ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2022.2.20 エンハーツ25クール目、さらに減量20回目投与後4日目のこと 起きてた時間は何時間?

2022-02-20 21:42:51 | 日記
 日曜日。
 普段通りの目覚ましが鳴った後、時間差で日曜日仕様のアラームが鳴る。目が覚めるとやっぱり気持ち悪い。ずっと眠ってばかりだから目は覚めてしまって眠気はないのに、身体がベッドにめり込んで出られない。
 1時間経った、また1時間経ったと時計を確認しながら天井を見て過ごす。気づけば、またしてもに昼近くになる。
 起きたら女子カーリングの決勝がLIVE中だった。ろくにルールがわからないし、覚えようという気もないから夫が教えてくれてもぴんと来ない。いつのまにやら北京オリンピックも最終日になっていたとは。

 ヤクルトでナウゼリンを飲んでから、夫が昨夜から仕込んだオニオングラタンスープを頂く。飴色の玉ねぎに溶ろけるチーズとトーストが乗っている夫の十八番である。これだけでも随分カロリーがあるから、とのこと。スープを頂いた後、ミニチョコクリームパンを1つ、とちおとめとりんごをひとかけと大将希1房。青いドリンクヨーグルトは飲めない。ダージリンファーストフラッシュの紅茶の渋みが少し分かる感じ。
 食後の薬は、昨朝から遅発性制吐剤カイトリルと、苦手な疲労止めエルカルチンが加わっているが、相変わらずエルカルチンの生臭い臭いで吐き気が誘発される。滅入る。

 お天気はいまいち。掃除も洗濯も端からやる気なし。
 ブランチを摂ったらそれだけで疲れてしまって、また横になってウトウト。外が薄暗いと気づけばもう夕食の時間だ。一体何時間寝るのか、一体何時間起きているのか。
のそのそとお風呂洗いをして、花瓶の水を替えた。
 夕食は昨日スーパーで買ったカップ焼きそばにしてもらった。普段ならとても食べたいと思わないようなソースギトギトの濃い味ならわかる。見ればカロリーだけはやけに高い。
 夫はちゃんと野菜を使ってお惣菜を作って食べている。それでも昨夜は眠ったままで一緒に食事が摂れなかったから、一緒に食卓を囲めたことは少しは進歩か。
 結局今日も2食だった。薬も朝飲む分が昼になってしまった。

 洗い物をしてから今日は市議選に行ってきたという母にDuo通話。
 昨日、今日とも玄関を出ることすらなく靴も履かずじまい。朝起きたら昼。次に起きたら夜。何をしているのだろう、と思うけれど本当にどうしようもない。

 ともあれ、何もしなくても日付は変わる。明日から新しい1週間が始まる。明日は出勤。如月も残すところあと1週間。退職まであと1か月とちょっと、今回も乗り切れ、私!である。
 
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2022.2.19 エンハーツ25クール目 さらに6割に減量21回目投与後3日目のこと 学びのAM後はガス欠

2022-02-19 22:34:46 | ヨガ
 
 昨夜は夕食後に夫が珈琲を淹れてくれたけれど、マグカップの4分の1も飲めず。ミルクレープも不味い。
 味が分からない、何を飲んでも美味しくない。味覚異常のことを通院日に薬剤師さんに話したら、そのせいで嗅覚が普段より利くのかもしれないと言われ、なるほどな、と思った。

 入浴後ベッドに入っても気持ち悪さでなかなか眠れず。2時近くまでデジタル時計の数字を覚えている。
 今朝は5時過ぎに夫の鼾で目が覚め、そのまま眠れず。
 普段通りのアラームが鳴り、土曜日仕様の目覚ましが鳴って、ノロノロ起きる。というのもSさんのオンラインクラスを申し込んでいるからだ。
 治療後の土曜日、普通なら寝たきりなのだけれど、こうして敢えて日程を入れれば少しは動けるのではないかとトライした。

 朝食の支度をしてナウゼリンを飲んで、ミニクリームパンと青のヨーグルトドリンク、りんご、バナナ1かけ、とちおとめ1粒、デコポン1房と極上はちみつ紅茶を2口3口お腹に入れる。今日からスタートの吐き気止めカイトリルと疲労止めエルカルチンを飲むが、エルカルチンの臭さに思わずオエッとなる。

 9時スタートはヨーガスートラ詠唱クラス。5分程前にZoomに繋ぐ。
 Hさん、Aさん、Sさんと顔見知りの方たちの参加で、定刻通りクラススタート。それ以外の方たちは録画での参加だそう。先月に続き、今日は1時間の間、ヨーガスートラ第2章を解説なしで時間の限り聴いて、繰り返す。音の振動に気持ちを100パーセント向けて唱え、軽やかな気持ち出始めましょうとのこと。

 おさらいも兼ねて日本語も読みますか、という問いかけがあったけれど、皆さんのリクエストでゆっくりサンスクリット語だけで繰り返すことになった。通しで読むと1回30分はかかるという。
 PCにはスートラの各節が画面共有される。まずは聖音オームを3回、パタンジャリのシュローカを唱えた後は、2章の55節まで進んでいく。1巡目が終わり、2巡目は18節のところで時間切れになった。
 自分ではなかなか復習出来ないので、こうして復習して頂ける機会は有難い。最初はどうしてもメモや日本語を目で追ってしまうけれど、二度目はなるべく聞くことに集中する。身体中が心地よい音で包まれていく。
 Sさんには、今日は治療直後の週末で体調不良が見込まれることも予めお伝えしてあったところ、具合が悪ければビデオオフでもいいですよ、と言って頂いていた。途中、気持ち悪くてウッとなることもなくはなかったけれど、何とか最後まで脱落せず。クラスは無事終了。

 少人数だったので参加者からひと言ずつ感想を言わせて頂く場面もあった。第3章は5月からスタートを目標にしているとのこと。準備が大変そうだけれど、今から愉しみなことである。
 サンスクリット語は神からの祝福の言葉。日本に生まれてこの言葉が唱えられることはとても幸福なことである、というSさんの言葉が胸に響いた。

 30分もしないでキールタンメディテーションのクラスがスタートする。こちらも5分前に入室したら、引き続きご参加のHさんのお顔、そして瞑想ヨーガ指導者養成コースでご一緒したAさんやJさんのお顔もあった。前回のクラスに参加した方、初めて拝見するとてもお久しぶりのご参加の方もいらっしゃる。
 簡単な復習からスタートして、キールタンとは、の説明、キールタンを実践することによるこころや瞑想状態の体験への影響、ポイント等が説明された後は、オームでコール&レスポンスの練習をした後、オームシャンティ、ガネーシャシャラナム、シヴァシヴァマーハーデヴァ、ゴーパーラー、トヴァメーヴァ マーター、最後はハレルヤを幸せに唱って、これまたあっという間の1時間が過ぎた。
 吐き気も忘れて気持ちよくて途中で眠くなるほどだった。

 来月も、御夫君との調整が出来ればまた第3土曜日にキールタンクラスを開催して頂けるとのこと。途中愛息の声も漏れ聞こえたけれど、指導されるSさんもご自宅から、教えて頂く私達も自宅だけでなく、その気があれば旅先でも出先でも好きな所から受講出来るオンラインクラスは本当に有難いものだと思う。御礼を言ってクラスを退出した。

 瞬く間に2時間半が過ぎ、リビングに戻る。さすがに疲れてちょっと横になる。
 夫は時間になればちゃんと昼食の用意にとりかかってくれる。お豆腐のグラタンを作ってくれたのでナウゼリンを飲んでからカップスープとともに少しお相伴する。朝淹れたマグカップの紅茶も半分以上残っている。とにかく水分が摂れない。

 昼食後はビデオを視ながらいつの間にか寝てしまう。横になると一発なので、ソファに凭れてビデオを視ている筈なのに、いつの間にかずるずると横になっている。気づくともう夕飯の時間だと呼ばれるが、全く空腹は感じない。当然だ。昼を口にした後、そのまま眠っているだけなのだから。
 夫はちゃんと夕食を摂ったようだけれど、私は抹茶のアイスクリームのミニカップを半分とりんごを2切れほどが夕食になった。
 母が就寝しないうちに、とDuo通話をしたけれど、こちらは一歩も出なかったし、外の天気すらわからない。雨が少し落ちて寒かったとのこと。

 午前中は有意義だったけれど、午後以降は全くのガス欠。仕方ないとはいえ切ない土曜日である。
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2022.2.17-18 エンハーツ25クール目 さらに6割に減量21回目投与翌日、翌々日のこと 1日出勤翌日休暇

2022-02-18 20:16:25 | 日記
 一昨日の治療日当夜はブログをアップ後、夕食後の薬を飲まなくては、と朝食用に買って食べられなかったメロンパンと赤いヨーグルトをもそもそと頂く。時間も中身もとても夕食とは言えない代物。昼食をちゃんと摂っておいて良かった。

 入浴後、マッサージサロンのWさんから分けて頂いている吐き気止めアロマオイルで、ふくらはぎから足の甲まで丁寧にマッサージして、ベッドに入ったのは当然日付が変わって大分経ってからのこと。
 毎晩のおまじないマントラCDをBGMにして、ミントスプレーを枕と部屋にシュッシュとしても、気持ち悪さはあまり軽減しない。お腹のモタモタも時間が経つにつれて酷くなる一方。電気を消して右や左に寝返りを打ちながらなんとか眠りにつけた模様。

 木曜日。アラームが鳴るまで眠る。相変わらず目が覚めた途端に気持ちが悪い。夫は変則で出勤日。先に起きて、朝食の支度をしてくれている。

 気持ち悪いので、まずはナウゼリンを飲む。青汁もバナナスムージーもなし。ハムとマヨネーズが入った小さなロールパン1個と胃痛防止の青いヨーグルトは頑張って頂く。ふじりんごととちおとめを1粒。ミントティ―を淹れたけれどマグカップに半分も飲めずじまい。腹痛はなかったけれど、少しだけ排便があった。

 食後は治療翌日、翌々日限定の吐き気止めイメンド80㎎、デカドロン4㎎が追加。整腸剤ミヤBM錠、胃薬タケプロン。痛み止めのコデインは飲まずに様子見。ミントティーで飲み下すだけでお腹一杯。職場にはミニマグに入れたダージリンティーを持参。昼配達してもらうお弁当を頂くのはちょっとしんどいなと思ったので、昨夜自分用に買って食べずに終わったミックスサンドイッチと、朝食べきれなかったりんごととちおとめを1かけずつタッパーに入れ、カップスープを持ってランチにする。

 治療翌日の気持ちが悪い日用の楽々服装は、ウオームジャージーのストンとしたワンピース、インナーにはヒートテックを重ねる。極厚地のタイツは暖かく手放せない。首にもボリュームのあるストールをしてロングのダウンコートとロングブーツ。
 家を出て歩き始めたが、依然として気持ち悪い。イメンドが効いてくるまでの辛抱だが、不織布のマスクは相変わらず苦しい。寒い朝、顔周りの防寒にはなるけれど、外の新鮮な空気がなかなか入ってこない。抗菌アロマリフレッシュスプレーをシュッシュとしてマスクを付けても、気分は優れず蒸れて息苦しい。坂道で息苦しくなって酸欠状態になるのも毎度のことだ。無意識のうちに口呼吸になって呼吸が浅くなっていく。

 自席に着き、昨日までに届いた机上の書類や溜まったメールに大車輪で対応。昼休みからの会議資料を読み込む時間も足りず、瞬く間に午前中が過ぎる。気持ち悪いと言っている間もないほど頭と手を動かせるのは有難い。食欲はないけれど、ナウゼリンを飲んで持参したランチはなんとかお腹に入れられた。ランチタイムは僅か15分。ミヤBM錠だけ飲み、時間切れで別室へ移動して会議へ。

 こちらは1時間で途中退出し、自席に戻ってほぼ連続で別のオンライン会議に2時間強出席。会議中に届いたメール等、急ぎのものを見極めつつ処理しながらも吐き気は続く。ガムを噛んでいても生唾が出てきて、口の中が常に気持ち悪い。自席にミニの加湿器を置いているが、部屋がとても乾燥している。マグの紅茶は飲み切った。ずっと机に座っていて足が重くだるい。

 相変わらずハンドクリームの香り攻撃がしんどい。
 会議が終わるのを待って電話の応対が続く。あれこれ片付けていたら退勤時間になったが、結局30分ほど押してしまった。ガックリ疲れて帰宅の準備。気が張っているし、やらなければいけないことがあるから、治療翌日でもなんとか乗り切っているが、疲労困憊で帰路も気持ち悪いまま。
今日の歩数は職場往復だけで4,000歩ほど。

 帰宅後、DM等を片付けているうちに夫が帰宅した。食事の支度は全く出来ておらず、する元気もなく、昨日生協から届いたアサリご飯のお弁当を食べてもらうことに。私は母にDuo通話だけして、ちょっと横になったらそのまま日付が変わるまで眠ってしまった。途中1度か2度目覚めたけれど、全く起き上がれず。夫が食事をしたのも知らない。
 「よく寝るね~、5時間も寝たらもはやおはようだね。」と夫からびっくりされたけれど、食欲よりも横になりたい欲というかとにかくだるくて眠くて起きていられない。

 結局、2日連続で夕飯なし。夕食後の薬を飲むためにフルーツゼリーを1つ頂いて済ませた。
 5時間も転寝をしてしまい、今度はステロイド効果で目が冴えてしまう。録画したドラマを視ながら1時間ほどやり過ごし、入浴後ベッドに入ったのは2時を廻ってから。嗚呼。

 金曜日。昨日強引に仕事の目鼻がつけてきたので、潔く休暇を申請した。
 夫も変則で今日は休務日。朝ドラはベッドの中で視てからのろのろ起きた。お天気が良く気温が高くなるというので、洗濯機を廻す。

 さすがに昨晩夕食抜きだったので空腹である。ヤクルトでナウゼリンを飲んでから、昨日と同じ小さなハムとマヨネーズのパンを2つ頂く。夫が用意してくれたバナナスムージーは飲めなかったので、バナナを2かけ、ふじりんごを1かけ、デコポン1房、とちおとめを1粒。青いヨーグルトはパス。
食後はイメンド80㎎、デカドロン4㎎。いつもの整腸剤ミヤBM錠、と胃薬タケプロンを飲み込んだ。それにしても、ユニオンジャックの紅茶が信じられないほど不味い。家にいられるので、コデインは飲まずに様子見。お通じもなし。
 洗濯物を干したらぐったりしてリビングで横になった。
 横になって気づけばまたウトウト。瞬く間にお昼になる。動けない。曲がりなりにも在宅勤務なら寝てなんかいられないのに、いざ、休みだと思うと、いきなりこんな状態だ。 
 
 夫が一人でインスタントラーメンと焼きおにぎりの遅いランチを摂っていたのを横目で何となく見て、のそのそ起きてPCメールのチェック。
 治療後の食欲不振でも喉越し良くお腹に入れられる、お助けマンのゼリー類が底をついてしまったので、買い出しに行かねばならない。洗濯物を取り入れて畳み、夕方前、ピンクグレープフルーツジュースでナウゼリンを飲んでから、レンチンのミニグラタンとカップスープをお腹に入れて、夫とスーパーまで繰り出した。

 ここ10年近く生鮮食品等は生協のお届け物に頼っているし、コロナ禍になってからはスーパーに行くのも本当にごくたまに。気分転換にはなるけれど、やはり疲れる。夫が一緒なら自転車カゴに全て買ったものを入れられるから行けるようなもの、一人では自転車にも乗らないから、こうした沢山の荷物はとても持って帰れない。

 少しは歩いたので、普段は籠城蟄居になりがちな治療翌々日としては合格点か。イメンドのおかげで吐き気は抑えられているけれど、直ぐに横になりたくなるし、横になると知らない間に眠ってしまう。

 夕食は何がいい?と夫から言われても何も思い浮かばない。具沢山のうどんを作ってくれたのでナウゼリンを飲んでから有難く頂いた。月曜日以来4日ぶりの温かい夕飯だ。ほっとする。

 投与翌々日の金曜日、前回に引き続き休暇にしたら、すっかりこんな感じである。仕事があるということは凄いことなのだなあと改めて思う。
こうして記事を書いておかないと、1日一体何をしたのか、何を食べたのかすら思い出せないのだから、トホホである。
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2022.2.16 採血レントゲン後、腫瘍内科診察、エンハーツ25クール目 さらに6割に減量21回目無事終了 

2022-02-16 23:31:13 | 治療日記

 昨夕は仕事を終えて一旦帰宅。片付けと着替え等の身支度を終えているうちにワクチン接種を終えた夫が帰宅する。その後、夫が歯科クリニックに出かけるのと同時に家を出て前泊ホテルに向かった。前回から4週間、空には満月である。

 車内でのお伴は群ようこさんの「じじばばのるつぼ」(新潮文庫)。帯には「痛快エッセイ集、TPO無視じじ、歩きスマホばば、レジで世間話ばば、昼間に下ネタじじ、じじばばのふりみて我がふり直せ!?」面白いに決まっているのだけれど、ぎょっとする強烈な話題も多く、読み切らないまま瞬く間に病院最寄り駅へ。
 かつて夫と宿泊して、夫は新幹線で職場に向かったという歴史のある、駅直結のホテルにチェックイン。17階のダブルルームからはみなとみらい方面がよく見える。荷物を置いて、食事の調達に出るが、蔓延防止等・・・で駅ビルレストラン街は既にオーダーストップ態勢。温かい食事を頂くのは諦めて、茶巾寿司のお弁当と明朝のサンドイッチ等を買い、部屋に戻った。

 夕食を摂りながら母にDuo通話。先週木曜日に発熱して金曜日からお休みしていたヘルパーさんはコロナ陽性だったため、助っ人の方が見えたという。火曜日に会ってから1週間、母は熱も喉の痛みも症状はないというので、大丈夫そうだけれど、ちょっと心配である。
 食後はラウンジに降りてカフェラテを頂いてから部屋に戻った。ラウンジも普段より1時間早いクローズ。テイクアウトする宿泊客も多い。

 前回治療後の問診票等を埋めて早めに入浴し、ベッドに入ったけれど、3回もお手洗いに目覚め、朝4時前の3回目以降は寝直すことが出来ず、そのままアラームが鳴ってしまった。嗚呼。都合4時間眠ったかどうか。
 窓の外では空がだんだんオレンジ色に染まり、日の出を拝めた。
 浴槽足湯で浮腫みがちな足をマッサージし、身支度を整えてニュースを視ながら部屋でサンドイッチとヨーグルト、ジュース、紅茶の朝食を。夫にLINE連絡をしたら37度を指す体温計の写真が送られてきた。やはり3回目の接種、前回、前々回はなんともなかった夫も微熱である。6連休の後、今日は出勤しなくては、と葛根湯を飲んで出勤した模様。

 食後、母にDuo通話。今日は午前中は整形外科に、午後はWさんサロンのマッサージを予約しているそうだ。BSの朝ドラを視てからチェックアウト。手提げを預け、最低限の手提げだけまとめて身軽に出かけた。駅直結のロケーションは本当に便利だ。

 良いお天気で、青空だ。今日は12度まで上がるとのことだが、冷え込んでいて、風が冷たい。
 病院に到着。受付のIDカード機で暫し並ぶ。自動検温装置になっているスクリーンの前を通り過ぎようと思ったら、そこに顔を近づけて陣取っている年配の男性がいたので、測ることが出来ず。うーん、これは昨日の群さんの本のとおりでは。
 採血受付へ移動して、ピンク色の受付番号表を取る。椅子がかなり埋まっている。電子掲示板を見ると、20人近く待っていて、待ち時間は12分と出ている。

 エコバッグにコートを収納し、環境整備をしていると、ほぼ時間通りに番号を呼ばれた。
 今日の採血は初めてお見かけした女性。名札をされていなかったのでお名前はわからず。とても丁寧だったけれど、針刺しは痛み、5本採取している間中、ずっとチリチリとし、抜く時もううう、という感じで外れだった。お礼を言って席を立つ。

 止血をしながらエスカレータ―に乗って、レントゲン受付へ。紙の番号札を取って、呼ばれるのを待つ。10分ほどして保険証チェックも終え、中廊下に案内される。その後間もなく技師さんから呼ばれて撮影に。ブラトップ等ホックやボタンのついていないレントゲン対策の服装のため、お着替えはなし。正面、左方向から2枚撮影して、無事終了。

 再びエスカレーターを降りて腫瘍内科に移動する。待合い椅子は混んでおり、定位置の席は埋まっている。受付正面の席を確保してから受付に並ぶ。いつものように問診票の追加を頂き、今回も息切れ以外全て「ない」に〇をして、息切れ「ある」の前に“たまに”を追加した。
 群さんの本の続きを読みながら待ち時間をやり過ごす。裏表紙にあるとおり「人間だれしも、気づけばあっという間にじじとばば。・・・もしかしたらあなたもこんなジジババ予備軍かも!?」という。還暦になった私もシニア入り口。本当に気を付けなくては、と我が身を振り返る。

 採血から1時間経ったところで、血圧測定。86-62、脈拍が88。低めである。その後20分ほど待って”中待合いへどうぞ”に番号が出た。車いすで待っている患者さんや付き添いの方たちで中廊下の椅子は一杯。さらに30分ほど待って、先生がドアを開けて私の名前を呼ばれた。病院チェックインから先生にお目にかかるまで今日も2時間。

 「おはようございます。」と挨拶して、荷物を籠に入れ、自分の体調管理ノートやエンハーツダイアリー等を出して席に着く。
 「さて、まずは。」と体温計を渡され、脇に挟む。珍しく低めで6度3分。
 「体調はやはり?」と訊かれるので、「はい。やはりいつも通り具合が悪かったです。」とお答えすると、薬剤師さん経由の(薬局からの)報告も入っています、と電子カルテをご覧になりながら仰り、詳しいことをお話ししないで済む。

 「今日の採血の状況ですが、あまり問題ありませんね。マーカーも若干下がっていますね。結果のプリントは後程出しましょう。」とのこと。
 前回10月と今日のレントゲン写真が並んでいるが、ぱっと見、変化ないようだ。先生からのコメントも「あまり変化ないですね」とのこと。というわけで今日も治療続行である。よし。
 次回は現役最後での治療になるが、既に予約表には、4月、5月の化学療法室予約が入っている。SpO2は98%、脈拍は73。
 「もう少し、(副作用が)楽ならいいんですけれどね~」と先生が仰る。「はい、本当に・・・」と頷く。エンハーツの製薬会社の方とお会いになったそうで、「エンハーツ治療開始病院第一号の患者さん(私)がまだ奏功しているんですよ」と言うと「あー!」と喜ばれ「でも毎回治療後は大変な目にあっているんですよ」と付け加えると「あ~」としょんぼりされたそうだ。「2種類の違う『あー』なんですよ」と先生。製薬会社の方も長期の奏功を喜び、きつい副作用に憂いてくださっているのである。
 「でも、4月からは体調が悪ければ家でマイペースに過ごせますので・・・」とお答えする。

 コデインは頓服で済んでいるので今回も処方なしとして頂き、それ以外はいつも通りお願いする。
 お礼を言って、診察室を出、化学療法室へ移動する。おひとりだけ待っている。受付番号は17番だ。化学療法室には16のリクライニングチェアがあり、3台のベッドがある。20番目までならぎりぎり1巡目ということになる。
 待合い椅子に座って夫やお友達にライン連絡。15分ほど待ってOkさんが窓側のナースステーション寄りのリクライニングシートに案内してくださり、席に着いてからイメンド125㎎を飲む。

 環境整備をしてお手洗いを済ませ読書を再開。30分ほどして化学療法室のOGの方が針刺しに見える。ヘルプなのだろう。申し訳ないけれどお名前を失念する。針刺しが痛い。生食を流しても針が不安定で安定する場所を探しているのがわかる。チリチリと痛い。そしてペッタリとシールで固定されてしまう。粘着力が強く、後で真っ赤になって被れるので避けて頂いているのだけれど、気づいたら貼られていたので下を向く。

 20分ほどしてKrさんが薬を持って見える。髪の毛をばっさり切って雰囲気が変わっていた。年末に、ベッドで点滴を受けている患者さんに緩和ケアの話をしていたKrさんだ。その話を小耳にはさみ、先月はOkさんから資料を頂いたりしたのだ。呼び止めて大丈夫ですか、と訊いてそのことについて考えていることをお話しする。
 今すぐというわけではないけれど、4月以降時間が出来たら一度相談をしたい旨リクエストした。お墓を準備したのと同様、備えあればなかなか使わない、というジンクスであると言うと、〇〇さん(私)らしい、と言われた。
 お話ししている間にアロキシ、デキサートの吐き気止め点滴が終わり、ブドウ糖に替えてKrさんが離れる。間を置かずして薬剤師のKさんが見える。様子を報告し、薬局への情報提供書を書いてくださる。

 ついつい色々な方と話し込んでしまい、2冊目のお供、堀川アサコさんの「定年就活 働き者がゆく」(角川文庫)がなかなか進まない。帯には「あなた、これから、どうするの?うっかり定年退職してしまった妙子の職探しとは!?60歳の就活サバイバル小説!」とある。
 裏表紙を見ると、「継続雇用の話を受けるつもりだった主人公が、後輩女子たちのお手洗いでの揶揄いと同い年の課長の栄転話に頭にきて、意地で会社を辞めてしまう。夫とは既に死別、娘は結婚。一人暮らしに暇を持て余し就活を始めるが、どこもハラスメントな会社ばかり。・・・60代はまだまだ若い!第二の仕事や生きがいはどうやって探す?」と今の私にとって実にタイムリーな話題だったので手に取った。
 まあ、私自身は定年退職後、就活はしないけれど、世の中は厳しいのである。

 採血結果のプリントアウトを見ると、コレステロールはまたH。中性脂肪は正常値内に戻っていた。白血球は4,300、好中球は1,800ほど。
 
 エンハーツ、ブドウ糖、生食と順調に進む。イメンドのおかげで眠くなり、読書のスピードが上がらない。
 Krさんが見えて終了時の血圧測定。111-66。同じ数字が並んでいてちょっと面白い。心拍数は72。抜針もKrさんだったので、良かった!お上手なので、と思ったら、珍しく衝撃があり、痛みで顔が歪んだ。
 今日は針刺し、抜針ともついていなかった。ペッタリと貼られたシールを剥がすと皮膚は真っ赤に腫れていた。しゅん。

 お手洗いを済ませ、いつものように腫瘍内科で受付表を出し、処方箋のデータをFAXで薬局に送る。
 待合い椅子は混んでいる。10分ほど待ってから自動支払機でお支払い。カードで11万円弱。

 外に出ると思ったより陽射しがなく、風も冷たい。薬局へ移動すると複数待っている方たちの姿。FAXは無事に届いていたけれど、今日も後から来た方たちにどんどん抜かされてなかなか呼ばれない。結局、小一時間の待ち時間。不安になって確認したら今、最終確認しています、とクラークさん。
 先週同様ベテランの女性薬剤師Kさんから薬を頂く。今回も電話でフォロー必要ですか、と訊かれ、先生にもちゃんと伝わっていることがわかったので、お願いする。
 今度は来週の火曜日、在宅勤務日の昼休みにお願いした。体調不良がリアルに伝えられる筈だ。
 今日の病院と薬局の滞在時間は合計で6時間強。

 駅ビルに向かい、空腹なので、中華レストランへ入り私としては頑張ってパワーをつけるため珍しくレバニラ炒めランチセットを注文。ポットのジャスミンティーもお願いし、たっぷり水分を摂る。私にはウエイターさんが届けてくれたが、店内ではロボットが運搬と下膳をしている。非接触はここまで来たのか、と思う。

 ゆっくり食事を摂ってから上の階のホテルフロントに戻り、荷物をピックアップしてそのまま駅へ向かう。
 最後の快速電車に乗る。読書の続きをするが、本を落とすほど眠りこけてしまう。最寄り駅に到着し、ドラッグストアで夫のものを買って、自宅に辿り着いた。

 帰宅後は生協のお届け品を取り込み、収納する。ちょっと疲れる。 
 今日頂いた薬やら何やらの片付けをしているうちに、今日もライナーに乗って定刻通りに夫が帰宅した。熱は上がっていないようだ。

 夫が生協で届いた夕食を摂っている間、私は気づけばリビングで転寝。食事をとらないまま、こうしてブログを書いている。夫は微熱があるようだ。
 18日の元気な日を過ごすために、今日から10日は耐えつつ今回もきっと乗り切ろう。

 お腹は空いていない。顔が浮腫んでいる。とにかく記録を残しておくためにこうして書いている。
 明日は通常出勤だ。昼休みから開始のリアル会議の後はオンライン会議の長い一日である。
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2022.2.15 閲覧600万頁達成御礼

2022-02-15 21:37:00 | 日記

 昨日に続き、連日アクセスカウンターの話で恐縮であるが、今朝、閲覧600万頁を超えた。500万頁を超えたのが2020年1月10日、それから2年と1か月である。
 400万頁を達成が2018年3月初旬、300万頁達成が2016年3月初旬だから100万頁達成におおよそ2年ずつかかっている。相変わらず自分に甘めの採点ではあるが、ここまで生き延びるとともに書き続けられてきたことは十分及第点ではないかと思う。

 単純に一日で割り返せば、この2年間、日々1,300頁強ご覧頂いている計算になる。美味しそうな食べ物の写真や旅先の美しい風景写真等が載っているわけでもなく、ただただ文字だけの地味なブログである。それでも、こうして長きにわたり読んでくださる方がいらっしゃるということが、大きな励みになっている。

 500万頁を達成した折には、「次の願いは600万頁が叶うことか。あと2年書き続けられるかどうか。患者会での瞑想ヨーガの講師も丸2年続けさせて頂けている。これ以上何をか望まん、であるが、私なりに静かに穏やかに進化を続けていけたらと思う。
 命ある限り終わることのない治療を続け、あと2年3か月で迎える定年まで仕事を続ける、という就職した時からの目標も見据えながら、日々少しでもひと様の役に立ちながら進化を続けていきたい。そして、日々の小さな幸せや感謝の気持ちを綴り続けていきたいと思う。」と書いた。

 新型コロナウィルスという見えない敵に翻弄された(今もなお、であるが)2年ではあったが、なんとか書き続けることが叶い、患者会の瞑想ヨーガクラスはオンライン開催とはなったけれど、おかげさまで軌道に乗って新しい形で進化を続けさせて頂いている。

 これからも静かに穏やかに私なりの進化が続けられるだろうか。ずっと目標にしてきたフルタイム勤務卒業まであと1か月半となった。
 定年まで辞めない、というのは就職した時の目標であった。けれど、40代前半にしてがんに罹患し、3年経たずして再発転移するとは全くの想定外だった。結果として37年勤務のうち17年は病とともに歩むことになった。この厳然たる事実は動かしようもない。
 職業人生としては諦めることも少なからずあったけれど、それでも病とともにあることで手にしたものも少なくない。今出来ることを精一杯、その気持ちを忘れずにこれからも日々の小さな幸せと感謝の気持ちを綴っていくことが出来れば本望である。

 これからも引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

 さて、昨日は大波乱だったお腹は、今朝ひとまず快調に戻ってくれてほっとしている。
 一方、今日までが休務日(6連休だった)の夫は3回目のコロナワクチン接種を無事に終え、歯科クリニックに向かったようで、これまたほっとしている。
 明日はエンハーツ25クール目の治療日で、本日は前泊。こうして仕事を終えてから治療に向かうのも今日を入れて2回である。

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