保守派はリアリストである。感傷的に政治を語るのは潔しとしないのである。太宰治の小説「トカトントン」の主人公のように、潔癖であればあるほど、政治で全てが解決するとは思わないのである▼今回の参議院選挙でも、野党は批判のための批判しかせず、できもしないことを訴えているだけである。それで騙されたのが民主党政権の誕生であり、悪夢以外の何物でもなかった。それを繰り返す愚は避けなくてはならない。またぞろマスコミは年金問題でミスリードをしているが、世論調査の結果などからは、間違っても自民党が大敗することはなさそうだ▼太宰は敗戦後の世相を憂い、その主人公の感想として「社会党、共産党は、いやに調子づいてはしゃいでいるけれども、これまた敗戦便乗とでもいうのでしょうか、無条件降伏の屍にわいた蛆虫のような不潔な印象を消すことが出来ず」と書いたのである。敗れてもなお抗戦を口にした中尉や、楽しそうにデモをする労働者の純粋さに共鳴を覚えながらも、どこからともなく聴こえてくる「トカトントン」によって、現実に引きもどされたのだった▼政治は甘い夢を語ることではない。リアリストであった太宰はそれを知っていたのだった。敗戦から74年目を迎えようとしている今こそ、私たちは「敗戦便乗」政党を一掃しなければならないのである。
応援のクリックをお願いいたします
現状、自民党一択なのだが、平成末期から、時代を跨いで続いて居る、嘘と傲慢と悪い忖度の政治を終わらせるのも、我々国民の使命だ!
他党の名前を間違えて、指摘されても謝らないで逆切れする中韓人の様な振る舞いを、我々の日本人の名誉に掛けて、決して許しては成らない!
安倍総理には退陣して貰って、自民党の良心に期待するべきでしょう?
安倍総理には良い面と悪い面が在る。
日本人としては、どちらを重く見るかで投票先を決めるしか無い!