ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2013.11.20 採血、レントゲン後フェソロデックス13回目

2013-11-20 22:35:25 | 治療日記
 夫と息子を送り出していつもの時間に家を出る。今朝は先週ほど冷え込みが厳しくなく、慢性的な痛みを抱える身としては、とても助かる。最寄駅からの私鉄、その後のJRとも電車は順調。今日はなかなか席が確保出来ず、立ったまま読書。ノンフィクション物も久しぶりで面白く読み進めた。

 自動再来受付機にIDカードを通し、まずは採血受付へ。番号札は既に100番を超えている。受付をしてから15分ほどで順番が来る。今日は初めての女性技師さんだったが、言葉は丁寧だがぞんざいな扱いにちょっとムッとする。刺す時も抜く時も早業なのでやけに痛い。顔をしかめると「あれ、痛かったですか?」と。止血もきちんと支えてくれず、「荷物を持つまで押さえていてくださいませんか。」と言ったところ、ピンとこない感じ。出だしが良くないが、とりあえず3本の採取の後、2階のレントゲン受付に移動。ここでは前回同様、殆ど待つことなくスムーズに撮影出来た。ここ迄で30分。再び1階に降りて、腫瘍内科受付へ移動する。

 自動血圧測定機で計測した結果は101-60、脈は78。「中待合へどうぞ」のランプが点くまでにたっぷり一時間以上。読書は捗るけれど、中廊下でも30分以上待った。結局、病院に到着してから先生のお顔を見るまでに2時間以上が経過していた。
 「さて、前回から1週間経っていませんが・・・。」といつもの質問から。胸痛は相変わらずだが、朝のロキソニンで凌げていること、一日だけ胃痛で胃薬を飲んだことをお話しする。
 既に先月と今回のレントゲン画像が目の前に並んでいるのはいつものとおり。両肺の影はまたやや大きく濃くなっているな、と思ったところ、先生が「いや~、なんででしょうね。影が薄くなっているんですよ。」と。私が今月のものだと思っていたものは、実は先月の画像だった。たしかにモヤモヤ度がぼんやりしていて、若干大きくはなっているが、影が薄くなっている。
 「こんなこともあるんですね、まあ、結果オーライということで。」と先生。「効いているのでしょうか・・・」と問うと、3か月分の画像を並べて下さる。9月から10月は確かに濃く大きくなっているが、今回のものはどちらかといえば9月の状態に近いように見える。一方、気になるマーカーCA15-3はどうかといえば、これまで横ばいだったものが今回は1割ちょっとの増。そして白血球は最近で最も高い4,000。肝機能腎機能とも問題なし、とのことにほっとする。
 こうして、今回も無事フェソロデックスの注射が出来ることになった。毎回毎回ドキドキしながら、よくぞ13回目まで引っ張れたものよ、感激だ。どうかこのまま大人しくして共存していこうではないか、とがん細胞に話しかけてみる。
 そして次回は、2週間後にハーセプチン、更にその2週間後には、前回9月に撮影してから3か月が経過したので、と造影CT撮影の予約が入った。診察室での検温は6度6分。3週間分のロキソニンの処方もして頂いた。
 年明けの予定だったT-DM1登場が4月にずれ込みそうということですが、という話をしてみる。今回の月見送りは、薬価の問題というよりも安定供給の問題だったようだ。抗がん剤のエムタンシンとハーセプチンを結合させるのが難しいらしい。1月末の治験についてもまだよく分からないとのこと。とりあえず、今のままで粘れれば、と思う。

 化学療法室へ移動する。15分ほど待って、今日はKbさんからベッドに案内される。既に薬も届いており、スムーズに準備。前回、うつぶせでお喋りしながら酷く咳き込んだことを思い出し、今日は慎重に深呼吸をしながら備える。丁寧に刺して頂き、左は殆ど痛まずじまいでびっくり。が、やはり右はなぜか痛い。針を刺すときに痛点を通過したように思う、と前回のOkさんと同じことをおっしゃっていた。不思議なことだ。止血をしっかり済ませて頂き、ゆっくり起き上がる。最初の頃より痛みに慣れたように思う。もちろん針を刺した後に触れれば痛むが、酷くびっこをひいて足を引きずるほどではない。ゆっくりなら普通に歩けて嬉しい。
 化学療法室を後にして、会計で待つこと20分ほど。今日も4万円弱の支払い。病院を出て薬局に寄り、ロキソニンを出して頂くが、ここは大混雑しており、座る席もない。30分たっぷり待って本日の病院と薬局の合計滞在時間は4時間半ほど。
 駅ビルでランチをして、切りの良い所まで本を読んで帰宅した。

 帰宅すると今月2回目のお花が届いていた。
 ガーベラは濃いピンク2本、オレンジ3本。オーニソガラムが4本、ワックスフラワ―が2本、かすみ草が2本。それぞれ花言葉は「神秘」、「潔白」、「可愛らしさ」、「清い心」だという。どれもとても可愛らしく、何やら華やいだ気分になった。
コメント
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