保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

祇園祭・宵山

2005-07-17 07:35:22 | 京都情報
昨日16日は祇園祭の宵山でした。
土曜日が宵山にあたるのは11年ぶりとの事。
凄い人出になることは分かっていましたが、
この時期になると、どうしても
‘コンコンチキチン、コンチキチン’が恋しくなり
ついつい、繰り出してしまうはっちんです。



京都の両親の家に車を止め、烏丸御池側から、山鉾を
目指します。まだ、6時前で人通りも少なめでした。


烏丸御池の名所といえば、やっぱり新風館!
新風館とは、大正十五年、逓信省の電話交換オペレーションセンター
として生まれ、その後NTTビルとして使われていた洋館。
今は最先端の情報発信型商業施設”新風館”として生まれ変わったもの。



昨日は宵山ということもあり、地元FM局αーステーションの
公開放送が催されていました。中央のエントランス広場には
ホットドックやかき氷の屋台が並び、大勢の若者で
賑わってました。



ここ新風館にははっちん御用達の金襴アートファッションの
お店「M-HERO」があります。



M-HERO」さんは、京都西陣織で使用される金糸を織り込んでハンチング帽子やベルト、携帯ストラップなど
を作られている、新進気鋭の京都アートの担い手なのです。

金襴とは「ひな人形」や「僧の使用する衣」、「掛け軸」などに
使用されている、柄を織り出した織物のことです。
この日は宵山に加えイベントも催されていたので、
お店の前には黒山の人だかり状態でした。
邪魔にならないように店員さんに少し挨拶し立ち去りました。


そして、恐ろしい人だかりの中、山鉾を目指して突き進みます。
しかし、想像以上の人の多さ、一回人ごみに入ると、
もう身動きがまったくできません。
右にも左にも、上にも下にも行けないのです。
もみくちゃにされながらも、祇園祭の花形鉾?長刀鉾を目指します。




人ごみにもまれること約30分、やっとのことで長刀鉾まで
たどり着くことができました。
シャッターを切ろうとするのですが、身動きがとれず、
いいアングルが定まらないです~

山鉾を通り過ぎても、わき道にそれるのに、
これまた、一苦労。合流する交差点では、人の
渦巻き状態ができ、体が捻じ曲げられそうに・・・

どこへ避けても人、人、人、の祇園祭。

京都人ならこの様な事態は、最初から分かっているのですが、
なぜか行ってしまうのが、祇園祭なのです。