保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

京都の秋、‘まつり’も最高潮へ!

2008-10-21 15:40:04 | 京都情報
実りと収穫の秋です。京都では五穀豊穣を
神様に祈る「お祭り」が各所で行われます。

昨日は地元亀岡で「保津の火祭り」が勇壮に
行われ、23日からは亀岡最大の祭り「亀岡祭」
が25日まで行われます。

「秋祭り」の本場・京都市内でも明日22日には
平安神宮のまつり「時代祭」と左京区で「鞍馬の火祭」
が行われ、京の秋祭りも最高潮へむかいます。

時代祭は、春の葵祭、夏の祇園祭と並び京都の三大祭
のひとつに数えられるものの、その歴史は比較的新しく
明治28年に平安遷都千百年を記念して市民の祭として
始められたもので、一大時代絵巻の行列が、秋の
都大路を雅やかに彩ります。

京都市民全てが氏子にあたる平安神宮のまつりですから
市民にはとても愛着のある祭として人気があるほか、
日本の歴史を辿る祭として外国人観光客も大勢見物に
訪れられます。

約2キロに及ぶ行列は各時代の服飾変遷絵巻が見どころ!

そして、その日の夜には勇壮な「鞍馬の火祭り」

鞍馬の火祭りは、940(天慶3)年、世の中の平安を願って、
朱雀天皇が御所に祭っていた由岐明神を京の北方の鞍馬に
遷宮し、北の鎮めとしたことに始まります。
遷宮の際に松明、神道具などを携えた行列に、感激した鞍馬の
住民が由岐明神の霊験と儀式を後生に残そうと伝え、守ってきた
祭りなのです。
長さ3.5メートル、重さ70kgの手作りの松明(たいまつ)を
成人男性が1~3人で持ち「サイレヤ、サイリョウ」のかけ声と
共に鞍馬の集落を練り歩きます。

クライマックスは鞍馬寺山門に百数十本もの松明が集結し、
燃え盛る炎がひしめき、合図とともに注連が切られると、
大松明が石段に殺到して焼き捨てられていくのです。

一晩のうちに、総数300本以上のお松明を神事の間に
燃やし尽くしてしまうそうです。

鞍馬一帯の街道は狭く、駐車場がないので、
叡山電鉄を使用されるほうが賢明だと思われます。

☆「時代祭」
京都御所 (12:00) 出発
烏丸丸太町 (12:25)
烏丸御池 (12:45)
河原町御池 (13:20)
京阪三条 (13:40)
三条神宮道 (14:10)
平安神宮 (14:30) 到着 です。


☆「鞍馬の火祭り」
祭り開始はPM6時ごろです。
PM8時頃、松明に点火します。
PM9時頃にもなると300本近い松明が
鞍馬寺山門前の石段に集合します。

祭りは神輿が御旅所に安置される
午前12時頃まで続きます。

交通は京阪「出町柳駅」から
叡山電車に乗り換え「鞍馬駅」で下車。