ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2012.3.14 到着!「素敵にアロマテラピー」

2012-03-14 21:30:56 | Ruban Rose
 帰宅すると、時おりコメントをくださる猫目さんのブログで紹介されていた千葉治子さん・飯田智子さん著・Ruban Roseさん協力の「乳がんの人の心と体に 素敵にアロマテラピー」の本が届いていた。ラベンダーのシャセとオリジナルの薔薇のポストカードが添えられて。
 Ruban Rose(リュバンローズ:フランス語でピンクリボン)は、がん患者のハーバルライフを応援する患者会だという。

 先週末に注文して到着を待ち侘びていた。手に取って早速、一気呵成に読んでしまった。

 私はそもそもあまり香りの強いものは好きではない。化粧品も無臭のものを選んだり、コロンやトワレ等といった香水の類もつけたりしない。
 だが、月に1度のペースでもう10年近く通っているリフレクソロジーサロンでは、毎回2種類のうちから1つアロマの精油を選べるのだが、不思議なことに迷わず「こちら!」と決められる。全くの直感なのだが、最近、これこそ自分の体調を現わしているのだ、と思うようになっている。ここでは私が乳がん患者であることは分かっているから、エストロゲン様作用のある精油については除いてくださっている(今はホルモン治療をしていないので、関係ないといえば関係ないかもしれないが。)。

 また、細々とではあるが5年通っているホットヨガでも、リンパプラスヨガではジュニパーの香り~むくみの改善、血行が良くなり冷えの予防にも活躍する~、ヨガベーシックではオレンジの香り~リラックスとリフレッシュ、空気清浄作用がある~のスプレーが各々サービスされている。こうした効果をプロフィールで確認すると、なるほど、と腑に落ちるものだ。

 さて、肝心の本であるが、オールカラーで私の大好きなパステル調の綺麗な写真が満載。ただ眺めているだけでもとても癒された。
 “第1章 アロマテラピー、ハーブを知る”、“第2章 乳がんの検査と治療とアロマテラピー”、“第3章 精油のプロフィール”から成っている。通読したが、乳がん1年生でもベテラン患者でも得るところが多いと思う。 
 初発の時に出会えていたらもっと心穏やかに過ごせたかもしれない・・・とも思った。もちろんどこから読み始めてもOKだ。落ち込んだ気分を軽くする、化学療法中の口内炎や爪のためのハーブティ等、役に立つハーブティ情報も沢山。
 治療をしながら滅入る気持ちが少しでも心穏やかになるように、アロマやハーブの力を上手に借りながらセルフコントロール出来たら、と思う。
 “第4章 体験者からのメッセージ”で猫目さんも体験談を寄せられておられたが、日々の暮らしに忙殺されないようにあえて「ゆっくりした時間」「くつろぎの癒し」を作ることこそ、ストレスコントロールの鍵なのだろう。自分のために、何かひと手間かける、そんな心意気を大切にしながら、これからも細く長く治療を続けたいと思える素敵な本との出会いに感謝だ。

 猫目さん、素敵な本をご紹介頂き、どうもありがとうございました。

 ケーキを片手に帰宅した夫から「おや、大分元気になったね。」と言われた。確かに朝、夫を送り出す時にはまだ全然不調で、ご機嫌斜めだった。ようやく鼻をかむ回数が大分減ってきて、それに伴って気分が浮上してきた。

 それにしても各地で地震が続いているのが気になる。津波は大丈夫だろうか。
 3月後半、もう体調を崩してはいられない。ストレスコントロールしながらこの本をバイブルに携えて、年度末を乗り切りたい。


コメント (4)
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