京都府の農山村集落での過疎化がとまらない!
府の推計によると、府下の農山村で65歳以上の人口が50%を超える集落、いわゆる
「限界集落」は329集落あり、2015年度には614集落に達するであろうという
見解を示しています。
これまで集落の生活基盤を支えてきた農業や林業などの第一次産業の衰退に加え、
財政難による公共事業の先細りも相まって今、これらの農山村で生計を立てること
は極めて困難な状況なってきています。
地元に仕事がない状況は、働き手となる若年層を中心に、都市部への人口流出を加速させ、
農地の休耕地や山の荒廃を招き、益々、農山村の過疎化は生存の観点からも深刻度を増してきています。
そして、私もこれらと同様の集落をルーツに持つ者です。
14日深夜に放送されたMBS毎日放送の「映像’10」で紹介された「心つないで 杖ヶ藪」の
紹介文にも書きましたが、これまで農林水産物の供給地として、この国を支えててきた農山村の集落を
「限界集落」などという名称をつけて「対岸の火事」と、のんきに構えていていいのでしょうか?
食料自給率が50%を切るこの国で、海産物を中心に海外との食料摩擦は激化する一方です。
また、バイオエタノールという食料を燃料に転化する、国際的な思惑が交差する穀物戦略も
進む厳しい状勢の中、生存の基盤の脆弱な我が国の進んでいる方向は正しいのでしょうか?
とはいえ、集落では「村おこしをしようにも、みんな年寄りでリーダーすらない」のが現状です。
人もモノはもちろん教育、情報などあらゆる分野で都市と農山村の生活格差は広がる一方です。
安全な食・水の供給地は、過去も将来も国の生存を支える最も大事な基盤です。
その上、自然環境の保全や価値の再認識や地域文化の継承などを果たす役割として
農山村の重要性は強調して強調し過ぎることはないと思います。
そのためにも、都市と農山村との人的交流を深め、生活基盤の再生を見据えた、
活性化へ向けた組織づくりなども一考だと思います。
都市と農山村は支えあって共存していかねばなりません。
それにはまず、人が行き来し、お互いを知ることから始めることが
その一歩になると信じます。
少子化と高齢化が進むこの国では、この過疎の集落で起こっている現実が、けして
対岸の問題ではなく、この先にある‘危機’だという認識を、都市の人も持つ必要があるでしょう。
過疎化の問題は、個々の地域だけで解決できる問題ではなく、都市部も含む地域間の視点に立った意識の広がりが必要不可欠だと考えます。
複雑な要因が絡み合った過疎集落の問題は、確かに簡単ではなく、速攻性のある特効薬が
あるわけではないですが、都市も農山村も、お互いの立場を理解しあい、ともに助け合う‘勇み心’があればきっと、暗闇の中に一すじの光を見つけることが出来るのと信じます。
府の推計によると、府下の農山村で65歳以上の人口が50%を超える集落、いわゆる
「限界集落」は329集落あり、2015年度には614集落に達するであろうという
見解を示しています。
これまで集落の生活基盤を支えてきた農業や林業などの第一次産業の衰退に加え、
財政難による公共事業の先細りも相まって今、これらの農山村で生計を立てること
は極めて困難な状況なってきています。
地元に仕事がない状況は、働き手となる若年層を中心に、都市部への人口流出を加速させ、
農地の休耕地や山の荒廃を招き、益々、農山村の過疎化は生存の観点からも深刻度を増してきています。
そして、私もこれらと同様の集落をルーツに持つ者です。
14日深夜に放送されたMBS毎日放送の「映像’10」で紹介された「心つないで 杖ヶ藪」の
紹介文にも書きましたが、これまで農林水産物の供給地として、この国を支えててきた農山村の集落を
「限界集落」などという名称をつけて「対岸の火事」と、のんきに構えていていいのでしょうか?
食料自給率が50%を切るこの国で、海産物を中心に海外との食料摩擦は激化する一方です。
また、バイオエタノールという食料を燃料に転化する、国際的な思惑が交差する穀物戦略も
進む厳しい状勢の中、生存の基盤の脆弱な我が国の進んでいる方向は正しいのでしょうか?
とはいえ、集落では「村おこしをしようにも、みんな年寄りでリーダーすらない」のが現状です。
人もモノはもちろん教育、情報などあらゆる分野で都市と農山村の生活格差は広がる一方です。
安全な食・水の供給地は、過去も将来も国の生存を支える最も大事な基盤です。
その上、自然環境の保全や価値の再認識や地域文化の継承などを果たす役割として
農山村の重要性は強調して強調し過ぎることはないと思います。
そのためにも、都市と農山村との人的交流を深め、生活基盤の再生を見据えた、
活性化へ向けた組織づくりなども一考だと思います。
都市と農山村は支えあって共存していかねばなりません。
それにはまず、人が行き来し、お互いを知ることから始めることが
その一歩になると信じます。
少子化と高齢化が進むこの国では、この過疎の集落で起こっている現実が、けして
対岸の問題ではなく、この先にある‘危機’だという認識を、都市の人も持つ必要があるでしょう。
過疎化の問題は、個々の地域だけで解決できる問題ではなく、都市部も含む地域間の視点に立った意識の広がりが必要不可欠だと考えます。
複雑な要因が絡み合った過疎集落の問題は、確かに簡単ではなく、速攻性のある特効薬が
あるわけではないですが、都市も農山村も、お互いの立場を理解しあい、ともに助け合う‘勇み心’があればきっと、暗闇の中に一すじの光を見つけることが出来るのと信じます。