京都を横断するメインストリート四条通り。
祇園界隈は八坂神社へと向かい商店街となっていますが、
その祇園石段下の商店街の北側の並びに
家傳京飴「祇園小石」があります。
過日、祇園ぶらり歩きを思いついたとき、一番に
行こうと決めていたのが、今京都で話題の和スィーツ。
京都人のみならず観光客の間でも‘京の和スィーツ’の
お店への注目は相当なもの。その道の一流店が軒を連ねる
のがこの祇園界隈なのです。
今回、選んだのは京都で最初にパフェ系の和スィーツを
考案した行列が出来る店といわれる「祇園小石」です。
この祇園石段下に店を構えること七十年という
老舗の飴屋「祇園小石」は砂糖を煮つめて飴菓子に
する製法で「京飴」という伝統ブランドを確立した
飴菓子屋さんですが、最近は秘伝の黒糖みつを使用
し「茶房こいし」という和スィーツカフェも店内に
併設して展開されています。
まだ、午前中という時間にもかかわらず、修学旅行の女子学生
や若い女性客で店内は満席状態でした。「行列ができる店」と
いう噂は本当ですね。
甘党のはっちんには目移りするメニューばかりでしたが
今回は「抹茶シフォンパフェ」と「黒糖のコーヒゼリー」
抹茶シフォンパフェは濃い抹茶のアイスクリームにあずきの
あんが掛けてあり、苦味のあるアイスに甘さのアクセントが
よく効いています。またアイスの下には抹茶シフォンケーキと
抹茶餅風ゼリーまで入った抹茶づくしの贅沢な一品です。
ケーキやゼリーの抹茶それぞれの味や食感が微妙に異なり、
一口ごとに楽しめる味に仕上げてあるのはさすがです!
「黒糖のコーヒーゼリー」もコーヒーの苦味を
黒蜜がさりげなく甘みをかもし出し、あと味も
楽しめる仕上げで完成度が高い一品です。
洋スィーツ大好きなはっちんでしたが、
『京の和スィーツ」のレベルの高さを
実感させられました。
まさに和スィーツ、恐るべしです!
もちろん、帰りには伝統の京飴もおみやげに
買って帰りました。
「昔風のど飴」を購入。『金柑』きんかん が
のどにいいらしいです。
伝統の技法でつくり上げた香ばしい風味を特徴とした
祇園小石の「京飴」ですが、祇園歳時記という
季節感を取り入れた月々限定の飴もつくる
など、新しい感性も取り入れています。
祇園に行かれたら、是非、訪れてみて下さい。
《祇園小石 》
住所 京都府京都市東山区祇園町北側286-2
電話 075-531-0331
営業時間 10:30~19:30(季節によって異なる)
定休日 不定休
座席 T50席
☆主なメニュー
黒糖シフォンパフェ ---- 950円
抹茶シフォンパフェ ---- 950円
抹茶と和菓子のセット ---- 900円