤原道長(柄本佑)は政界のトップに立つ。そのコネでまひろ(吉高由里子)の父、為時(岸谷五朗)は、望みの地に任官されることになる。

「なぜだ」

うちの娘が時の権力者とエッチしてたから、と聞いても為時は怒らない。そういう時代だったってことかな。

政治の混乱の多くは経済の問題であることが多く、のちの保元の乱とかだって武士の台頭にはそれなりの経済的裏打ちがあった。でもこの道長の時代は(歴史知らずなのでもうしわけないけど)藤原の治世がうまくいっていたんでしょう?

それなのにこんなにもめている。その中心は天皇家の後継ぎを誰の娘が産むかだ。特に男の子を。で、その頃はそういう“ルール”だからみんな血道をあげていたんでしょう。そのルールに長いこと淫していたのよね。

近年の保守派が、遺伝子がどうしたとか言い出したときは笑いました。この時代にXだのYだのという情報があったわけないのに。

あえて言いますけど、帝や国王がいくらでもお妾さんをかかえていた時代ならともかく、今の天皇家がそれでやっていけるわけないのは誰でも理解できる。だったら、女性天皇を認めるぐらいは最低条件じゃないですか。

国粋主義的な人たちが、なぜか皇統の血筋と離れてもいいと主張する不思議。

まるでコント芝居のような形で、紫式部と清少納言が中宮の館に入れるというあたりは見逃してあげます。ドリフとか歌舞伎とかを狙ったでしょ。ロバート秋山が検非違使としてちゃんと仕事をしているのにびっくり。

第21回「旅立ち」につづく

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「光る君へ」 第19回「放たれた矢」

2024-05-14 | 大河ドラマ

いきものがかり 『SAKURA』Music Video

「第18回「岐路」はこちら

この、放たれた矢がどんな意味を持つのか歴史知らすのものだからさっぱりわかんねー。

いやそれはいいのよ(よくはないんだけど)、その歴史知らずの人間にとってだって紫式部と清少納言と藤原道長はさすがに知っている。

その三人が関わり合っている。

そこになんかある?

あると思います。強引だと主張する人もいるんでしょう、でも、そんな歴史上の偶然はあるでしょうや。あってくださいよ。あるに違いない。かも。

それ以上に、位の低いまひろ(吉高由里子)が天皇に会うってのがいい展開ですよね。

わたしは思う。こんな偶然ってあるんだ。以下列挙します。

・ジョン・レノンとポール・マッカートニーが近所に住んでいた。

・岩城滉一と五輪真弓が同級生だった。

・オリックスの頓宮裕真と山本由伸は隣同士だった。

・いきものがかりの吉岡聖恵と作家の深緑野分は同級生だった。

・宮崎駿と麻生太郎は学習院で同級生。

・長嶋有と安田顕は同じ中学で長嶋有が1年先輩。

いきものがかりの吉岡聖恵が高校時代に深緑野分におごってあげたという話には爆笑しました。

かくのごとく、世の中には偶然というものがあり、それを否定したかったら、この現実をどうとらえるんだってことですよね。ミステリだったら認められませんけど。

第20回「望みの先に」につづく

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光る君へ 第18回「岐路」

2024-05-05 | 大河ドラマ

第17回「うつろい」はこちら

また三匹の子豚を例えにしてもうしわけない。自分が歴史音痴なものだから、こうしないと整理できないんです。

まず長兄のブー(井浦新)が死ぬ。そして彼は後継に次兄のフー(玉置怜央)を指名し、しかし彼は関白になってからわずか7日で亡くなってしまう。

さあ次の関白は誰かという話になったときに、誰よりも意欲的だったのはブーの息子、藤原伊周(これちか)で、どうもウー(柄本佑)の出番はないように見える。なにより、道長が関白になる気がないのが大きい。

そこをひっくり返すのがウーの姉、詮子(あきこ)だ。吉田羊がおみごとな芝居を見せる。ここで道長を関白にしなければ、彼女は不遇なままで終わる可能性もあったから。

しかし今回の白眉はフーの無念でしょう。さんざん悪いことをやった。それは自分でわかっている。でも権力の頂点に達した途端に疫病にかかってしまう。因果応報。それでも、ウーの優しさがうれしかったという描写。

わたしはちょうど今日「ブーリン家の姉妹」という映画を見ていて、英王朝がいかに王妃に男の子を産んでほしかったがわかった。なんだこの執念は。

いいじゃん跡取りが女の子でも

何が言いたいかはお分かりですよね。

あのヘンリー8世のお話だったのを途中で気づく。しかしよろしいですか。昔の国王は、ナタリー・ポートマンスカーレット・ヨハンソンを「どっちがいいかなあ」とか考えていたんです。許せん。そして、彼のあとを継いだのが結果的にエリザベス一世だったのだ。

まあ、ありえない道長と紫式部の最後の出会いが、明らかに「第三の男」をいただいていたのはナイス。

第19回「放たれた矢」につづく

コメント (2)
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