今日も駅前(AKIBAオジン)

ツクバEX開業日から始めた親父居酒屋の放浪記。下町の居酒屋、旅先の地酒・酒蔵・秘湯、森と水の話や、たまには政治談義など。

「神田」衣料街の老舗居酒屋

2009年05月27日 | お酒

 千葉での宴会の帰りに総武快速の馬喰町に下りる。まだ、九時前というのに繊維・衣料の問屋街は静まり返っている。もともと飲み屋は少ない上にビルの明かりもない。景気いい時代、夜遅くまでビルの明かりが煌々としていたのは昔語りだ。

 靖国通りの南側の衣料品街のど真ん中、東神田一丁目に老舗居酒屋「佐原屋」がある。大きな暖簾をくぐり、いかにも居酒屋風の店の中、テーブルに席を取る。早めに客は帰ったのか、今日は手持ちぶさたの板さんがカウンターの中に居るが、相変わらず元気な女将が頑張っている。

 まずは、イサキの刺身〆鯖天豆、日本酒は秋田の銘酒「まんさくの花」を注文。冷やで飲むと飲みやすい酒だ。以前のブログでも紹介したが御徒町の「佐原屋」とは雰囲気は相当違うが先代の時に暖簾分けしたそうだ。

 御徒町のそれは、肉体労働者とリーマンが混然としたそれなりの大衆的な雰囲気の店。ここ馬喰町はリーマンと地元の親父さんが中心のようだ。老舗的な雰囲気と落ち着きを求める御仁はこちらかな。


世襲禁止と浅草橋・蕎麦湯で焼酎

2009年05月18日 | お酒

 それにしても、民主党の代表選は問題がある。たとえ時間がかかろうとも全国の党員での予備選挙をすべきだったと思う。せめても地方議員の声を反映するシステムが必要でないか。小泉元首相が選出され、劇場型大勝利の結果は、急遽の規約変更のプロセスが根元だ。当時の一般国民の声を反映したことではないかとは思う。その結果(惨状)はともあれ民主的プロセスとはかくあるものと思う。

 そもそも、個人的には税金をもって家業となす世襲は大反対である。党規で世襲禁止を謳うことに積極的と思われた民主党が、鳩山氏に決まったことは何をか言わんやである。民主党にはいろいろと注文はあるが、長い蘊蓄は飲みブログに相応しくないのでここまで。

 てなことは忘れて、会社仕事の残りを自宅で終えた後、かあちゃんと浅草橋に夕食に出かける。近くだがタワーマンションの前から、南メグリン(台東区循環バス)で浅草橋まで。バスを降り、駅近くの祭りの近い稲荷岡神社に久しぶりにお参り。

 神社前の蕎麦屋の「満留賀」はボリューム満点、2代目でも代わらない。晩酌セット(1200円)のビール大瓶と天麩羅のセットを注文。肴の追加は、しらすおろしとネギぬた。天麩羅は、江戸前のキス、穴子、海老の天麩羅の他、アスパラなどの野菜でボリューム満点。いつも食べきれない程だ。蕎麦も多い。

 ビールの後は焼酎、蕎麦焼酎「雲海」しかないが、この店は蕎麦湯割は当たり前のこと。蕎麦を注文しなくとも快くそば湯を何杯でも出してくれる。実に嬉しく旨い。先代は気に入らない客には蕎麦湯を出さなかったこともあったが・・。

 余り飲めない奥方が食事を済ませた頃、天麩羅とビールで腹が膨れたところで店をでる。娘と待ち合わせと言うので、一人ガード沿いに秋葉原方面へ。

 ガード下の「真澄酒造」の暖簾を分ける。顔なじみの地元町会の連中がテーブルに。カウンターに座り、あじのたたきを肴に真澄寒造り純米吟醸の300ml瓶を注文。中々にすっきりした喉ごし。2杯目は帆立の煮付けで、真澄生もと純米コップ酒を。久しぶりの琥珀の旨みが懐かしい。その時の気分で日本酒を選べる店があるのは嬉しい。

 


大井町路地街の入り口「つるや」

2009年05月16日 | お酒

 大井町、仙台坂への通りをゼームズ坂の交差点を曲がって2軒目に、こじんまりとした居酒屋「つるや」がある。大井町駅の東側、デープな路地街に密集する飲食地区の入り口にある。店名も小さく控えめでちょっとお洒落で見過ごしてしまいそう。路地街に慣れた者にとっては違和感がある。

 1次会の流れで店に入ると、10人もはいれば一杯のカウンターに、女性の二人連れと奥にカップルが一組。L字カウンターの角に3席を確保する。大井町駅前の蕎麦居酒屋の「高田屋」での飲み会後の二次会。でっせの相棒が大学の教授と、最近飲んだ店だという。

 一次会でコースの料理ビールと「竹筒冷酒」を5合ばかり飲んだので満腹状態。「つるや」では、控えめに宮崎の芋焼酎「ひとり歩き」をロックで注文。米焼酎「山せみ」の追加と料理は「ハモの・・?」「エイヒレ」でボリュームの少なそうなメニューから。

 店主は、若く(オジンと較べたら)落ち着いている。職人の風情が感じられる。今回は腹が一杯だったが、この店は料理と酒に拘りがあるようだ。大井町の路地街入り口の居酒屋にしては異色とは言える。なんとなく気に入りました。


千円渋滞の回避術で「湯河原温泉」

2009年05月06日 | お酒

 ゴールデンウィーク初日の土曜。2日前に予約した「湯河原温泉」へ。家族は小田原までの新幹線で先発。オジンは、のんびり渋滞覚悟でマイカーで出発。Cimg0574

 しかし、アキバから本町ランプで高速に乗るも首都高はガーラガラ。東名に入るも海老名SAも空有りの表示だ。寄らずに小田原・厚木道路へ。石橋の前で若干の渋滞は、いつもの通り。1時間半で湯河原着。千円渋滞を覚悟していたが拍子抜け。

 地デジなどの情報で、海老名付近の渋滞が減り始めたのを確認してからの自宅出発が功を奏した。もともと、小田原・厚木道路を利用する場合、東名も千円前後。人気取り政策は全く関係なく迷惑千万でしかない。

 毎年、家族旅行や囲碁会で「湯河原」には世話になっている。地味な街だが、いい湯が出ている。今回は「強羅」で3泊の予定が、仕事の都合でキャンセルとなった。厚生年金施設の「ウェルシティ湯河原」へ問い合わせたところ、キャンセルがあり運良くゲット。

 厚生年金施設は、数十年前の館山以来。ここは、いつもの「奥湯河原」への道すがらに横目では記憶にあった。さて、温泉は温度調整のため加水だそうだが、透明でサラサラして気分がよい。暖まり具合は奥湯河原に軍配か。

 料理と併せて、ビールと地酒300mlを注文。あまり飲まない家族との食事に約1時間ちょっと。周りのテーブルには、年輩のご婦人が一人テーブルで何人か。一人での旅行か、近所のホームからの気晴らし宿泊か?いずれにしても考えさせられる。

 翌日、松崎へ向かうが、混雑している熱海道路から十国峠へ予定変更。十国峠で休憩の後、時間を見て伊豆スカイラインの亀石峠で降りる。久しぶりの海岸通りのドライブは気分爽快。

 Cimg0586 翌日、真鶴半島の突端で久々に海に接する。帰りは真鶴町の山側へ入り、混雑する海岸通りを避け、山側の旧道を快調に走り抜け石橋IC前で合流。空いている海老名SAで昼食を摂り、東名は順調で渋滞なし。1時半ばには自宅に着く。

 それにしても、土日のトラック運ちゃんの迷惑や平日休みの連中への不公平は、如何にするんでしょうかね?不公平や格差に気にもとめない、しがみつきボンボン宰相のやることはこんなもんでしょうね。得意な海外に行って、変な約束スル前に交代したら。この際にと付け込まれたらどうするの。