ある退職教師のつれづれなるままに

38年間の教職26.3.31退職
4月1日再任用。自分の目でみたこと感じた事など
つれづれなるままに記します。

その65 人は単なる命令では動かない 

2012年02月19日 | 日記
 センター研続き
岩手のある教育長
「人は本来、人の命令では動かない。
命令の背景にある状況の理解・納得で動く」と。
これは
巧く人の心理をいいあててると感じます。
今の現場は、トップ。ダウン型でいつ、どこで決まったかも
わからず、動く状況が増えてきています。
納得の前の提案がなく、急に○○をやるということがまかりと通っているのです。
理解、する部分が欠除しているのです。

2人の教育長の進言について
センターの司会が「古い型の指導主事」かもしれません。
苦いお話でしたが・・とあいさつしていました。
次は
2日目の国語分科会です。
大きく2つの種類のレポートでした。
次回続く。
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その64 秋田は先取り型、岩手は後追い型の行政 センター研にて

2012年02月17日 | 日記
 秋田のある教育長が語りました。

「学習規律や3世代同居の生活環境などは岩手も環境的に近い。
現場でも規律面など重視しながらやっている。教育条件にまだ隠されている違いはなにか」
という点について

「秋田は少人数指導と少人数学級をいち早く取り入れている。」という点を強調されたのでした。
*学力向上の裏には少人数学級等を早々に導入しているのです。
その点、岩手は、東北の中で最も遅くようやく昨年度から実施しているのでした。
一番早いのは山形のさんさんプラン(33人学級)です。

そして
指導主事はチョークの色が良いなど細かい指導などいらない。
ほめなくていい。
困っていることに答える。
また、けなしてばかりで意欲をなくすこともいらない。
大きなスケールの大きいことを勇気をもっていってもらいたい。との提言。

まだまだ続きました。


学芸大の教授が元岩手の指導主事の方が
秋田はいいとおもっていることはどんどん取り入れる先取り型。
岩手はよそがやっていいと思ったことを
後から取り入れる後追い型であると分析されていました。

続く







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その63 指導主事ははたして十分機能しているのか センター研にて

2012年02月16日 | 日記
 恒例のセンター研。フロアーからの私の質問に対して
3人の方が予想を上回るコメント。

 質問1 学力向上で「ポイントは指導主事」についてどういうことなのか。

教育長さんは語りした。

①岩手県は指導主事の配置が各事務所の他に市町村単位でも配置されている。のが岩手の特徴であること。
隣の秋田の方もうなずいていた。

(*他県ではない配置なのです。東北の中で指導主事は最も多くそのための教育現場では其の欠員に臨採をあてています。このような実態の中では逆にこどもの学力が心配という声も以前から指摘されていたのです。)
 
教育長さんは語りました。
各教育現場の校内研にいっては指導要領の解説、授業の評価をしている。
それが1日がかりである。そのような時間の使い方でいいのか。

職務が偏っているのではないか。市町村での、自分の地域での具体的な課題、提言など
本来してほしいことが十分できていない。
そんなに出張せずに、自分の地域にいて仕事をしてほしいこと。

学校は変わるのだという認識をもってほしい等
まだまだ改善されることはある。
昔ながらの指導主事のやりかたに疑問をていしていたのでした。

校長の在り方にもふれていました。
現場と行政をみていろいろ改革するべきだと熱っぽく語っていました。

 次は秋田の教育環境について紹介します。


 
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その62 学力向上ポイントは指導主事 センター研で

2012年02月15日 | 日記
センター研初日。
午前中は学力向上と組織マネジメント。
1000人をこす参加者。大ホールはびっしりであった。

はじめにセンターから
県の実態と分析。
特に中学校の部活ごのスポ少が時間延長の隠れ蓑になっている問題点が指摘されていた。

秋田から宮城と隣接するある村の教育長が
あきたの学力の向上は
「村だからできる教育。賢い人間を育成し、社会に貢献できる人材を育成したい」と

岩手の県北の教育長から
地域全体で学力向上のため授業改善研修を地域全体で行っている。
外部からの県外の講師を年3回よんで授業をみあう。
よいものをみて学ぶに徹している報告がなされた。

2人とも熱っぽくかたっていた。

フロアーからの質問で自身で思っていることを3点質問した。
①センターの中学校の学力低下の原因は部活から
スポ少の延長の指摘は全てとはいえないのでは
データーでは4分の1であること
②秋田の教育長の報告、岩手の現場でも実践してることであり、
他に教育条件として大きな違いが何かあるのではないかということ
③県北の教育長に、ポイントは指導主事とあるがそれについて説明をと

2人の教育長は更に熱っぽく語ってくれた。それは注目するべき内容であった
続きは次回。
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その61 震災からの復興と共に  センター発表で

2012年02月13日 | 日記
 13日、センター発表、今回は震災からの復興がサブテーマ。
県内外から1000名をこえる参加者。
小・中・高校の校長があの時の学校の対応をレポート。
震災の心のケアとして国内外に活躍している兵庫教育大の富永教授がコメント。
岩手県内の被災にあった地域で幸いにも学校管理下では犠牲者は0人
保護者が迎えに来て巻き込まれたケースが多かった。
県教委は安全と確認されたら渡す。今後の方針を説明。

③本の報告は全体の概況が詳しく把握できた。
気になったのは報告した方々のことば
「生き延びることが出来た」ではなく『生かされた」という言い方であった。
戦時中、よくきく言葉である。
この天災が自分の力ではどうにもならない大きいものであったことを
感じたものである。当時の子ども達の様子など想像するといたたまれなく
参加者700人のこの分科会でシーンとした会場ではすすり泣く声がきこえていた。
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