2024.7.16 フェスゴ6回目+ドセタキセル6回目(6割減量4回目)＋ジーラスタボディポッド6回目13日後のこと 今年も母の誕生日を祝う幸せを想う

　昨夜はブログアップ後あれこれ片付け、WOWOWで映画を観ている夫を横目に入浴を終えたら日付が変わっていた。相変わらず手足は熱を持ってビリビリジンジンと痛む。治りそうで治らない爪囲炎も憂鬱だ。

　今朝、明け方お手洗いに目が覚め、二度寝がなかなかうまくいかない中、いつもの時間にスマホアラームが鳴る。その後、ちょっとウトウトしてしまったらしく、リビングに行くと、早々に準備を終えた夫が涼んでいた。
　今日は大分涼しそう。明後日からまた猛暑が戻ってくるようなので、今日明日と母連れで出かける身としては有難い。

　夫を送り出し、BS朝ドラを視てからゆっくり朝食を摂る。新聞に目を通し、メールチェックを終え、ドラマの録画を視て暫しのんびり過ごす。タリージェのせいか、お昼までは本当に眠い。洗濯も昨日済ませてあるので今日はお休み。
　花の水を替える。毎朝水切りをして水を替えてもなかなか花が保たない季節だ。来週今月2回目の切り花が届いたら、来月は切り花はお休み。月末に1度胡蝶蘭の鉢植えが届くことになっている。
　毬藻の水替えもしかりで、あまり暑いと小さな水槽の中の水はすぐに温まってしまう。いっそ夏の間は冷蔵庫に入れておいた方がいいのかな、とも思う。

　簡単レンチンランチをお腹に入れ、出かける準備を終えて、家を出る。あいにく小雨が降っている。母にくれぐれも足元に気をつけて、と電話を入れた。

　今日は途中駅から母が乗った特急に合流することになっている。1番前の車両で無事母を見つけ、そのままターミナル駅へ向かう。ゆっくり歩いて今年も目当てのホテルに到着した。
　
　45階のラウンジでチェックイン。ウエルカムドリンクを頂き、人心地着いてからお部屋へ移動。今年も母があまり歩かなくて済む、エレベーターに遠くない部屋を、とご配慮を頂き、37階の部屋に案内された。

　チェックイン後1時間ほどで、とお願いしていた誕生日ケーキとお茶が届く。チョコレートプレートには「ママ、お誕生日おめでとう」のメッセージ入りだ。
　今日は夫が出勤なので、ハッピーバースデータイムは母と2人。2016年、父が亡くなって以来9年連続でこのささやかなイベントを続けられていることに感謝したい。もし来年も来ることが出来たら10周年だ。

　毎年楽しみにしているいちごやベリー類が沢山載ったホールケーキは、さすがに2人で平らげるのは無理。申し訳ないが、頂けるだけ頂いておしまい。とはいえ、母はチョコプレートもケーキもしっかり完食。立派だ。紅茶でお腹はちゃぽちゃぽ。
　部屋の中は都心とは思えない静かさ。快適で、お昼寝したら気持ちよさそう。

　食休みをして、夕食は近くの高層ビルでコース料理を予約している。お腹の調子が心配だけれど、食べ過ぎなければ大丈夫だろう。
　仕事帰りの夫が合流して、まずは3人でスパークリングワイン(母と私はジュース)で乾杯。夏らしい前菜盛り合わせ、お刺身盛り合わせ、お肉、お魚、お蕎麦までたっぷり2時間かけて頂く。デザートは生チョコレート、母も小さな身体で嬉しそうに良く食べていた。目も舌も満たされ、49階の窓際のテーブル席で久しぶりに雨にけぶる都心の夜景も楽しめた。
　夫は明日も仕事なので宿泊はなし。ライナーを予約して帰宅してもらう。
　
　父が88歳の米寿を迎え2か月も経たずして急逝してから丸8年が経った。生きていれば96歳になる。100歳まで生きたいと言っていた父だったが、もし今まだ生きていたらどうなっていただろう。考えるとちょっと怖い。

　父と同じ年までは頑張れ、と母を、そしてその時まで逆縁は避けたいと自分自身をも、励ましながら、きつい治療を続けてきた。母娘ともその目標を3年も超え、母の卒寿プラス1年を揃って祝えるまで生き永らえていられるとは当時思いもよらなかった。
　有難く感謝する幸せな夜である。