つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

映画「張込み」鑑賞

2019年10月23日 | 芸能

                 映画「張込み」

映画「張込み」を鑑賞しました。池袋の新文芸坐です。
松本清張原作、橋本忍脚本、野村芳太郎監督。1958年(昭和33年)松竹作品。
出演は、大木実、高峰秀子、田村高廣、宮口精二、清水将夫、高千穂ひづる、浦辺粂子、小田切みき、藤原鎌足など素晴らしい俳優陣です。
東京発鹿児島行きの急行夜行列車で佐賀まで行く二人の刑事。蒸気機関車で冷房もない夏の暑い列車を乗り継いでいく距離感。殺人事件の容疑者が、今は人妻であるかつての恋人に会いに来るか、家の向かいの旅館の二階から張込む。何事の変化もなく過ぎていく日々は静かな展開。恋人が容疑者へ会いに行くところを尾行してからサスペンス的展開となる。佐賀県の美しいロケーションが臨場感を高めていく。高峰と田村のラブシーンは迫力があり見事な演出。
話題作であり見損なっていたので、この機会に鑑賞しましたが、さすがに素晴らしい作品であり映画っていいなぁって感じた時でした。

(10月23日記)

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