ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2022.9.16 快晴の金曜日は断捨離、がんサロン、デトックス

2022-09-16 20:59:29 | 日記
 金曜日。夫は出勤日。またしても二度寝をしてしまい、気づけばスマホアラームから30分経過。トホホである。
 昨日とは打って変わって良いお天気だ。朝から太陽が燦燦と降り注いでいる。単純なお天気猫なので、なんだかやる気が漲ってくる。
 夫を送り出し、新聞を読み、ネットで各紙をチェックした後は、洋服ダンスの断捨離開始。この夏、全く着ないで終わったものが次から次へと姿を現してきて、うーん、もう服を買うのは止めよう・・・と毎回のように思う。
 あれこれ片付けているうちに瞬く間にお昼になる。

 今日は、7月中旬に初めて参加した、通院先の病院が主催するオンラインがんサロンの2回目を申し込んであった。前回は参加者が少なく、後半の“語り合いの会”に残ったのは私一人で、語り合う会どころか私が語る会になってしまった。
 今日も正午から1時間で前半が講演、後半は語り合いの会だというので両方参加と回答したが、どうだろう、と時間ぎりぎりに入室した。

 ホスト側以外に参加者は私を含めて7人。前回の倍以上だから盛況だ。今日のテーマは「がん治療中の食事について」で、病院の管理栄養士のYさんが講師だ。
 バランスの良い食事を摂るのは大切だが、頑張りすぎて食事が楽しめないのはNG。味覚や好みも変化するので体調に合わせて食べられるものを、と前置きされた。

 続いて、①吐き気、②味覚変化、③口内炎、④下痢、⑤便秘、⑥消化器術後のトラブル、⑦貧血とそれぞれの症状について食事の工夫について話された。栄養補助食品も上手に利用してというアドバイスとともに簡単なレシピが3種類紹介された。
 食事はがんと闘う力を維持するために不可欠であり、免疫機能を高める上で重要だが、頑張りすぎは禁物、と結ばれた。

 治療が長くなっている私も、あれこれ工夫しながらこれまで副作用を乗り越えてきているが、具体的で分かりやすい内容だった。入院中の皆さんもカップ麺やレトルトカレーを買い出しに行ったり、KFCが食べたいと言ったりするという。酸味と甘味は分かり、濃い味を好むようになるというのは同じなのだ。

 前回は質問も出なかったが、今回はチャットで6つほど切れ目なく質問があった。サプリや栄養補助食品、生ものやお酒、お菓子の制限等皆さん色々訊きたいことが訊けて良かったようだ。

 さて、ここで次々に参加者が退出されてしまう。様子を見ていてやっぱり退出という感じの方もいて、気づけば“語り合う会”に残ったのは私だけになった。いやはや。思わず苦笑する。
 担当のHさんから名前を呼ばれたので、顔を出し、ミュートを消してご挨拶する。化学療法認定看護師のOkさんにもご挨拶。「今日は“語り合う会”に4人参加の予定だったが、結果として皆退出されてしまったので、申し訳ないけれどこれで終わりで、語り合う会はありません。」とのこと。

 次回は2か月後に「がんとこころの手当て」をテーマに開催予定だという。オンラインで30分だし、顔出しもしないで済むから、体調が悪くてもよほどのことがない限り参加出来るだろう。

 その後、急いでレンチンランチを摂り、E先生のやさしいデトックスヨガのクラスに向かった。外は日差しが強く、暑い。やっぱり洗濯をしておくべきだったかしら、とちょっと後悔する。
 クラスの参加者は20名ほど。両隣も正面もいなくてストレスフリーだった。寝ポーズから始まり、座って足やお腹のマッサージも挟み、女神のポーズやウオーリアⅡの立ちポーズを終えて、最後はシャヴァーサナ。たっぷり汗をかいてスッキリした。

 帰宅して夕刊を読み、ゆるゆると夕食の支度とお風呂掃除。夫が定刻にライナーで帰宅し、夕食を済ませた。
 母にMeet通話をすると、少し早めに敬老の日に送った“白寿”という名前の、白と紫が混じったりんどうの鉢植えと和菓子が無事に届いたという。父の仏壇前に置いてきたというので、部屋を移動して画面で見せてもらったら結構立派で綺麗だった。良かった、良かった。

 さて、あっという間に9月も後半。明日からは巷も三連休。お天気があまり良くないようだけれど・・・。
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2022.9.15 シネマ三昧の木曜日

2022-09-15 22:39:25 | 日記

 昨夜はブログを書きながらまたしても頭痛に悩まされた。気圧が変化するタイミングで間違いなく頭痛がやってくる。ロキソニンのお世話になるが、落ち着くのに大分時間がかかり、夫より後の入浴になった。
 夫は変則で今日も出勤だから、毎日が日曜日の私に付き合って夜更かしをしている場合ではない。
 入浴後は相変わらず浮腫んだ足をマッサージして就寝。

 今朝はいつも通りのアラームで一旦起きたものの、なんとなく二度寝してしまい、30分が経過。涼しいのでよく眠れる。慌ててリビングに行ったが、夫は淡々と出かける準備をしている。
 夫を送り出した後は、新聞を読んだり、メールやネットニュースをチェックしたり、生協の注文書を書いたりして過ごす。

 今日はヨガスタジオが休館日。お天気はイマイチだし、洗濯は昨日終えている。1日家に籠っているのもなぁ、と映画館に行くことに。気になっていた邦画はイマイチ評価が低かったが、全くノーマークだった邦画がとても評判が良く面白そう。
 ランチ時間を確保出来て午前午後と丁度良いスケジュールだったので、思い切って2本梯子することに決めてネットでチケットを購入。

 1本目は「サバカン SABAKAN」。上映開始から1か月ほど経っており、10人ほどの観客だった。私の座った最後列は3人。
 キャッチコピーは「ここは80年代。青春の、少し前の、せいしゅん。」。1986年の夏、小学校5年生の2人の少年が繰り広げる冒険と、それぞれの家族との愛情に満ちた日々を描いたドラマ。作文が得意の久田君と貧乏で友達から馬鹿にされている竹本君が、あることを共有することによって親しくなっていく・・・というもの。
 沢山クスッとして、後半はかなりうるっとして。映像も綺麗で。あっという間の1時間半ちょっとだった。

 仕事をしていた頃は週に1度のペースで通っていたカフェでランチ。退職後ランチタイムには初めて来たことになる。ランチメニューも変わっていた。

 午後からの2本目は「百花」。先週の金曜日封切りだったが、20名弱の入り。私が座った最後列は4人。
 認知症で徐々に息子を忘れていく母と、母との思い出を蘇らせていく息子。キャッチコピーは「そして、愛が残る。母が記憶を失うたびに、僕は思い出を取り戻していく。」。  俳優陣が揃っていた割に辛口のコメントがずらりと並んでいた。
 原作は読んでいないけれど気になっていた作品だったので、ひとまず鑑賞。先日洞爺湖で見た水中花火がまさに半分の花火だったなあ、と思い出した。

 さすがに映画を2本続けて観たのは退職後初めてのこと、それ以上にどれほど久しぶりのことか。昨日からの頭痛がぶり返したらと心配したけれど、それはなく無事。さらに朝からお腹の調子が悪くまた下痢状態だったけれど、映画の2時間弱の間は落ち着いていてくれたので、これにもほっとした。
 帰路は壊れたキッチンバサミをアウトレットモールで調達した。5,000歩ほど歩けたようだ。

 帰宅後はゆっくりとミールキットも駆使しつつ、食事の支度やお風呂掃除を終えた。夫は予定通りライナーで帰宅した。
 母へのMeet通話もお約束通りに。今日はデイサービスの日。明日は午前中ヘルパーさんがいらしてくれた後、散歩に出かけるとのこと。フレイルにならないように足元に気を付けて歩いてほしいと思う。

 今夜もお友達からの頂き物のみつ豆とところてんが夕食後のデザートに。脂肪肝撃退タスクフォース中の夫を思って、甘味だけにしないでくれたのかしら、と有難く頂いた。Aちゃん、ご馳走様でした。
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2022.9.14 家事とリハビリとオンラインの水曜日

2022-09-14 22:33:17 | 日記

 昨夜はブログアップ後、入浴してたんまり溜まった洗濯を予約セットしてから就寝。やはり自分のベッドで眠るのが一番幸せである。
 それにしても、旅行中長く乗り物に揺られた所為か足のむくみが酷い。足首が太くなっているし、いつもは見える足の甲の血管も全く見えない。浴槽でマッサージ、お風呂から出てマッサージするが、あまりスッキリしてくれない。

 今朝はアラームと目覚ましで割とすんなり目覚めた。出勤する夫を送り出し、洗い上がった洗濯物をベランダ一杯に干し上げる。2人分とはいえ、さすがに4日プラスアルファの量は沢山だ。
 そして何やら体中が筋肉痛。昨日のオンライン瞑想ヨーガクラスの月礼拝の動きがかなり効いている。

 昨日は帰宅後、歯科クリニックに行き、なんとなく気が張っていたのか、それほど疲れを感じていなかったけれど、夫は相当疲れていたようで、私より先に入浴してベッドに向かった。
 ところが、今朝、夫を送り出し洗濯物を干し終えただけでびっくりするくらい疲れている。ちょっと休むつもりでソファに横になったら、全然起きられない。溜まった新聞を読もうと思うけれど、それさえも出来ず。録画したドラマを視ながらウトウト。これでは治療後と変わらないではないか。
 午前中にピンポンが2回鳴る。お友達から甘味が届き、夫が不在再配達を依頼していた書留を受け取る。

 瞬く間にお昼になる。乾いた洗濯物を取り入れて畳む。
 お昼はいつも通りレンチンで済ませる。普段なら昼過ぎには届く生協のお届けがなかった。遅れているのだろう。
 このまま1日籠城蟄居というのもなぁと、乾きの悪かったものを含めて洗濯物を取り入れて畳み、収納を終え、ヨガスタジオへ向かう。体調不良時以外は大抵参加しているF先生のビューティヨガのクラスだ。
 今日もほぼ満員御礼の36名の参加者。両隣がいるとやはり窮屈だ。それでもクラス自体はリラックス目的の立ちポーズのないクラスなので、リハビリの身にはちょうど良かった。
 シャワーでさっぱりしてアウトレットモールでお菓子を買って帰宅。
 生協のお届け物を取り入れて、収納したら疲れてしまう。夫の帰り迄は1時間以上あるから、と夕刊を読みつつ一休みしていたら、なんと普段より30分早く帰ってきた。出張先から直帰だったそうだ。一報してくれればよいのに。

 急いで夕飯の支度。予定通りの時間で食卓を囲んだ。この数日間ホテル等で飽食三昧だったので、シンプルな家ご飯が美味しく感じる。母にMeet電話。今日もイレギュラーでデイサービスに行ってきたとのこと。やはりお昼にちゃんとした食事を摂って、誰かと話すことで大分元気だし滑舌が良い。

 夕食後には「苦痛な症状をなんとかアロマやハーブ、クレイで緩和できないかどうかという体験をして頂ける方を募集している」とのことで、オンラインで患者会のおしゃべりカフェに参加した。
 代表のIさんを含みスタッフが4名、参加者が5名だった。私以外はこの1,2年に乳がんに罹患し、手術後の放射線治療やホルモン治療中の方が殆ど。別の部位のがんの方もいらした。

 現在、エンハーツの吐き気や倦怠感に悩まされている話をし、好きな香りについてお答えすると、トリートメントオイルや痺れにも効くというクレイを送ってくださるとのこと。有難いことである。
 「体調不良のタイミングだと参加がままならないけれど、元気なら今後も、また、患者歴が長いので、何かお役に立てることがあるかもしれません。」とご挨拶をした。カフェは1時間ちょっとでお開きになった。

 リビングに戻って、お友達から送って頂いたあんみつと豆かんを夫と頂く。夫はそそくさと冷凍庫からアイスクリームを出してきてトッピング。美味しいものを頂くにはマメである。

 というわけで、思いのほか疲れていてなかなかフルスロットルでは動けなかった。明日はもう少し復活していると良いけれど・・・。
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2022.9.13 旅も最終日 朝のオンライン瞑想ヨーガクラス後、無事帰京 駆け込んだ先は

2022-09-13 23:07:34 | 
 昨日は寝不足の上、終日バス移動の強行軍だったので、ブログアップ後は早々に入浴し、バタンキュー。旅3日目にして初めて夫より先に眠りにつけた。
 スマホアラームはひとまずいつものままにしていたけれど、その1時間以上前に頭痛で目が覚める。頭が割れそうに痛い。6時間近く連続して眠れた計算にはなる。お手洗いに起きて、様子を見るが、一向に良くならない。
 灯りをつけて薬袋を出すのにゴソゴソしたら夫を起こしてしまうな~と1時間ほどベッドでじっと耐える。アラームで夫が起きてくれたので、青いヨーグルトドリンクでロキソニンを飲む。効いてくるまで静かにベッドの中で過ごす。

 BSの朝ドラを視る頃、ようやく少し落ち着いてくる。浴槽足湯を済ませ、地デジで朝ドラを視ながら身支度を整えて、階下のレストランへ。宿泊したのはフランス系ホテルで、材料直輸入の焼きたてクロワッサンや自家製フレンチトースト、 北海道産の新鮮野菜や、牛乳、ヨーグルトが人気とのこと。
 なるほど、クロックムッシューや各種チーズ、カスレ等も並んでいた。何となくまだ頭痛だったけれど、まずはしっかり頂く。気圧も変わってきているようだ。
 
 今日は13時発のフライトに間に合うよう、空港まで各自で移動するだけの日程だ。昨日札幌入りしたのが夜の7時を回っており、バスガイドさん、添乗員さんともそこでお別れ。
 4日間の旅とはいえ、3日目夜で実質解散という次第。初日と最終日は実質移動のみなので、中味は2日という底上げツアー。札幌に寄るといっても観光らしい観光は殆ど無理な日程だ。
 それでも今朝、頑張って朝早く出かけた人たちはいたのかもしれない。だが、私たちは6月末に訪れたばかりだし、無理はしないで夕食はしっかり頂き、睡眠重視とした。

 土曜日に続き、今日は10時からSさんの瞑想ヨーガクラスの9月2回目である。30分前に部屋に戻り、部屋にマット代わりにバスタオルを置いて環境整備だ。着替えを終え、クラス開始の10分前に無事に繋がる。今日は一番乗りだった。次々と揃った今日の参加者は指導者養成コースの卒業生と常連さん等が半々。

 今日は動きのあるクラスの回。中秋の名月に因み、古式の月礼拝にチャレンジ。指導者養成コースで学んで以来で、とても久しぶりだ。長いし、初めての人もいるし、それ以外の方も久しぶりなので、マントラなしのアーサナのみで、とのこと。満月をイメージして行う。
 反るポーズが多いので腰を痛めないようにお腹を背骨に近づける感じで力を入れて、と事前の注意がある。オームを1度唱え、ショートメディテーションの後は、月礼拝。

 続いてゆっくり正座になってガイドに沿ってヴァイラーギャ(離欲)の瞑想を行う。短いシャヴァーサナを経て、最後のキールタンは愛を呼び起こしてくれるというゴーパーラ。
 ここで予定時間を2分ほど超過。最後のSさんの締めの言葉や質疑応答タイムに出ていると、乗るべきリムジンバスに間に合わない。事情はSさんに予めお伝えしてあったけれど、後ろ髪を引かれる思いで、退室ボタンを押す。急いでPC等を片付け、着替えをし、キャリーケースに荷物を詰めて、チェックアウトだ。

 30分のクラスの時間、夫は界隈を散歩して時間を潰してきてくれた。欲を手放すという瞑想をしつつ、Sさんのクラスに出るという欲だけはどうしても手放せないなぁと苦笑する。

 ホテルのフロントはがらがらで全く待つこともなく、カードキーを返したらすんなり。そして、信号を渡ればすぐのリムジンバスの停留所に急いだ。
 すると1台前のバスがちょうど滑り込んで来て(少し遅れていたようだ。)乗り込めてしまった。これはびっくり。空港直行便ではなく経由便だったけれど、20分発車が早かったので10分ほど早く空港入り出来た。頭痛が落ち着いてきてほっとする。

 旅行会社のツアーデスクで搭乗券をゲットし、座席のアップグレードをしようとトライしたが、団体チケットなので自動チェックイン機では出来なかった。諦めて空弁に海鮮手毬寿司等を買って保安チェックへ。
 離陸まであと30分ほどのところでアナウンスがあり、アップグレードに空席があるという。急ぎカウンターデスクに行くと、隣同士は無理だけれど、と前後の席で2席変更が叶った。

 10分前に機内の人となる。定刻通り離陸し、おもむろにお寿司を頂き、飲み物サービスには夏季限定アイス珈琲をチョイス。
 機内のお供は薬丸岳さんの「告解」(講談社文庫)。
 帯には「罰を受けても罪は消えない。なら、どう生きていけばいい?贖罪と向き合い続けた著者だから描けた傑作長編小説 『自分は運が悪かっただけだ』女性を撥ねるも逃げてしまった大学生、『やらなければならないことがあるんだ』愛する妻を奪われ犯人の出所を待つ男。轢き逃げ事件の加害者と被害者遺族。両者の運命が交わる先にあるものはー?」とある。読み始めたら面白くて眠気もどこへやら。

 後ろの夫の席の隣は若夫婦と赤ちゃんと幼児の4人家族。赤ちゃんがご機嫌斜めでフライトの間中ほぼ泣き続け、ついでにお姉ちゃんもそれにつられて泣いたり怒ったりで、お父さんもお母さんも大変そう。でも、子ども好きな夫は、それほど嫌な顔をしていないようだった。

 定刻通り着陸して、飛行機を降りた途端にムッとする暑さ。北海道の爽やかな風に慣れた身体にはこのねっとりとした暑さは堪える。
 そして、タッチの差で、最寄り駅行きのリムジンバスに間に合わなかった。次の便は1時間後。荷物もあるし、2回電車の乗り換えはしんどいので、空港内のレストランでお茶をして時間調整することに。
 リムジンバスは順調に走ったが、途中事故渋滞で迂回路を経由した結果、予定より5分ほど遅い到着になった。2時間、本を読み続け、息子が事故を起こさないことを祈りつつ、読了。タクシーでそのまま自宅まで戻る。

 帰宅後、荷物を放り出して向かった先は、歯科クリニックである。
 昨夜、最後の一品かにの太巻き寿司を頂きながら、一昨年5月迷走神経反射で夜中に転倒し、折れた前歯の隣のヒビが入っている歯で誤って、お箸を思いっきり噛んでしまった。
 一瞬、痛みで脂汗が出た。恐々触ってみたらなんだかぐらついているようだし、押せば痛い。嗚呼、なんということだ。あいにく明日はクリニック休診日。なんとか今日の診療時間内に帰宅出来れば予約なしの飛び込みで診て頂けるかもしれない、ということで電話をしたところ、これからどうぞ、ということに相成った。

 急いで歯磨きをしてクリニックに到着したのは6時ちょっと前。そこから予約の方たちが終わるまで1時間。先生にお会いできたのは7時を回っていた。これなら最低限片付けをしてから来てもよかったなと思うが、そのあたりは飛び込みで診て頂くための誠意の見せ所でもある。

 丁寧にチェックして頂き、支えを補強しましょうということになった。折れた前歯と同様裏を補強し、その隣のしっかりしている歯の支えも借りて無事治療終了。たっぷり30分かかったけれど、今日で治療終了になった。ほっとした。これからは今まで以上に食事の時に気を付けて頂かなくては。

 帰宅後、荷物を片付け、母に無事帰宅したものの連絡が遅くなった訳を報告方々Meet通話。夕食はレンチンやインスタントものの助けを借りつつ、簡単にサラダを追加してなんとか夕食の形を整えた。

 歯科クリニックに飛び込むというアクシデントはあったけれど、かくして無事4日間にわたるコロナ禍初めて参加したツアーが終了。夫は明日から3連勤、私は溜まった洗濯物等の処理等、ゆっくり家事をして過ごす予定である。
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2022.9.12 旅は3日目、起床時間は3時半!の長~い1日

2022-09-12 23:08:13 | 
 今朝がとんでもなく早い起床なので、日付が変わる前にベッドに入ったものの、またしても夫の鼾を聴くことになってしまった。ああ、起床時間まで3時間半を切っている・・・。
 
 そして今朝。アラームが鳴った途端に目が覚める。スマホで今朝の雲海状況をチェックすると、「発生中」とある。「よし、行くよ!」と夫を起こす。
 歯を磨き、顔を洗い、最低限のお化粧をして(寝ぼけて乳液のつもりがメイク落としをたっぷり手に取ってしまった。)、持ってきた中で一番厚地の洋服を着込んで、いざ出発。わずか20分で用意が出来ている。我ながら凄い。

 エレベーターには同じように雲海テラスを目指す人たちが乗り込んでいる。皆無口だけれど、珈琲片手の人もいる。ロビーには既にスタッフがスタンバっていて、徒歩なのかバスなのか確認している。バスの始発は4時10分、まだ15分以上ある。雲海テラスへのゴンドラ始発は4時15分だ。

 一番乗りではなかったけれど、バスには十分乗れる順番だった。けれど、歩き出す人がいて、夫が「歩いた方がいいのでは?」と言う。もちろん外は真っ暗だ。大丈夫かしら・・・と前を行く人を頼りに歩き始めた。徒歩10分というから、順調に行けば始発のバスに乗るより早くゴンドラ乗り場に到着する。

 それにしてもなんと酔狂なことか。気温は11度。ストールをぐるぐる巻きにしてジャケットを着込んでいるが、かなり冷える。道の傍にはライトはあるが、足元はアップダウンがあり、階段があり・・・、で余り良くない。
 ここで怪我をしては洒落にならない、と慎重に歩を進める。黙々と先頭を歩いてくれるのは、なんと赤ちゃんを抱っこしたお父さんである。赤ちゃんも早朝から受難なことだ。私達は歩け歩け集団の7、8番目だったろうか。途中、小川もあり、小さな木の橋を渡る。ゴンドラ乗り場の灯が見えてきて心底ほっとした。

 ところが、なんと既に長蛇の列だ。最後尾を探すのに結構手間取る。いやはや、老若男女、酔狂集団である。見えるかどうか分からない雲海テラスに行くために4時前から並んでいるのである。びっくりするほど高齢の女性が杖をついて歩いている。お腹の大きな妊婦さんもいる。そしてまだ首が据わったかどうかというレベルの赤ちゃんを抱っこしたお父さんやお母さんも一人や二人ではない。

 それでも、バスに乗ってくるよりも早く到着したことは間違いなかった。ゴンドラは早くも動き始めている。山麓駅からゴンドラに乗り込めたのは4時半を廻った頃。某旅行会社の優先乗車レーンなどもあって、なんだかディズニーランドのファストパスのようで微妙な気分だ。夫と2人乗り込んだのは黒い29番のゴンドラだった。
 まだ真っ暗だった辺りが少しずつ白んでくる。13分ほどゴンドラに揺られ、うす暗いうちに標高1,088メートルの終点、山頂駅に到着したのは5時前。日の出直前である。ご来光に間に合った。けれど、どうも雲海というよりは雲の真っ只中という模様だ。

 テラスで椅子を確保すると、夫がカフェで飲み物を買ってきてくれる。寒いので温かい飲み物とばかり思っていたら、夫が手にしていたのは“雲海オレ”という氷入りの青と白の不思議な飲み物と一口サイズの雲海マカロンだった。  起床後はお手洗いも心配だし水分補給もしていなかったので、ちょっぴり頂く。
 次から次へと人がテラスに上ってくる。一体どの位の人たちがやってきているのだろう。30分ほど待ったけれど、雲海らしきものは現れず。雲に囲まれて、時折、青空が見えそうで、太陽の光が刺しそうで、という微妙なお天気だった。テラスにいても仕方ないね、ということで、クラウドバー、クラウドウオークといった展望スポットを見学しがてら、片道徒歩5分という散策路を黙々と歩く。様々な高山植物が綺麗だ。

 高所恐怖症の夫は、空中に浮いているようなクラウドウオークはパスしていたけれど、スカイウエッジなるものではしっかり写真撮影をしていた。まあ、良くも付き合ってくれたと感謝ものだ。忘れられない誕生日旅行になるだろう。その先のクラウドベッド等は坂道をまだまだ上らないと行けないので、そこで引き返すことに。

 1時間ちょっと山頂付近にいただろうか。ブルーカラーの雲海ポストで記念撮影をしたり、ショップを覗き、帰りのゴンドラには殆ど待つことなく乗り込めた。
 今度は黄色い91番のゴンドラ。乗り込んだのは6時過ぎのことだ。山麓には熱気球も見える。まだどんどん上がってくる人たちがいる。
 山麓駅に到着するとちょうどシャトルバスが到着していて、そのまま朝食レストランに向かうことに。

 昨日カフェのスタッフさんから薦められた森のレストランに到着したのはまだ7時前。既に起きてから3時間半近く経っているのでお腹も空いている。
 待つことなく窓際付近の4人席を確保。このレストランの名物は鉄板の上で焼いたふわふわフレンチトーストと北海道ならではのなまら海鮮丼だという。席につき、さあ、頂きます、と一口口に入れた途端、夫が「部屋に忘れものをしてきた」と一言。これは大変、大切なものなので部屋まで取りに行くことになった。

 気をつけて、と見送ったが、ふと心配になる。夫はバッグも置いて身軽に出たけれど、バッグには部屋のキーが入っているではないか。そしてLINEで連絡しようと思ったら、スマホもテーブルの上に置きっぱなしだ。忘れ物大王、一体どうするか。もう夫の姿は見えない。
 こういうときにバスで移動する大きなリゾートの大変さが身に沁みる。まあ子どもではないし、部屋の前でカギがなければ事情を話してスペアキーで開けて貰うしかないだろうけれど、そもそもちゃんと部屋番号を覚えているのかどうか。心配してもきりがないけれど、本当にもう、どうしたものか。嗚呼。

 待つこと30分以上、夫は帰ってきた。行きも帰りもシャトルバスがなかなか来なかったという。部屋のカギのつもりでなんと自宅のカギを手にしていたそうな。部屋の前に行く前にそのことに気づき、事情を話してスペアキーを借りて戻ってきたという。
 その間、一人で食事を済ませてしまうわけにもいかず、スマホを触って時間つぶし。ほかほかだったお料理は皆冷めてしまったけれど、取り直すわけにもいかず。

 結局、レストランには1時間半以上滞在することになった。今日の出発がゆっくりの11時で、余裕があったから良かったようなものの、本当にしっかりしてよ、忘れ物大王である。いや、毎度貴重なブログネタをありがとう、だろうか。

 帰りはバスではなく、スカイウオークという屋根付きの遊歩道でホテルまで戻れるという。歩くと10分弱の距離だ。バスを待っているよりも早いし、良いお腹ごなしになった。
 ホテルショップでお土産を物色し、事前チェックアウトを済ませて部屋に戻ったのは9時半前。出発まで1時間半近くあるので、荷物のパッキングを済ませ、夫は仮眠(でもしっかり鼾をかいていた・・・。)。私は2人で寝込んでしまったら大変だ、となかなか眠れずじまい。ぎりぎりに浴槽足湯をして少しリラックス出来た。

 出発前にラウンジで喉を潤してからバスに乗り込む。今日の観光ポイントは3カ所である。
 1時間半近くバスは走る。ベッドで仮眠出来なかったせいか、途端に眠くなってウトウト。1カ所目の立ち寄り場所はフラノマルシェ。ここで自由昼食である。気温は25度。適度に風が吹いており、快適な気候だ。朝が遅くたっぷり頂いたからそれほど空腹でもないので、軽く済ませることに。夫はおにぎりと豚汁を、私はテイクアウトしていたパンやケーキ等をラベンダーティで頂く。

 地元の食材にこだわったおいしいものを通して富良野の魅力を発信する、というマルシェを一通り見学して、次なる目的地は絶景白ひげの滝。こちらにはかつて訪れたことがある。写真撮影とお手洗い休憩だけの短い時間を過ごし、次は青い池だ。ここも2回目だ。前回来たときには駐車場からかなり歩いた記憶があったが、今日は新しく出来た、青い池にごく近い駐車場から歩くこと2,3分、すぐに絶景が目に入った。絵の具を溶かしたような青い池のブルーはやはり絵はがきのように綺麗だった。帰りにはガイドさんお薦めの青い池キャンディ等をゲットしてバスに戻った。

 車窓からは十勝岳等の山々の稜線が美しい。空は高く、青く、雲は白く流れ、本当に大自然の中にいることを思う。訊けば昭和63年の十勝岳噴火を最後に既に35年が経過しており、道内では一番噴火の可能性が高い山なのだという。
 最後は“ファーム富田”である。前回10月に訪れた時は荒天で、雨風が酷く、傘も差しづらいほどだった。
 お花も既に大分終わっていたけれど、それが今回はどうだろう。エントランスすぐ傍のケイトウやサルビアの花の絨毯に目を見張る。空の青と白い雲、そして色とりどりの花たちに圧倒される。さすがにラベンダーは終わっているけれど、マリーゴールドやペチュニア、様々な種類の花々が満開だ。どこを撮っても絵はがきのよう。こんなに印象が違うとは。

 目前に広がるお花畑を見ながら遠くには十勝岳。そこで頂くラベンダーソフトクリームの美味しかったこと。園内をぐるりと一回りして、ショップでお土産を買ってさて集合時間である。

 そこから峠を越え、1時間半弱走って岩見沢PAでお手洗い休憩を済ませ、札幌はすすきののホテルにチェックインしたのは7時近くになっていた。ひとまず母にMeet電話で無事札幌到着を知らせる。

 明日の空港行きリムジンバスのバス停を確認し、昨日はきちんとした夕食ができなかったので、今晩はちょっと張り込んでカニ会席の夕食とした。お造り、鍋、茶碗蒸しにシュウマイ、グラタンに天麩羅にお寿司と蟹三昧でお腹一杯。

 ホテルに戻ってきて、荷ほどきをし、こうしてブログを書いている。
 今朝起きてからもう19時間以上が経過した。明日は午後の飛行機で帰京するのみ。ゆっくり起きて朝食を頂く予定である。
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