(思い出)サンシャイン60かけ登り大会記録証
家の大掃除をしたときに一枚の「記録証」が出てきた。
第5回サンシャイン60かけ登り大会に参加した時のもの。
池袋にある60階建てのサンシャイン60ビルを1階から60階の展望台までの1,080階段をかけ登った記録である。
非常階段を2人ずつ30秒おきにスタートしていく。階段からは外の景色は見えない。ボーイスカウトの男子がところどころに立っていて「頑張って下さい!」と声をかける。
10階、20階までは元気よく駆け登っていった。途中先にスタートした参加者が階段に腰掛けて休んでいる人もいた。30階くらいまで来ると汗もびっしょりかいてくる。もう駆け上がって行く人も少なく、階段をかけ歩いて登っていく状態が続く。
40階ほどまで登っていくとそこには横に寝そべっている人も出てきた。50階まで行くと意識が朦朧として何階を通っているのか分からない。60階近くなるとまた力が沸いてきて元気が出てくる。
60階の展望台に到着するとゴールラインがあり、そこを通過すると誰もが床に倒れこんでいた。関係スタッフから、タオルとポカリスウェットを渡された。しばらくは、展望台から外の景色を見る余裕すらなかった。
スタートとゴール地点でタイムを連動させていて参加者のタイム記録が渡される。自分の記録は、13分47秒であった。平成3年11月17日のこと。
このサンシャイン60かけ登り大会の模様は、テレビニュースで報道されていて開会式のときに自分も写っていた。懐かしいかけ登り大会の記録証である。