ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2022.9.21 母の病院付き添いとランチの後もてんやわんや

2022-09-21 21:47:04 | 日記

 昨日は草臥れて、夫も私も早々に瞼が重くなり、日付が変わる前に眠りについた。今日はお天気があまり良くないとはわかっていたけれど、予約して洗濯機を廻しておく。
 スマホアラーム通りに起きてリビングに行くと、夫は早く寝たせいか5時過ぎに目が覚めてしまったとのことで、洗濯物を殆ど干し終えてくれていてびっくり。外は曇天。とてもカラッとは乾きそうにない。それにしてもいきなり涼しいのを通り越して寒いくらいだ。

 夫を送り出す。忘れ物はない?と確認して玄関のドアを閉めるも、2回戻ってくる。1回目は明後日の実家訪問の件で(それは今ではなくてよいのだけれど・・・)、2回目は電動自転車の電池を忘れたと(駐輪場に行って初めて気づいたらしい。)都合3回鍵の開け閉めをしたことになる。嗚呼。忘れ物大王さま。
 そして、テーブルを片付けているとなぜかタブレットの隣にスマホが置いてある。”スマホ、お財布、回数券”は忘れてはダメなもの3つの筈だが、どうしてだろう。もう間に合わない。
 朝ドラを2回視たところで、私も出かける。長袖のワンピースに薄手のジャケットを羽織ったけれど、それでもスース―する寒さだ。

 今日は母の3か月ぶりの泌尿器科の診察の付き添いだ。相変わらずお腹が緩くて、心配だ。途中駅でお手洗いに寄りながら、私鉄とJRとバスを乗り継ぎ、病院前の停留所に到着した。気温は17度しかない。先月は同じ温度計が37度を差していたのに。
 今日はバスがとてもスムーズで予定したよりも10分ほど早く到着した。正面入り口ではない別の入り口から入ると、プレハブに発熱外来があり、咳が聞こえてくる。入口には完全防備をした看護師さんが複数控えている。コロナ第7波はまだ進行中という感じだ。

 検温と消毒をして、エスカレーターで2階へ。母の姿を探すもちょうど死角にいて、すぐわからなかった。ようやく見つけて、隣の席に座る。「今日はまだ呼ばれていないの?」と訊くと、頷く。良かった。間に合った。
 前回は、もし呼ばれても私が到着するまで一人で診察室に入らないで、とお願いしていたのにぱっぱと一人で入ってしまっていたのだった。

 それほど混んでいないように見えたが、それからは長かった。中待合に入れたのは30分後、診察に呼んで頂けたのはその30分後。1時間待ったことになる。
 母は私が到着する前に採血と採尿があったので、先生にお目にかかるまでに2時間かかった計算になる。まあ、私も毎回そのくらい待つのだけれど。

 S先生にご挨拶して母の隣の丸椅子に座ると、早速今朝の採血と採尿の結果シートを下さる。若干赤血球が低めだったけれど、それ以外は問題なし、尿検査も全く問題なし、とのこと。今月末で左腎がん手術からちょうど3年になるので、次回3か月後の診察までに造影CTを撮りたいと仰る。
 先生が提示された3か月後の候補日はちょうど私の治療日とバッティングしたので、1週間前倒しにして頂き、その1週間前にCTの予約が入った。処方箋を書いて頂くうえで、痛みや不眠等不調について訊かれ、なんだか要領の得ない感じで母が答えていたので、少しフォローして診察室を後にした。

 その後、CT撮影に関する問診票や同意書を代理で書いて提出し、会計窓口へ。母がお手洗いに行くというので、私は先に会計と支払いを進める。ちょうど支払いのタイミングで母が戻ってくる。
 病院を出て、薬局経由で帰宅しようと歩き始めると、自分が行こうとする方が近道だと言って、私が入ってきた入口方面から出ようとする。「発熱外来があり、咳をしている人もいるから、遠回りでも正面から行った方が良いのでは」と言ってもどんどん行ってしまう。うーん。
 正面入り口を出たベンチには、酷い咳をしてタオルにくるまって辛そうにしている若い女性がいた。コロナ感染なのだろうか。看護師さんが声をかけていた。

 そして薬局へ到着。先に待っている方がいるので10分か15分待ちます、とのこと。ホテルのラウンジでお昼を予約しているが、その時間に行くには30分後のバスに乗らないと間に合わない。15分待って2人一緒に自宅に戻って改めて出発すると、母の足では間に合わないかも。
 私が薬を受け取って、急ぎ足で実家に薬を置いてから一緒に出れば多分間に合うだろうと踏んで、母には先に家に帰っているように言う。思いのほか寒いので、何か上着も欲しいとも言っていたので。

 分かったと言って母は一足先に帰宅の途へ。10分ほどの待ち時間で薬を受け取ることが出来たので、急いで実家を目指す。予定のバスに乗るまでまだ余裕があったのでほっとして歩き始めた。薬局から実家への道は2通りあるのだけれど、今日はひとまず車が通らない道を選んだ。

 すると遠くに、家で待っている筈の母がこちらに向かってくる姿が見える。既に家からワンブロックほど歩いている。何のために?もし私が別の通りを歩いていたら行き違いになってしまう。私は実家の鍵を持っていていないので、家に着いたところで閉め出しを食うことになる。
 結果、大荷物(漢方薬3か月分はかなりの量だ。)を下げたまま母を探して行ったり来たりして、予定のバスに乗れるどころか、とんでもないことになっていた。

 思わず、「なんで家にいて、といったのに出てきたの?」と声を荒げてしまう。
 「直接別の停留所から乗った方がいいかと思って・・・」と言う。意味不明である。母が持ち帰るには重くて大変だから、私が代わりに受け取って家まで届けようとした薬を、ランチ先まで持ち歩いたら、帰りは結局母が自分で持ち帰らなければならないのに・・・。
 「どうして?」と訊くと、言うに事欠いて今度は「薬局にまた預けて出直せばいいから」とか何とか。いずれにせよ、意味不明である。私はバスの時間も考慮して、私の足で歩いたら〇分かかって間に合う、と計算しているのだから、お願いだから言うことを聴いてほしい、と懇願する羽目になった。

 結局、母は無駄に2ブロック以上歩いて家に戻り、私に文句を言われながら骨折り損のくたびれ儲け。まあこれは自業自得か。急いでお手洗いに行って、薬をテーブルに並べ、エコバッグを畳んで、一息ついて再びバス停を目指す。十分余裕で5分前に到着した。

 バスでは2人とも無事席も確保出来て、予約時間通りにホテルラウンジに到着した。パスタやミックスサンドのランチを摂り、食後は和栗のモンブランやシャインマスカットのショートケーキを追加して2時間ほどお喋り。レモンティーを何杯頂いたことか。先日の北海道旅行や佐原の写真を見せながら説明した。

 母は再びバスで帰宅した。私はJRと私鉄を乗り継いで最寄り駅に到着し、ヨガスタジオへ。今日はF先生のビューティヨガのクラスだ。いつもほぼ満員御礼だが、今日は30人がちょっと欠けるくらいの参加者。
 真ん前と両隣がいなかったので、快適だった。相変わらずバランスポーズはなかなか難しいが、基本座位と四つん這い、仰向けの寝ポーズなのでまったり過ごせるいい時間だ。

 シャワーを浴びてさて、帰ろうとスマホを見てびっくり。なんと明日の夜帰宅予定だと思っていた息子が今晩帰ってくるという。明日は在宅勤務らしい。明日は夫は出勤だし、私も色々予定があるのでお構いは出来ないと伝えてあったのだけれど。夫はスマホを忘れていったので、今晩息子が帰ってくることも知らない。息子とあれこれやり取りすると、新幹線が止まっているとのこと。「予定より1時間遅れて出発したが、帰りはかなり遅くなりそう、夕飯はどうしよう?」というので、「何も用意できないけれど・・・」、とつれない返事。結局、動き出してもかなりの遅延で、食事は帰宅してから、ということになった。

 帰宅すると、生協のお届け物が届いており、取り入れて収納する。洗濯物も取り込んで畳まないといけない。もたもたしているうちに、夫の帰宅時間が迫る。
 ご飯だけ炊いて、また冷凍食品のお助けを借りて、サラダと味噌汁だけ作ってお茶を濁した。

 食後は息子が帰宅するためのベッドメイキングやらなにやら。いやはや、息子のご帰還、大変なことである。
 そうこうしているうちに今月もあと10日を切った。今年も残すところ101日である。

 
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2022.9.20 思い込みは痛恨の極み・・・

2022-09-20 22:28:15 | 日記

 昨夜はブログアップ後、大浴場とスチームサウナですっかりリラックスした。佐原の散策等で良く歩いたので、部屋に戻ってベッドに入ったら、バタンキュー。夫より早く眠りにつけた模様。
 夜中にお手洗いに起きることもなく、平日仕様のスマホアラームで目が覚める。外は雨のようだ。TVの台風情報を注視しながら、帰る時間はどうしようかと相談。
 とりあえず私だけ朝風呂へ向かう。昨夜より空いており、大きな湯舟でのんびりゆったり。

 部屋に戻り、BSと地デジで2回朝ドラを視、身支度をして階下のレストランへ。思いのほか混んでいる。このホテルの朝食ブッフェはライブキッチンが充実しており、夫が気に入っていたが、去年より品数が減っている感じ。ちょっとずつ色々取って席に着く。果物と野菜のスムージが美味しい。ゆっくり時間をかけて頂き、部屋に戻る。

 雨は強くなったり、小降りになったり、止んだり。風が強くなると電車が止まるかもしれないとドキドキしていたけれど、特に遅れもなく平常運転のようでほっとする。
 11時にオープンする隣のホテル内のショップを覗きに行くも、あまり触手を動かされるものがなく、30分ほどで戻ってくる。ふとLINEを見ると、瞑想ヨーガ師匠のSさんからメッセージ。何だろう。明後日のクラスで何か変更でもあるのかしら、とチェックしたらとんでもない。
 「今日のクラスにいらっしゃらなかったので、メッセージいたしました。録画データが出来ましたらご連絡しますね」とある。?!

 7月、8月と3回目は木曜日だったので、今月も明後日の木曜日だとばかり思い込んでいた。手帳にもスマホのスケジュールにもそう書き込みしてあった。そして、Sさんからのメールをチェックすると紛れもなく今日20日10時からが3回目だった。嗚呼、なんということ。
 勘違いして思い込んで、リコンファームもせず・・・。朝食から戻って部屋で食休みをしていた30分・・・。

 「もう一人、参加予定の方がまだですが、時間になりましたので始めます」とSさんに言わせてしまっていたとは。申し訳ない。毎月3回目はゆったりした一番好きなクラスであるのに、痛恨の極みである。
 指導者養成コースでご一緒したHさんにLINEすると、今日は座位のポーズとでチャクラハミング、キールタンはラーマボーロだったとのこと。本当に残念で、あまりのショックに暫し呆然としてしまった。自業自得以外の何物でもない。しっかりしろ、私、である。

 すっかり落ち込んでしまう。チェックアウトまでは2時間ほどあったけれど、雨が小止みになっている間に、帰宅しようと夫とパッキングを終えて、チェックアウト。
 小雨はパラついていたが、無事最寄り駅から電車に乗り、スムーズに乗り換えして私鉄ターミナル駅に到着した。ここでは風も強く雨もパラついていたけれど、地下道の移動だったので、濡れることなく家電量販店に入った。

 ASHAREさん主催の瞑想ヨーガクラスで使うタブレットの電池が長く持たなくなったので、新調することにした。いくつかの候補の中で、店員さんに話を聴いて、夫の意見も参考にしつつ殆ど迷わずに決めたのだけれど、その後がいけなかった。
 携帯電話料金を訊かれ、更に家のネット環境を他社に替えると安くなる、の説明を延々と聞かされる羽目になった。だんだんどうでもよくなってくるいつものパターンでぐったり不機嫌に。息子にはこういう話(自分が得意でない話)を長く聴けなくなっているのは老化現象だと言われるのだけれど、まあ、そうかもしれない。
 10分の予定が延々30分以上かかり、ポイントカードとアプリの紐づけ等をして、無事支払いを終えてタブレットを手にするまでに小一時間かかった。

 それほど空腹ではなかったので、そのまま特急に乗って、自宅最寄り駅を目指すことに。ようやく一昨日殆ど読み進められなかった「百舌落とし」の上巻を読み終えた。まだ下巻が残っている。

 最寄り駅を降りると、雨は止み、青空が出てきている。間に合えば午後最後のヨガクラスに出たかったのだけれど、家電量販店で予定外に時間がかかってしまい、間に合わなくなった。さすがにお腹が空いて、夫と駅前カフェで軽食を摂った。
 夫はそのままタクシーで帰宅し、私は岩盤浴タイムへ。最初から最後までスタジオは正真正銘私だけの貸し切りだった。恥も外聞もなくあれこれ動いたり、ストレッチをしたり、で1時間たっぷりとセルフプラクティスが出来た。シャワーを浴びてすっきりして外に出ると、もう真っ暗になっていたが、雨の気配は全くない。
 ドラッグストアで赤青のヨーグルトを買い込み、帰宅。夫はタブレットの設定で悪戦苦闘の様子だった。

 母にMeet通話をして、明日の打ち合わせを終える。
 私もあれこれ片付けてから、夕食はまたしてもレンチンのお世話になり、簡単にフリーズドライスープと野菜と果物を足して済ませた。
 夫は明日明後日と二連勤。私は明日は母の病院付き添いの予定である。

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2022.9.19 台風の合間を縫って水の郷とパワースポットへ

2022-09-19 22:25:40 | 

 昨夜はブログアップ後、大風呂と、ミントとグレープフルーツの香りのスチームサウナを愉しんで部屋に戻る。日付が変わる頃に消灯し、夫の鼾もそれほど気にならず眠りにつけた模様。
 今朝はお手洗いで目が覚め、その後は眠れず。スマホアラームが鳴り、すんなり起きる。外は昨日と打って変わって窓の空は嬉しい青空が広がっている。

 折角なので一人で大浴場へ。ほぼ貸し切り。ささっと出る。
 昨夜連絡出来ずじまいだったので、母にお天気が思いのほか良いけれど、10月に延期したWさんサロンはどうする?とMeet電話をしたら、このお天気なら出来れば今日行きたいとのこと。再びWさんとLINEやりとりをして変更して頂く。何度も申し訳ないことである。

 BS朝ドラを視てから階下のレストランへ。野菜たっぷり、地元の魚介類等も並んだブッフェである。奥の端の席に陣取って食事を始めたところ、隣のご夫妻が凄いことになっていて、否が応でも聞こえてくる会話にフリーズする。

 奥様が「○○を取ってきて」とご主人に頼んでいるが、ご主人が間違えたようで、それを延々と咎めている。ご主人を立たせたまま「○○の○○を○○だけ」と自分の欲しいものを何度も何度も復唱させている。間違えると、なんと足でご主人の脛を蹴っている。
 ご主人は全く抵抗もしないで、遣られっぱなし。だんだん息が苦しくなってくる。朝食はどこに入ったかわからない感じ。昨朝といい今朝といい朝からかなり強烈なシーンを見てしまう。世の中には色々な人がいるものである。

 部屋に戻り、パッキングの仕上げ。8時のお天気により、今日の予定を決定するということになっており、このお天気なら予定通り遠出をする、と決まる。今日もKさんがホテルまで迎えに来てくださるという。
 時間調整方々部屋で一休み。チェックアウトしてお待ちすると定刻通り、Kさんの車が到着。荷物をトランクに入れて頂き、さあ、出発である。
 途中でTさんご夫妻をピックアップし、高速に乗って、北総の小江戸、水の郷佐原を目指す。

 お昼は素敵なレストランを予約してくださっており、その前後は街歩きを愉しみましょうというプランだ。
 レストランの駐車場に車を止め、いざ、出発。晴れ女と自称したので、ドキドキしたけれど、おかげさまで雨は止んでいる。昨日と違ってかなり蒸し暑い。大きな傘を持ってきたけれど、これなら晴雨兼用の日傘が良かったな、と思うほどの日差しになった。少し風が強い。

 江戸時代、利根川水運の中継地として栄えた佐原は、その支流小野川が柳の木々に囲まれ、いい感じに曲線を描いている。川沿いには昔の風情のままの蔵造りの荒物店や雑貨店、木造町家を改装したレストランやホテル等が軒を連ねている。
 どこで写真を撮っても絵になるロケーションだ。以前訪れた倉敷や城之崎温泉を思い出す。栃木にも似ている。いや、下田のペリーロードも彷彿とさせる。
 来月には3年ぶりにユネスコ無形文化遺産、国指定重要無形民俗文化財に指定され、勇壮豪華な山車が出る秋の大祭も控えているという。

 県の指定有形文化財三菱銀行佐原支店旧本館は赤煉瓦の洋風建築、素敵な建物だ。内部には創建当時の姿に復元したという螺旋階段や、銀行建築を象徴するカウンターもあり、実に立派。

 以前観た映画「大河への道」(夫は殆ど居眠りしていた。)で伊能忠敬のエピソードに触れたが、その忠敬が17歳から50歳までの30余年間過ごしたという旧宅を見学することが出来た。大きな造り酒屋だったという伊能家に婿入りし、家業の合間に天文暦学の勉強を続け、49歳で隠居してから江戸で本格的に勉強を始め、55歳から10回に分けて全国測量を始めたという。
 その成果が地図として結実するのは73歳で亡くなった3年後というのだから、どれだけ大変だったことだろう。

 和紙屋さん、雑貨屋さん、蔵のある荒物屋さん等々、もうどこもかしこも気になることといったらない。小物やら何やらちょっとずつ引っかかって買い求めてしまう。
 船巡りの出発点、樋橋(別名ジャージャー橋)からは時間になるとその名の通り、30分間隔で水がザーザーと流れ、落水音が涼やかだ。
 
 そして、お昼はみんな大好きイタリアン。Tさんと夫はワインやビールを愉しみ、Tさんの奥様、Kさん、私は珈琲やジュースで喉を潤す。各自がピザやパスタをセットでオーダーし、ちょっとずつシェア。どれもこれも美味だ。
 私はこの夏初めての冷製パスタを頂いた。すっかりお腹が満ちたところで、お腹ごなしに再び散策開始。佃煮屋さんに寄って息子や母へのお土産をゲットした。

 次なる行き先は香取神宮。明治時代以前に伊勢と香取、鹿島にのみ与えられていた神宮の称号を持つ国内屈指の名社である。大きな鳥居を潜り、参道のぎりぎりまで車で入って頂き、玉砂利の長い参道を歩き始めた。
 秋は紅葉がそれは美しいとのこと。木々のマイナスイオンとパワースポットに触れ、またまたしぶとく長生きしそうである。神池を通り過ぎ、狛犬が迎える総門、楼門を潜る。境内には幹周りが3mを超すという巨木が立ち並び、神秘的な景観だ。

 拝殿では皆で揃ってお参り。本殿は国の重要文化財に指定されているが、屋根は檜皮葺、黒の漆塗りを基調としたシックな色合いに極彩色で彩りを取り入れたもので、とても素敵。
 源頼義公祈願により三又に分かれたという三本杉の巨木には目を見張った。ぐるりと本殿の後ろ姿も拝見して、参道を戻る。蒸し暑さと喉の渇きでちょっとグロッキー気味。

 あんこやきなこのお団子が有名という茶処に入る。夫は飲む点滴、冷やし甘酒を、私達4人はすだちソーダをチョイスした。お腹一杯で甘味は夫にお任せしたが、ソーダにはミントがたっぷり入って、酸っぱさと爽やかさで俄然元気になった。

 再び車に乗り込み、帰路につく。晴れ女の面目躍如、車に乗るとちょっと雨がぱらついたけれど、歩いている間は殆ど降られることはなかった。ちょっと調子に乗ってしまう。
 高速は順調に流れ、夫は助手席で申し訳なくも船をこぎ出す。私もちょっと眠くなるが、一人ずっと運転してくださるKさんに申し訳なくて、目を瞑らないように頑張った。
 1時間ほどでTさんのお宅に到着。朝、ご夫妻と合流してから6時間半ほどだろうか。2日間の楽しい時間を過ごせたお礼を言って、お別れする。
 引き続きKさんに運転して頂き、今夜の宿泊先ホテルまで送って頂く。

 チェックインして部屋に入り、荷物だけ置き、母に今日は無事にWさんサロンに行けたかMeet電話。降り悪く朝自宅から駅まで行く間に土砂降りで、ズボンがびしょ濡れになったけれど、帰りは無事だったそうな。
 まあ、仕方ない。無事に行ってこられたのでひとまず良かった、良かった。Wさんにお礼のLINE。

 宿泊するホテルのレストランは残念ながら夕食営業休止中とのことで、隣のホテルで軽く食事を。夫は赤白ワインを、Kさんと私はジュースで乾杯。店内は私達3人だけの貸し切り。ソファ席でゆったりマスクをしたテディベアと一緒に過ごすことが叶った。
 明日はお仕事のKさんは1時間ほどお付き合いくださって、少し早めに退散された。私達も15分ほどして席を立ち、コンビニ経由で部屋に戻った。

 明日の台風の状況はどうだろうか。レイトチェックアウトにしてもらえたので、大浴場も愉しみつつ、今夜は早めに休みたい。

 

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2022.9.18 5年越しのお招きがようやく実現!

2022-09-18 23:01:23 | 
 今日は夫のお友達Tさん宅にお呼ばれ頂いている。夫は既に2回もお邪魔させて頂いているが、私も一緒に、との有り難いこと。コロナもあり、私の体調もあり、5年越しでようやく実現することになった。随分前から今日という予定を立てていたのだけれど、超大型の台風14号がなんとも無情である。

 いつも通りに起床して、朝食を終える。またしてもお腹が緩く、あっという間に壊してしまう。ドキドキしながらタクシーを呼んで駅まで。突然雨が強くなったり、弱くなったり。かなり不安定なお天気だ。
 予約したライナーに乗り込む。快適に読書する予定が、前の男性客が延々と電話で仕事(?)の様子。
 さらに後ろの男性客は何やら「馬鹿が!」とか舌打ちをしてぶつぶつ言っている。そうこうしているうちに車内検札が来る。後ろの男性客はライナー料金を払わずに乗り込んでいるようだ。事前決済をすれば410円の料金だが、車内で購入すると700円になる。 

 「払うつもりだったのに、システムが不具合で画面が飛んだ」とかなんとかあれこれ理由をつけてどうしても払おうとしない。車掌さんは困り果てている。
 研修の時、車掌も経験した息子の姿に重なって見えて、気の毒でたまらない。彼は一番前迄移動して次の駅でドアを開けなければならないのだ。時間切れで車掌さんがその場を離れ、その男性は結局払わずに降りていった。

 聞きたくなくても延々とそのやりとりを聞かされた私達は、よほど代りに700円を払おうかと思ったほど。おそらくそのまま払わずに降りてもわからないだろう。ごねた者勝ちが通るなら、朝からなんだかなあ、の出来事だった。

 そして、私鉄ターミナル駅の百貨店が開くのを待ち、夫がTさん宅にお持ちする日本酒を購入してからJRに乗り継ぐ。終点まで各駅停車で1時間ほどの乗車だ。ここでようやく車内で落ち着いて読書が出来た。

 今日のお伴は逢坂剛さんの「百舌落とし」(上)(集英社文庫)。
 先にドラマをから入って、すっかりハマった「MOZUシリーズの物語は、ついに完結へー。」ということで、手に取った。帯には「36年の時をかけて書き継がれた作品がグランドフィナーレ!」とある。今回電車での移動が片道優に2時間あるので、うまくすれば上下読み終わるかと2巻持ってきたのだけれど、前半1時間がライナーの乗客トラブルに殆ど盗られてしまって、ちょっとがっかり。

 窓の外はどんどん雨風が酷くなる。ホテル最寄り駅に着いた時はまさに土砂降り。前が見えないほどである。そして初めて降りた駅はかなり複雑で、夫はスマホマップ片手に宿泊するホテル迄の道筋を検索するが、埒があかない。どうもぐるぐる同じ処を廻っている。

 結局、私がタクシー乗り場を見つけて、なんとかタクシーに乗り込んだのだけれど、ホテルの名前を言っても新しいホテルらしく、不機嫌そうにご存知ないと仰る。「番地は?」と無愛想に言われ、なんとか伝えるも、なんだか居心地悪く小さくなっていると、あっという間に到着してしまった。
 嗚呼。しかも、ホテルに着いて5分もせずに嘘のように雨が止んでしまった。なんともツイていないことよ。

 チェックインまでは2時間ほどあったので、荷物を預けるだけのつもりだったけれど、追加料金を出せば今すぐチェックイン出来るというので、お願いする。ロビーで部屋の最終チェックのため、ちょっと待ってから11階の部屋へ移動。
 最低限の荷ほどきをして、夫のもう一人のお友達のKさんが迎えに来てくださるという駅まで2駅移動。余裕を持って出てきた筈が既にお約束の時間まで30分少々しかない。駅前のベーカリーカフェで軽く昼食を済ませた。とりあえずお腹が落ち着いてくれていて何よりほっとする。

 約束の時間に無事Kさんと合流して、Tさんのお宅まで移動する途中で、お薦めという美術館にお連れ頂いた。途中高速でとんでもなく酷い雨になってくる。ワイパーをしても前が見えないほど真っ白である。高速を降りて一般道に入ると、水陸乗用車かと思うほど対向車が水を飛ばして走ってくる。ドキドキしながら美術館に到着した時にはすっかり雨が止んでいた。

 お連れ頂いたホキ美術館は世界でもまれな、写実絵画専門美術館として2010年に開館。そのコレクションは創設者保木将夫氏が収集した写実絵画作品約500点からなっている。お天気が良ければ市内最大の公園である緑豊かな昭和の森に面しているので、ピクニックも愉しめるようだ。

 白の瀟洒な建物は地上1階、地下2階の三層の回廊型ギャラリーになっている。森本草介コレクションでは日本最大だという。「いろいろ 色の魔法、色から見える写実」という企画展を開催中で、ブルーの作品から始まり、色の変化を愉しみながら次のベージュ色へと変わるギャラリーへ移りながら、写真にしか見えないほど微細な筆致を愉しんだ。

 1時間ほど鑑賞し、気に入った数枚の絵はがきを買って、Kさんと館内のカフェで合流。レモンティーに出して頂いたカップが素敵で、ショップに行くと、カップ6客セット、お皿6枚セットが購入出来る。ほかでもない森本草介氏の花や果物の絵である。
 金の縁取りがしてあったので、レンチンや食洗機には使えないのなら我が家では無理かしら、と訊くとOKという。衝動買いにしてはちょっと高価だったけれど、バラで買うよりも大分リーズナブルに手に入ったので記念に購入した。

 明日Wさんサロンを予約していた母だが、Wさんがお天気が悪いので変更しなくて大丈夫ですか、とLINEで連絡をくださる。変更するために母の予定確認のため電話したり、WさんにLINEをしたり、と美術館内でも車内でもあれこれ落ち着かない。

 そして、小一時間走ってTさんご夫妻のご自宅へ到着。ラッキーにも雨が止んでいた。奥様がお料理の達人でおられ、テーブルには美しい和食が処狭しと並んでいる。思わず写真を撮らせて頂く。夫は早速ご主人とお酒を愉しんでいる。
 運転してくださる下戸のKさんと私はお茶を頂き、沢山のお料理に舌鼓。ご準備が大変だったろうなぁと感謝しつつ、遠慮なくご馳走になる。夫の好きなお赤飯や夫の郷里の漬物、お酒等が並んでいる。ご主人のTさんが夫の好みを奥様にお伝えくださっているようだ。

 夫やTさん、Kさんの話を楽しく聞いているうちに瞬く間に4時間近くが経つ。雨が止んでいるうちに、とTさん宅を後にし、ホテルまでKさんに送って頂いた。お礼を言って別れた、筈だった。

 ここでまた忘れ物大王である。ホテルのロビーで「あ、スマホ車に忘れてきた!」と宣う。嗚呼、またやってくれました。慌ててKさんに電話して、わざわざお戻り頂いた。本当に申し訳ない。

 明日はお天気次第でまたご一緒に県内遠出をする予定である。晴れ女、どこまで頑張れるか、乞うご期待である。

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2022.9.17 ヨーガスートラ第3章4回目の後は、家事もヨガもあれもこれも・・・

2022-09-17 21:29:08 | ヨガ

 今日はオンラインヨーガ・スートラ講座第3章の4回目だ。
 いつも通りに目覚ましが鳴って、ゆるゆると起きる。大きな台風がやってきているというが、思いのほか良いお天気で助かった。洗濯機を廻し、朝食を摂ってから夫と一緒にチャッチャと干す。身支度を終えたら、書斎へ移動だ。

 無事にZoomに繋がり、ご挨拶後、定刻通り出席確認からスタートする。
 はじまりの瞑想は、ॐ(オーム)三唱からスタートである。パタンジャリを讃えるシュローカを唱え、瞑想へ。いつも通りの流れだ。
 今日はマイトリー(親しみ)などにサンヤマ(ダーラナー、ディヤーナ・サマーディがなされること)して瞑想する。準備段階として⓪マイトリーを感じる相手、場面を思い出す、続いて①ダーラナー:その感覚に意識を留める、②ディヤーナ:その感覚に意識を留め続ける、③サマーディ:その感覚と一体化する(自分は空っぽ)
 
 ここで振り返り。各節でサンヤマするとどうなるかがあれこれ書かれているが、サンヤマとは、1つの対象に対してダーラナー、ディヤーナ・サマーディがなされることをいう。これをしっかり押さえておくことが大事だ。
 3-1 ダーラナー:チッタ(心)を一つのところにとどめる 3-2 ディヤーナ:ダーラナーの状態で想念を一つの対象に持続 3-3 サマーディ:ディヤーナの状態で対象が光り輝き、自分自身は空っぽの状態
 サンスクリット語でSさんが先に唱え、それを私達受講者が2,3回繰り返しながら進めていく。いつもの学びのスタイルだ。
 
 今日はサンヤマの3つのステップを進んだ時の成果(超自然力)の続きから始まる。
 3-25 力にサンヤマすることによって象(最強の動物の例)などのような巨大な力を得ることが出来る。
 3-26 貴女の中に輝く光にサンヤマすることによって、微細なもの、隠されたもの、はるか遠くにあるものを知ることが出来る。
 3-27 太陽(太陽系の中心)にサンヤマすることによって、宇宙を知ることが出来る。
 3-28 月(古代インドの暦の基準)にサンヤマすることによって、星の配置を知ることが出来る。
 3-29 北極星(星座の運行の中心)にサンヤマすることによって、星の運行を知ることが出来る。
 3-30 へそ(全てのナーディ【プラーナ=生命エネルギーの通り道】の起点)のチャクラにサンヤマすることによって身体の全体構造を知ることが出来る。
 3-31 のどの部分(口の上側の壁、奥の窪み)にサンヤマすることによって飢えと渇きをとめることが出来る。
 3-32 クールマ・ナーディ(喉と胸の間、気管支の辺りの亀の形の管)にサンヤマすることによって不動さが得られる。

 本日はここまで。これぞ第3章という超自然力の節が満載。その後、質問タイム。サンヤマは宇宙の全てのものに対して行うことが出来るのか、について、仏教との違いや古代ヴェーダの思想である一元論やら近代の二元論等の話題にまで広がり、それ以外にも宇宙にある14領域について、サンキャ哲学とヨーガスートラの関係等々・・・いやはや、大変なことになった。
 ご挨拶をして退室。気になる節があれば、是非サンヤマしてシェアしてほしいとSさんのリクエストがあった。

 ちょっと頭が草臥れて、リビングに戻る。
 2週間前に、久しぶりに再開した高校のオンライン交流会(治療直後の土曜日だったため、体調不良で欠席)のアーカイブが送られてきていたのを思い出し、拝聴することに。演者は2回目の登壇のY君で「オードリー・タン(唐鳳)と台湾が目指すデジタル民主主義」というテーマ。台湾の天才IT相 オードリー・タン氏の生い立ちからその業績まで、知らなかったこと満載でとても興味深かった。その後の質問タイムも盛況だった。

 ということで、午前中はPCに噛り付きとなった。来週の瞑想ヨーガクラスのレッスンプランを考えてから遅いランチを簡単に。
 食休みをした後は、夫と一緒に掃除に励み、洗濯物を取り込んで畳んで、やれやれ、一段落。
 久しぶりに夕方からT先生のビギナーヨガに参加した。朝の太陽はすっかり隠れて曇天に。
 土曜日のクラスに出たのは3週間ぶりだ。参加者は21名。現在ソーシャルディスタンス確保のために60名定員の7割に減員しているのでちょうどその半分。
 敷かれたマットが一つ置きに埋まっている状態で、皆、両隣がいない計算になる。そもそもの定員から考えると35%だけれど、のびのび動くにはこのくらいが丁度いいなあ、と思う。寝ポーズからスタートして顔や頭、脇腹、肋骨のマッサージ等リラックス。四つん這いで背中も解し、ウオーリアⅡの立ちポーズもあって、最後は寝ポーズで腰を緩めてシャヴァーサナ。スッキリした。帰路はアウトレットモールに寄って秋色のクッションカバーを買って帰宅。

 夫がスープを作ってくれていたので、メインとサラダを加えてパパっと夕食を整える。母にMeet電話も済ませた。
 明日はずっと前からの約束でお出かけの予定である。台風到来でお天気が心配なのだけれど・・・。
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