インテリジェント ワークス

子供達との泣き笑い

僅かの差

2010年12月16日 | 歴史

あっと言う間に、もう年末ですね。
塾生諸君は家の大掃除なんてお手伝いしてますか?

今年の練習も残す所あと1回。
指導陣の間では、練習納めの後に打ち上げを行おうかと企画が進んでおります。
今年も誰にも怪我をさせずに済みそうですからね。
そうなると丸8年、故障者0の記録更新ですよ。

年明けにはまた文化的な活動もしたいですね。
高学年は百人一首、低学年はいろはガルタなんてどうでしょう?
どこかに場所があればなぁ。



さて、恒例のフォームチェック。
人生における様々な出来事がそうであるように、ほんの僅かな差で他人の評価とは変わって来るものなのです。


キャプテン・ユウタ

肘も高い所で使えて、球の回転もなかなか良いのですが。
僅か10cm歩幅が狭いのよね。
いや10cmとは言わない、せめてあと8cm広ければとっても格好良く、今とは比較にならないボールが投げられるようになるんですけどねぇ。
これは本人の気持ち次第ですね。


3cmのエレベータ、ユースケ

ユースケの腕はとてもしなやかで、遅れて出て来るのが魅力なのですが。
いかんせん肘の高さが安定しません。
この写真でも、あと3cm肘が高い所で使えていれば、もっともっとボールが安定して来るんですけどね。
肘の高さが上がったり下がったりするから、前回の紅白戦のように球道が安定しないのよ。


やっと足の着き方が様になって来たカツオ。

カツオのキーワードは5cm。
あと5cm余分に腕を振れれば、もっともっと良い球が投げられるのにねぇ。
腕を振るのですが、最後まで腕を振り切る事ができません。
これは野球を始めた直後の指導で、コントロールをとても気にさせられたんでしょうね。
そんな腕の振りをしてると、かえってコントロールが悪くなるよ。
今はコントロールなんて気にしないで、思い切り腕を振る練習をしなさい。


ジェッターは投球がとても安定して来たのですが。

また悪い癖が出始めてますよ。
テイクバックの際に右手首を向ける方向が違うでしょ。
僅か90度の差ですが、これで肘を壊した選手は山のようにいますからね。
すぐに矯正しなさい。


ソルトも腕が振れません。

凄くフォームは良くなって来たんだけどね。
まだまだ腕の振りが足りませんねぇ。
もっともっと意識して強く腕を振るようにしてごらん?


だんだん形になって来たシリュウ。

シリュウも良い球を投げるようになって来たね。
音が真面目なので、練習に取り組む姿勢も真摯だものね。
シリュウの場合はあと30cm。
投げ終わった時には、右肩が左ひざの前に来るように。
そこまでしっかりと腕を振れれば、今よりもっとフォームが綺麗になって良い球が投げられるようになりますよ。


長男気質のルイ。

ルイもだんだん野球っぽくなって来ましたよ。
投げる時に、あと20cmほど歩幅を広げてごらん。
それだけで随分と見た感じが変わるから。


目下売り出し中のウナ。

ウナはボールを怖がらなくなって来たので、だんだんと戦力になりつつありますね。
足も速いし、とっても楽しみな塾生です。
投げるテイクバックの時に、若干身体が後方に斜めになりますね。
これをまっすぐにするように意識してごらん。
上半身は投げる瞬間まで、常に地面と直角を保って下さい。
それだけでボールが全然変わって来るからね。


本日の最後はイブキ。

イブキを見てると、学生時代の自分を見ているような気になる塾長です。
塾長も身体が小さかったからねぇ。
イブキの気持ちがとっても良く解りますよ。
(塾長はあそこまでお母さんとそっくりではありませんでしたが)

イブキは投げる時に身体が正面を向くのが早すぎるんだよね。
投げる相手に一度は背中を見せるくらいの感覚で左足を出してごらん?
そうすると球も速くなるし、意外にも捕ってから投げるまでが速くなりますよ。

スポーツの世界では、必ずしもみんな平等って訳ではありません。
身体が小さい、握力が無い、ちょっと足が遅い、それらは全てハンディキャップなのです。
けれども、それを克服するだけのテクニックは練習で補えます。
また、過去にはその逆境を自分の武器に変えて来た選手も沢山いるんですよ。

勉強もスポーツも同じ。

努力に勝る才能無し。

僅かの差を克服できるかどうかは、塾生本人の努力次第ですよ。