インテリジェント ワークス

子供達との泣き笑い

遠回り

2013年03月11日 | 歴史

Walk don't run!
直訳すると、走らないで歩け。
でも正しく訳すと、急がば回れの事ですね^^

高く飛ぶ為には、最初に姿勢を低くしますし。
遠くへ飛ぶには、助走距離を長く取ります。
結果を求める為には、それだけ準備をすると言う事なのですが。

実はその事が全く当てはまらない事が野球にはあるんですよ。

 
キンチョーのフォームが解り易いので、この写真を使って解説しましょうね。

ボールをよく見ながら、バットを振り出していますね。
ボールの勢いに負けないように、バットも随分と後ろの方から振り回し始めています。

でもね。
これだとタイミングを合わせるのも、正確に叩くのも難しくなるんです。
バットが出て来るまでの距離が長いこと。
ボールの側までバットが来た時は、バットにやたらスピードが付いていてコントロールし辛くなっていること。
結果的にタイミングも合わず、ボールの芯も叩けなくなってしまいます。

たまたまキンチョーの写真を使いましたが、これは全塾生に言える事なんですね。

 
ミニアサの左足が曲っているのが解りますか?

これはバットを出すタイミングが合っていないので、身体を前に出してタイミングを合わせてるんです。
結果として回転軸が横にずれるので、せっかくのバットスピードが殺されてしまいますよ。

 
物凄い大振り。

当たれば飛びそうなんだけど、これがまた物の見事に当たらないんですね。
これだけ思い切り振って、ボールは目の前にポトリ。
この省エネ時代に、なんと効率の悪いこと。

 
バットが遠回りして来ると、せっかくボールに当たっても打球は飛びません。

バットの軌道が悪いと、上手くボールに反動を与えられないんですよ。
ダイキはバットが外側を回って、内側に入って来ている軌道ですね。
なので、せっかくミートできてもボールに勢いが伝わりません。

 
打っても飛ばないから、更に振りが大きくなります。

もう、目の前の家でも壊しそうな勢い。
これでもかと、力任せにバットを振ります。

ますますバットが身体から離れて行きますね。


このソウシの写真も解り易いですよ。

バットヘッド(バットの先端)が身体から離れているでしょ?
こういうバットの使い方をした時には、決してボールを飛ばす事ができません。
バットヘッドはボールのインパクトポイントに向かって、最短で出て行かなくてはいけませんよ。

 
せっかく顔の側にあったバットヘッドが。

ボールが来ると顔から離れて行っちゃいますね。
これが打てない原因だとは誰も気付いていない様子。

要するに、みんなもっとバットヘッドを意識してごらん。
それだけでバットの軌道が変わるから。


さて、こちらはちょっとお休み。

休憩時間に人生の意味を語り合うカルガモクラス。

 
ケンスケは随分と腕が振れるようになって来ました。

投げる時の体重移動も良いじゃない?
左手の畳み方を覚えれば、凄く綺麗なフォームになりますよ。


こちらは親子大会に向けて、練習に励むお母さん達。

バッティングと言うより、ほとんど夫婦喧嘩でバットを持ち出したって感じ?
野球の指導で来たボールを引っぱたけなんて言い方をしますが。
まさしく今から引っぱたくって勢いです。


こちらのお母さんはバットに当てて終了。

バットを振り切らないから、当たっても遠くへ飛びません。
最後までバットを振り切らないと、ウエストにくびれが出来ませんよ。

 
と言う訳で、次回の練習でお母さん達の前に立ちはだかる連中です。

塾生達も、お母さん達も、このブログをよく読んで、バッティングフォームの改善をして来てね。
当日はホームランの競演になる事を願っていますよ。