お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

看護する身、される身

2012年03月19日 | 雑感
 昨日は雨模様の中、春の彼岸法要には、たくさんの方にお参りお聴聞いただき、ありがたいことでした。


 お彼岸の墓参り客の応対で、皆さんのお話を聞かせていただいていると、
高齢者のお世話、病人のお世話に心労なさっている方が多くおられます。

 思わぬ事故で頸椎損傷、全身麻痺された身内の世話にかかりきりのご家族の苦しみがあり・・・
 その被看護者・まだ50代で、突然、不自由な体になられ、つい、そのイライラを一番世話をしてくれている身内にぶつけてしまう方の悲しみがあり・・・
 
 高齢者の世話で自由な時間がとりにくい方の心身の疲れがあり・・・

 「いつまでも生きているから若い者に迷惑をかけてしまう」と嘆く高齢者の悲しみがあり・・・

 看護する者、看護される者、どちらも自分の思い通りにならない苦しみに心穏やかにならず・・・
 生き抜くってことは、なまやさしいことではない 

 私なら、どちらが悲しいだろう
 看護する身も大変だけれど、(認知症にならぬまま)最愛の者たちに負担をかけ、看護される身は、もっと、もっとつらいだろうな・・・

 
 
 
コメント
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