安部首相による唐突な今回の臨時国会冒頭解散!! 森友・加計問題から逃げる方策をアレコレ考えている矢先、民進党の山尾議員の不倫疑惑を絶好の好機チャンス到来と見た安部ちゃん。臨時国会も開かず解散権を行使した。立憲国家で憲政史上稀にみる暴挙だ。もともと憲法など米軍の押し付けとしか思っていないご仁、何を言われようがお爺ちゃんの岸首相譲り。
自民党の歴代の鳩山(民主党の鳩山とは違うぞ)、宮沢などリベラル派と言われた首相は、立憲の趣旨をキチンとわきまえていたのが懐かしい。しかし、安部(ヤベー)首相は、自民党リベラル派の対局に位置している。対米追従を岸の爺さんの代から世襲する三世坊ちゃん世襲政治家。テロ準備法(国民監視目、実質意味なし法案)など国民個人の権利は国家の二の次と断言して憚らない国家主義者そのもの。国家は我にあり。忖度するのは仕える部下は当たり前とファシズム丸出し。
旧民進党・前原代表の体たらくは目を覆うばかり。安部の解散をすでに見通していたように結党した小池「希望の党」に狼狽し擦り寄る様は、秘密保護法や安保法案にあれだけ反対していた者の姿かと疑いたくもなる。その結果、小池の踏み絵に民進党分裂。みじめを通り越して哀れとしか言いようがない。矜持のかけらも見られない。もともと、小池ゆり子の本質は、森派の幹部、もともとオリンピック翼賛議員の一人。自民党政治の権化が何で都民ファースト? 同志音喜多議員の離党も頷ける。因みにオジンは当初から都民に将来負担を負わせるオリンピックには反対である。以降、住民税はふるさと納税限度額を地方へ実施しているのである。
その点、枝野は立憲民主党を立ち上げ、分裂前の民進党の支持率にあっという間に近づいている。リベラル派本流の党を立ち上げたとみる。民進党離れをしていた連中も久々戻ってきたとも考えられる。その内、「希望の党」の本質に気づいた有権者が雪崩を打って「立憲民主党」に投票することも想像に難くない。ただ、時間がなさすぎるネ・・
それにしても、民主党は結党以来の小沢、鳩山などの二世議員を排除できずに混乱していた。政権奪取してまだ数年も経ないお勉強の最中に、震災による原発の事故発生。自民党政権時代の原発政策の尻を拭かされ選挙で惨敗の体たらく。一部の維新の会議員と合流、ますますリベラルから遠ざかった感があった。今回の「小池の踏み絵」でもともとの革新リベラルの皮をかぶった連中を排除できてよかったネ。
自民党内リベラル派といわれる議員も安部にすり寄って久しい。小泉チルドレンのノー天気な議員は全く期待できない。「希望の党」や「維新の会」も今や安部以上に自衛隊の海外派兵や機密保護法、憲法改正にご熱心。選挙後に自民の過半数割れ後の後継レースに加わりたいの心なのだ。あわよくば・・・なのだ。