保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

明日は大会!頑張れ、キッズドラゴン戦士達

2006-09-15 17:10:11 | 空手・格闘技
何かと大変なこの時期ですが、明日は我が空手道場「斯道会」
の戦士たちが待ちに待った大会・北大阪空手道選手権大会
「ミレニアム・カップ」が開催される日です。

同大会には関西地域のみならず中部、中国地域
の道場からも出場選手がやってくる
この秋一番の大規模な少年少女空手大会です。

自分が率いる斯道会空手道場からも24名の
キッズドラゴン戦士が出場します。

極真会館をはじめ少年部・日本トップクラスの
実戦(フルコンタクト)空手団体31流派の道場が
集結して、学年および体重別にクラス分された
トーナメント方式で進められます。

子供の大会ということもあり勝敗以上に、実際に拳を交えて
戦うことという経験と学習にテーマに置き、子供達の可能性の追求
並びに団体間の交流の推進、日本武道の振興を図る目的に
開催される未来型の空手大会です。

過去、我が道場では準優勝者を先頭に毎年、多くの入賞者
を輩出してはいますが、まだ優勝した選手がいないのです。
今年こそ、初の優勝選手をこのメンバーの中から
輩出したいところです。

我が斯道会道場の戦士諸君、日頃の鍛錬の
成果を存分に発揮して、実力通りの試合を
すればみんな勝利を手にする事が出来ると
確信してます。

そして何より楽しい大会経験を積んで、
空手修行の励みにしてくれれば
指導者として嬉しい限りです。


「第14回北大阪空手道選手権大会・ミレニアム・カップ」
日時 9月16日(土)
場所 高槻市総合スポーツセンター
開場 AM9時~
入場無料

自分がこの1ヶ月で得たものとは?

2006-09-15 00:48:52 | 船頭
皆さん、お久しぶりです。

「8・15」に起った落石事故から早いもので、もう
1ヶ月が経とうとしております。

長らくのご無沙汰でしたが、保津川下りも迂回路を整備するという
安全対策が整い、とりあえず再開のメドが立ってきました。

またこうして再び「保津川下りの船頭」のブログを
更新することができることを心から嬉しく思っているところです。

お蔭で近年にはない「長期の夏休み」を戴くことになった訳ですが、
我々の場合、船を運休するということは一切の収入源が即途絶える
ことを意味するので時間的自由を活かし
「のんびり~南の島でバカンス~」と優雅に
洒落込めないところが少し残念なところではあります。

自分自身もこの休み期間は、船頭とは全く異なる業種で
就労しておりました。

とはいえこんなご時世です。休業になったからってすぐに違う仕事
と都合よくは、なかなか見つからないところなのですが、そこは
いろいろと力になって下さる方々にも恵まれ、お蔭さまで
多忙で充実した日々を過ごしておりました。

今回のことでは、自然を相手にする仕事の厳しさと
自然への意識の甘さ を心底思い知らされました。
また自分自身も翌日から危機的状況下に置かれたことで
この厳しいご時世のもと、職探しに苦難する人の気持ちが
少しですが理解できた様にも感じています。


‘逆境が人を育てる’とはよく言ったものです。

‘生きていく’というありのままの厳しい現実。
それがリアリティーをもってわが身に降りかかり、
真正面から人生と対峙する機会が持てたことはある意味、
貴重な得難い経験であり、自分を人間として一回り大きく
させてくれたと自負しているところです。

短期でしたが職を失うという厳しい現実を前に、
決断の難しさ、行動する勇気、異業種の難しさを
身をもって知ることができました。

自分の中では一つのブランドともなっていた
船頭いう職を離れ、一人の人間として、
自分にどれほどの価値があるのか?
自分は一体何が出来るのか?
をしっかり認識する事も出来ました。

そこは卓上の空論や理屈の通る世界ではなく
あまりにもリアルな現代社会が広がっていました。


そんな道中でしたが、まさに「Lean on me 」の歌の世界の様に、
自分は家族や友人達の温かい‘情’を知り、その情に
支えられ何とか心倒すことなく無事に過ごすことが
出来たと思っています。

人は自分一人の力で生きているのではない!
多くの人に支えられ生きていけるのだ!
今の地位や実力を過信してはいけないのだと。

今はただ感謝の言葉しか見つかりません。


再開のメドがたったとはいえ、保津川が以前の
隆盛を取り戻すまでには、まだ時間が掛かることでしょう。

しかし‘逆境こそが人や組織を育てる’いう信念と
人の情を大事にして、更なる飛躍を求め‘夢とロマン’を
忘れず歩んでいきたい、今は本当にそう感じているのです。