実りの秋です。保津峡谷の山々にもマッタケなど
きのこ類が実りの時を迎え、山登りハイカーなども
きのこ採取を楽しまれていることでしょう。
しかし! この時期、最も恐ろしい「危険生物」が
山には生息していることを忘れてはいけません!
そう、その危険生物こそ毒蛇マムシです。
噛まれると命の危険もあるといわれる毒蛇だけに
この時期のきのこ採種や山歩きではもっとも注意が必要です。
先日も船頭仲間のひとりがイノシシ猟の下見に
入山していた時に、偶然マムシに遭遇したのです。
イノシシ猟で山を知る彼は、マムシの対処法もよく
知っていて、折れた小枝の股で首を抑え捕獲したのですが
なかなか素人には真似のできない芸当です。
素早くペットボトルに入れ、遊船の乗船場まで
持って帰ってくれました。
間近で見る機会などない、マムシの登場に
お客さんたちは大盛り上がり!
特に子供達は「きもちわるい~」「恐そう~」
などと口々に話ながら、目を黒々させて
ペットボトルに入ったマムシを観察していました。
そして、捕獲した船頭から「マムシはな、落ち葉の堆積した斜面や
茂った薮、倒木の裏や立木の洞、石の陰などに潜んでいる。」
「陽当たりの良いところでも、日向ぼっこをしているから注意や。」
「脅かしたり危害を加えさえしなければ、おとなしい。」
などとマムシのいる場所や生態についてのレクチャーを
受けていました。
自然の中には人間にとって危険な場所、生きものが
生息していることを、マムシを直に見ることにより
リアルに学び感じてもらえたことでしょう。
保津峡でも毎年マムシの被害の話を聞きます。
特に秋のマッタケやキノコシーズンが危ないのです。
人間の側にその気がなくても、マムシとしては人間との遭遇は
脅威、うかつにマムシに触ったり踏んずけると必ず噛まれます。
もしマムシに噛まれた時は爪を押し当て3分程度血液とともに
毒を絞り出して沢の流水で洗い流すこと。この時、口で毒を
吸い出してはいけません。口の中に毒が入り歯茎の傷から
体内に侵入すると危険だからです
また、早く病院へ行こうと焦り走ると血圧があがり
毒の回りが早くなるので注意してください。
さてさて、このマムシ、その後どうなったか?
数日、水が少し入ったペットボトルの中で飼われ、
糞などを出し切らせ、消化作用が止まったら
酒を入れたビンに移し、マムシ酒にされるそうです。
また時には、腹を割いてから天日に干し、串刺しにして
カラカラに乾燥させ、すり鉢ですりつぶし、これをゴマ塩に
混ぜて‘ふりかけ’にしたりするそうです。
これは漢方薬にもなり虚弱疲労に絶大な効果があるそうです。
ここまで聞いていると、なとも憐れなりマムシの末路。
実は秋の山の中で最も恐い「危険生物」は・・・???
そう‘人間’なのかもしれませんね・・・。
きのこ類が実りの時を迎え、山登りハイカーなども
きのこ採取を楽しまれていることでしょう。
しかし! この時期、最も恐ろしい「危険生物」が
山には生息していることを忘れてはいけません!
そう、その危険生物こそ毒蛇マムシです。
噛まれると命の危険もあるといわれる毒蛇だけに
この時期のきのこ採種や山歩きではもっとも注意が必要です。
先日も船頭仲間のひとりがイノシシ猟の下見に
入山していた時に、偶然マムシに遭遇したのです。
イノシシ猟で山を知る彼は、マムシの対処法もよく
知っていて、折れた小枝の股で首を抑え捕獲したのですが
なかなか素人には真似のできない芸当です。
素早くペットボトルに入れ、遊船の乗船場まで
持って帰ってくれました。
間近で見る機会などない、マムシの登場に
お客さんたちは大盛り上がり!
特に子供達は「きもちわるい~」「恐そう~」
などと口々に話ながら、目を黒々させて
ペットボトルに入ったマムシを観察していました。
そして、捕獲した船頭から「マムシはな、落ち葉の堆積した斜面や
茂った薮、倒木の裏や立木の洞、石の陰などに潜んでいる。」
「陽当たりの良いところでも、日向ぼっこをしているから注意や。」
「脅かしたり危害を加えさえしなければ、おとなしい。」
などとマムシのいる場所や生態についてのレクチャーを
受けていました。
自然の中には人間にとって危険な場所、生きものが
生息していることを、マムシを直に見ることにより
リアルに学び感じてもらえたことでしょう。
保津峡でも毎年マムシの被害の話を聞きます。
特に秋のマッタケやキノコシーズンが危ないのです。
人間の側にその気がなくても、マムシとしては人間との遭遇は
脅威、うかつにマムシに触ったり踏んずけると必ず噛まれます。
もしマムシに噛まれた時は爪を押し当て3分程度血液とともに
毒を絞り出して沢の流水で洗い流すこと。この時、口で毒を
吸い出してはいけません。口の中に毒が入り歯茎の傷から
体内に侵入すると危険だからです
また、早く病院へ行こうと焦り走ると血圧があがり
毒の回りが早くなるので注意してください。
さてさて、このマムシ、その後どうなったか?
数日、水が少し入ったペットボトルの中で飼われ、
糞などを出し切らせ、消化作用が止まったら
酒を入れたビンに移し、マムシ酒にされるそうです。
また時には、腹を割いてから天日に干し、串刺しにして
カラカラに乾燥させ、すり鉢ですりつぶし、これをゴマ塩に
混ぜて‘ふりかけ’にしたりするそうです。
これは漢方薬にもなり虚弱疲労に絶大な効果があるそうです。
ここまで聞いていると、なとも憐れなりマムシの末路。
実は秋の山の中で最も恐い「危険生物」は・・・???
そう‘人間’なのかもしれませんね・・・。