ジューンベリーが色づいておいしくなってきた。
これを鳥たちが見逃すはずはない。主にヒヨドリとスズメだ。
ヒヨドリは実を丸ごとぱくっと食べてしまう。
一方、スズメは実をつついて食べているが、ひとつを全部食べることはしないで、
少しついばんだだけで、次の実へ移ってしまうから、
あとに食べかけの実がいくつも残っている。
それに、ヒヨドリはたいてい2羽だが、スズメは群れでやって来る。
小食だけど、けっきょく被害はヒヨドリと変わらない。
おまけに、どちらの鳥も、食べるのに失敗して下に実をたくさん落としていくのだ。
やれやれ……
このところ暑い日が続いているから、庭のバードバスは人気だ。
このあいだ見ていたら、ヒヨドリが水を飲んでいた。
そこへ一直線に飛来したスズメ。先客がいて驚いたようで、
あわててコースを変えて、近くの地面に降り立った。
そこで、ヒヨドリが飲み終わって飛び去るのを待ってから、飲んでいた。
バードバスとは言うものの、意外にもハチたちがよく利用している。
南の庭のバードバスは小型だが、縁が急傾斜なので、玄関前の大型が
ハチたちのお気に入りのようだ。
ここでアシナガバチが水を飲んでいるのをよく見かける。
今年、珍しく蜜蜂が来ていた。
水がいっぱい入っているときは、ハチにとって飲みやすいようだが、
蒸発して少し水位が下がると、水際の角度が急になる。
アシナガバチより小型の蜜蜂は、そこを滑り落ちないように、
恐る恐る水を飲もうとしていた。
別のときには、実際に落ちて水の中でもがいている蜜蜂を見つけたので、拾い上げてやった。
また別のとき、蜜蜂がうろうろしていたが、かまわずバードバスを掃除して
新しい水と入れ替えたのだが、終わるまで周囲を飛び回り、
終わったらさっそく水を飲んでいた。
調べてみたら、飲むだけでなく、運んでいって、巣の冷却水として使ったり、
幼虫に蜜を与えるとき、水で薄めたりもするそうだ。
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