昨夜は夫と別れ、雨降りで足元の悪い中、なんとか母を連れて無事にホテルに戻る。早速お風呂にお湯を貼って母に先に入浴してもらう。
夫はライナーに乗った途端にコテンと眠り、あわや最寄り駅で降り損なうところだったそうな。スパークリングワインと白ワインが効いたのだろう。
母が上がった後、私も時間差で大きな浴槽に浸かった。ベッドルームに戻ると、母は既にベッドに寄りかかったままウトウトしていた。ちゃんとベッドに入るように言って部屋を暗くして手足のケアを終え、日付が変わる前に消灯した。
4時半過ぎに目が覚めてしまう。5時間は眠れたか。母がお手洗いに2回起きたのは気づいたが、その都度ちゃんと寝直して軽い鼾をかいていた。
その後私は眠れなくなってしまい、お手洗いに起きてとりあえずスマホアラームが鳴るまでグズグズ。母の「痛い!」という悲壮な大声に驚く。何が起こったかと思えば足が攣ったそうだ。変に触るわけにもいかず。歩きすぎて疲れたのだと言う。うーん、あれで歩きすぎて・・・、と言われると困ってしまう。昨日の万歩計は4,000歩あったかどうかだ。
ブラインドを開けると曇っているが、雨ではない。夫におはようLINEを。いきなり電話がかかってきて、探し物を訊かれる。人騒がせである。
母は夜中のお手洗いが3回で済んで良かったと言っていたが、普段は一体何回起きる物やら・・・。
BSで朝ドラを視る。私は足が痛いので今はお休み中だが、足が攣るなら浴槽足湯を用意しようか、と言ったけれど、大丈夫とのこと。面倒なのだろう。
朝食はレストランに行くより気楽だし、ブッフェだと母の希望を聞きながら2往復して取ってこないといけない。今の痺れて痛む手の状態でそれは避けたいので、ルームサービスにした。
母が和食で私は洋食のセットメニュー。テーブル一杯に広がるちょっとずつ色々、綺麗に盛り付けられた和食を母は見事に完食した。さらに私のブレッドバスケットに入っていたパンが気になったのか一口味見をしたいとのこと。こんなに健啖家だっただろうか。私よりよほど沢山食べる。
私はグレープフルーツジュースとオムレツやサラダでお腹一杯になってしまい、クロワッサンもオレンジピールロールも一口食べただけでギブアップ。やっとのことでヨーグルトを頂き、食後のレモンティーはカップ一杯すら飲めなかった。ポット一杯届けて頂いたのに申し訳ない。流石の母も食後の珈琲は1杯でお代わりは不要とのこと。
小一時間かけて優雅で豪華な朝食を摂り、食休み方々届いた新聞に目を通す。
昨日の91回目の誕生日には、お花も何も用意していなかったので、空いた時間に百貨店に繰り出し、何か買ってあげることにした。私も大分古びてきた日傘を新調したい。
まずはSサイズ売り場へ。アンサンブルで良さそうなものがあったので、試着してお買い上げ。一昨年だったか、このショップで買って母にプレゼントした羽織のロングブラウスを今回母が着ていたのだが、同じものがセールで売っていてびっくり。ショップの方も気づいた様子。
もう自分はこれで十分というので、私のモノを少し見ることに。けれど、断捨離を終えているので、洋服はよほど気に入ったもの以外増やしたくないし、背後霊のように後ろについてこられて何か一つ手に取る度に「○○が欲しいの?」と声を掛けられちょっとげんなり。
買い物は一人で来るに限る。1階の日傘売り場に降りて、椅子に座って待っていてもらうことに。
ショップの方のアドバイスも得つつ、軽くて明るい淡いブルーの晴雨兼用傘に決めて購入した。母をピックアップしてホテルに戻る。外に出ていたのは1時間弱か。
チェックアウトまでまだ4時間近くある。今年も丸々24時間ステイを堪能するつもりなので、本当にゆっくり出来る。
涼しい部屋で暫し休み、新しく出来た地上170m最上階のラウンジに行ってみる。入ってびっくり。ベビーカーを押したママたちが大半。赤ちゃんやちびちゃんの声で、ホテルの最上階とは思えないほどとんでもなく賑やかだ。
デイタイムは手頃な価格で何時間いても良いようだし、セルフサービスであるものの某人気カフェの色々な珈琲が飲み放題である。イマドキの若いママたちは、こういうところでママ友仲間と一緒に子育てをするのだ、と世代の違う私や母はカルチャーショック。
私たちは静かなライブラリーゾーンに席を取った。仕事をしている人の姿がちらほら。窓の外はスカイツリーや東京ドームもくっきり見える。日が差してきて暑そうだ。このライブラリーゾーン以外はほぼ保育園ゾーンと化している。
今回のプランではワッフルやスナックの注文もOKとのことで、ワッフルを注文したらかなり大きくボリューミーな温かいものが届いた。これまた2人でペロリ。母は珈琲もお代わりしていた。2時間近くいただろうか。景色も十分堪能して部屋に戻った。
荷物をまとめると、母はまた何やら荷物が随分増えている。“我が物と思えば軽し”らしいが、1時間ほどまったりしてチェックアウト方々ラウンジに行く。
ラウンジのアフタヌーンティータイムは、サンドイッチやケーキ、マカロン、クッキーやゼリーにプリン、果物等々が美しく並んでいる。母の希望を聞いてあれこれお皿に載せて届ける。水分補給のジュースと紅茶も。私は先ほどのワッフルがもたれて、かなり控えめに頂く。食べ過ぎるとまたお腹が壊れるのが心配だ。
予定通りぎりぎりまで楽しんでチェックアウト。新しく出来たラウンジが保育園状態で盛況という話になり、つい話し込んでしまった。お支払いを済ませ「今年も堪能しました。母が元気ならまた来年も連れてきます」とご挨拶してエレベーター前でお見送りを受け、ラウンジを後にした。ロビー階まで降りて2人でお手洗いを済ませる。
自分のバッグと荷物、新旧の日傘、母の荷物や日傘を持つとそれなりの荷物だ。母にはショルダーバッグと自分の日傘だけ持ってもらい、駅を目指す。お腹が不安で百貨店でお手洗いへ。やはり下痢だ。間違いなく食べ過ぎ。嗚呼。
乗換なしの特急に並び、席を確保。途中駅で別れる時、終点からはバスを待たずにタクシーで帰るように言う。
途中駅で乗り換え、最寄り駅まで戻った。大分湿度が上がって蒸し暑くなっている。
なんだか疲れたので岩盤浴タイムが始まったヨガスタジオに寄り道する。
やはりお腹が壊れていて、ゆっくり温めたい。ラッキーなことにどなたもいない貸し切りだったが、途中お一人いらして最終的には2人だった。ちょっとだけストレッチをして、あとはひたすらゴロゴロウトウト。シャワーを浴びて帰宅。
生協のお届け日にあたっており、えっさほいさと取り入れて収納を済ませたらかなり汗ばんだ。
夫は仕事帰りに美容院を予約しているので、夕食不要だ。母から無事帰宅したというお礼の留守電が入っていた。丁度タイミングよくバスが来たので、座って帰れたとのこと。どうにも一人でタクシーに乗るのは苦手なようだ。ずっと早いし快適だろうに、と思うが。
もろもろ片付け、メールチェック、カードの請求書等のチェック、家計簿付け等を終え、ぐったりしてソファと一体化。
母にMeet通話を済ませる。昨日は、母のスマホの不要メールや意味不明の写真やビデオ等(本人は撮っている自覚がないもの)を削除するのに随分時間がかかった。とりあえずMeet通話の取り方や掛け方も復習したので問題なかった様子。やっと慣れて出来るようになったかな、と思っても3歩進んで2歩下がる、なのである。
ということで、年に一度の24時間ホテルステイの後は、案の定食べ過ぎでお腹を壊して(私より沢山食べた母は無事のようだ。凄い)ぐったり。夫が帰宅してからバナナとヨーグルトだけお腹に入れて、夕食後の薬を飲んだ。
明日は夫が休務日。暑さがぶり返すようだ。いよいよ梅雨明けだろうか。長い夏になりそうである。