一週間前には空梅雨の影響から、深刻な
水不足が心配された京都の保津川でしたが、
ここ連日の雨模様で、その心配が嘘の様に
水位が回復してきました。
上流にある口丹波の水がめ「日吉ダム」の
貯水量も一時は40%を切っていましたが、
今では60%を越える勢いで伸びているようです。
今年は6月梅雨入りしてから、大陸の高気圧が
押していて梅雨前線が太平洋上に下げらていた
ので、いよいよ空梅雨と覚悟したものですが、
一気に本格的な梅雨様相を呈してきたようです。
私達、船頭にとってはまさに「恵みの雨」といった
ところですが、突然変化した、ここ数日の活発な前線の
影響で、洪水災害に見舞われている地域の方々がおられる
ことを考えると、手放しでは喜べない心境でもあります。
どうして最近の天候はこうも、極端なのでしょう?
全く降らない日が続くかと思ったら、
局地的に集中して大雨が降る。
本来、自然には天の計らいか、妙味なバランスに
よって生命が生存するに最適な環境を保ってきました。
梅雨の雨も、稲作にとって非常に重要だと言われています。
この時期にたっぷり水分を吸収し、夏の強い太陽の光を
浴びて、実り豊かな稲穂を育ててくれます。
そのバランスが狂い、降るべき時に降らなかったり
降りすぎたりしているのが、ここ数年の気象状態だと
思います。
雨が降るごとに川の表情も、普段の穏やかな顔から、
なにか激しい気性で私達に対抗する様な感じがします。
川の上で生きる私達船頭には、異常な気象になる度に
自然が怒っている感情を感じてしまいます。
考え過ぎかもしれないですが、自然が牙を剥いた
時の怖さを身をもって知っているのも私達です。
私達人間は、度々送ってくる自然のメッセージに
その真意を聞き取る感性を持ちたいものです。
自然環境の狂いは外の世界に原因があるのではなく、
自らの心の内にあることを忘れたくないですね。
水不足が心配された京都の保津川でしたが、
ここ連日の雨模様で、その心配が嘘の様に
水位が回復してきました。
上流にある口丹波の水がめ「日吉ダム」の
貯水量も一時は40%を切っていましたが、
今では60%を越える勢いで伸びているようです。
今年は6月梅雨入りしてから、大陸の高気圧が
押していて梅雨前線が太平洋上に下げらていた
ので、いよいよ空梅雨と覚悟したものですが、
一気に本格的な梅雨様相を呈してきたようです。
私達、船頭にとってはまさに「恵みの雨」といった
ところですが、突然変化した、ここ数日の活発な前線の
影響で、洪水災害に見舞われている地域の方々がおられる
ことを考えると、手放しでは喜べない心境でもあります。
どうして最近の天候はこうも、極端なのでしょう?
全く降らない日が続くかと思ったら、
局地的に集中して大雨が降る。
本来、自然には天の計らいか、妙味なバランスに
よって生命が生存するに最適な環境を保ってきました。
梅雨の雨も、稲作にとって非常に重要だと言われています。
この時期にたっぷり水分を吸収し、夏の強い太陽の光を
浴びて、実り豊かな稲穂を育ててくれます。
そのバランスが狂い、降るべき時に降らなかったり
降りすぎたりしているのが、ここ数年の気象状態だと
思います。
雨が降るごとに川の表情も、普段の穏やかな顔から、
なにか激しい気性で私達に対抗する様な感じがします。
川の上で生きる私達船頭には、異常な気象になる度に
自然が怒っている感情を感じてしまいます。
考え過ぎかもしれないですが、自然が牙を剥いた
時の怖さを身をもって知っているのも私達です。
私達人間は、度々送ってくる自然のメッセージに
その真意を聞き取る感性を持ちたいものです。
自然環境の狂いは外の世界に原因があるのではなく、
自らの心の内にあることを忘れたくないですね。