インテリジェント ワークス

子供達との泣き笑い

エンドレス・リレー

2013年03月02日 | 歴史

平成塾は、通常の倶楽部チームではおよそ持っていないような装備を持っていたりします。
その内のひとつがバトン。
運動会などでリレーに使われる物ですが、このバトンが毎回の練習で使用されているんです。

 
毎回、練習の最後に行われる塾生全員参加のベーランリレー。

ベース一周を全力で駆け抜け、次の走者にバトンを渡します。

 
実はこれ、遊んでいるようでいて大切なトレーニングなんです。

ベースランニングの練習になるのは当然として。
子供達の瞬発力を大いに鍛えているんですよ。

 
何度も書きますが、この時期の子供達は持久力などは鍛えられません。

パワーを発揮する筋肉も発達するのは高校生くらいから。
今の時期は瞬発力を鍛えるメニューを中心にカリキュラムが組まれます。

 
それでも、ただ走らせた所で、すぐに飽きてしまいます。

そこで、考案されたのが全員で行う対抗リレーなんですね。

 
チーム対抗ですから、流して走る訳には行きません。

全力疾走が当たり前ですから、ちょっとでも気を抜くと仲間から責められます。

 
だいたいベース一周が100m。

それを最低でも5回、多いときで10回繰り返しますから。

 
塾生達は全員が500mから1kmのダッシュを行っている計算になります。

1kmをダッシュで駆け抜けるって凄くないですか?

 
それもこの時期の子供達の離れ業。

筋肉が完成していないので、乳酸が溜まりません。
だから走り切れちゃうんですね。

 
これを繰り返していると、筋肉や内臓が酸素を取り込むのが上手になります。

すると、少ない酸素量でも耐えられる身体になって行くんですね。

 
同じ運動をしても、ハアハアと言わなくなります。

それが俗に言う体力が付いたと言う表現なんですよ。

 
たまに人数が半端になると、指導陣が混ざったりしますが。

指導陣はすぐにバテてしまいますね。

 
それは筋肉量が多いので乳酸が溜まり易い事と。

日頃の運動不足から、酸素の取り込みが下手になっているせいです。


実は塾生達の中でも、高学年になるほど疲れます。

理屈は同じで低学年より筋肉量が多いからです。


何をやらせても低学年より出来てしまう高学年ですが。

ただひとつ、体力面だけは低学年に分があるみたいです。


だから100m走を10回程度なら圧倒的に高学年の方が速くても。

20回も繰り返すと、低学年の方が速くなるかも知れません。


それにしても、みんな走ってる時の表情は個性が出ますね。


勉強の時もこんな真剣な顔をしているのでしょうか?


バボはそろそろバテて来ました。


アヤナはカメラを向けると恥ずかしがって下を向きます。

お母さんに似て美人なのに勿体無いね。


バトンの持ち方も人それぞれ。


走るときも、人生も脇が甘い博士。


主将の走りは力強いですね。


雄叫びを上げながら走るミニアサ。


逃げるアキラ、追うトシユキ。


みんな、こうして知らない内に体力が向上して行くんです^^