散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20171019最近読んだ本

2017年10月19日 23時28分55秒 | 読書
■「O.tone vol.108」
蕎麦屋さん特集なのだが、なかなか行きやすい場所にはない。創作の庭は蒼野甘夏「伊邪那岐鬼払図」「伊邪那美月読図」。これは傑作だと思う。

■「グルメ漫画50年史」杉村啓
グルメ漫画の50年を一望する本だが、「食の軍師」「ハルの肴」のように漏れているものもある。

■「フラットランド」エドウィン・アボット・アボット
何かの本でずいぶん昔に知り、一度は読んでみたいと思っていた伝説的な本。二次元人が一次元の世界と三次元の世界を旅して、それぞれの認識ギャップをテーマにした幾何学SFという感じ。

■「世界が終わる街」似鳥鶏

■「ネクサス 上下」ラメズ・ナム
人類の可能性を高めるナノ・マシンだが、新人類の登場を恐れるアメリカは、研究者ごと抹殺する判断を下した。政治的思想の無かった主人公は自らの発明を人類の役に立てることはできるのか? ナノ・マシンが人類の役に立つことは間違いないのだが、使いようによっては奴隷を生み出すことも可能であり、科学の成果とその使われ方が問われる内容である。と同時に、明らかに映画化したら盛り上がりそうという、アクションも見どころ。

■「浜村渚の計算ノート 8さつめ」青柳碧人
「数学そのもの」がテーマになっている推理小説というのはこのシリーズくらいか。SFにはいくつかありそうな気がする。

■「太宰治の辞書」北村薫