つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

高尾山薬王院

2019年10月11日 | 名所

                高尾山薬王院

高尾山は東京中心部から西へ約50キロのところに位置し、江戸時代から信仰の霊山として、また都民、近県の行楽地として広く知られています。標高600メートルの山中には山岳信仰の飯縄大権現を奉る薬王院の諸堂が点在し自然林のなかに深遠な山容を形成しています。紅葉の山、杉の山として親しまれ、鳥や草木の種類が豊富なことで大自然の宝庫といわれています。
ケーブルカーの高尾山駅からゆっくり山道を歩いて30分ほどで薬王院に到着します。途中展望の良いところからは新宿の高層ビル群や東京スカイツリーなども見えました。蛸杉のところには「ひっぱり蛸」があります。参道に入ると急な男坂とゆったりの女坂に分かれています。男坂の108段の階段を登っていきます。苦抜け門などを通り、杉並木の道には杉苗の奉納者の氏名名札が並んでいます。演歌歌手で八王子在住の北島三郎の名前も掲示してありました。薬王院境内には天狗の像が多くあり、高尾山と天狗の関わりが伝わってきます。天狗は衆生救済の利益を施す力を持ち、古来より神通力をもつとされ、多くの天狗伝説や天狗信仰があり、神格化されています。薬王院に参拝をして帰りは女坂を下っていきました。登山者のなかには年配者のグループ、若い女性グループ、外国人観光客などが多く見られました。

(10月11日記)

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