今日も駅前(AKIBAオジン)

ツクバEX開業日から始めた親父居酒屋の放浪記。下町の居酒屋、旅先の地酒・酒蔵・秘湯、森と水の話や、たまには政治談義など。

昔日のキムラヤと烏森の立ち呑み

2008年10月17日 | お酒

 烏森は不思議に親父を引き付ける。久しぶりに新橋で途中下車。何処で飲むともなしにチャンスセンターを右に見て、倒産したキムラヤの横道を入る。暫く進むと「魚金」の手前の角の立ち呑み「じゃんけんぽん」。二方向から丸見えのカウンターには4人ばかりの客、まだスペースは十分。全員一人酒で入り易し。立ってる客の間にスペースを見つけ滑り込む。

 今では定番のホッピーがあるのを確認し、お姐さんにまずは「ホッピー頂戴!」と。肴はカウンターにずらり並んだ大皿の内、煮込みと野菜炒めを注文。少し時間がかかったがホッピーが出て来る。グラスにたっぷりの出来合方式。できれば内+外のセットがいいんだがとは贅沢か。メニューは大体300円~400円、頼まなかったが隣が食べている200円の鶏メンチが安くて旨そうだ。

 一人もくもくと飲む客、カウンターのお兄さんにいろいろと話しかける客。いずれも背広姿、様々なことを背負ってここに立って居るんだろうと推測しながら、自分もそう見られているかも知れないかなとフト思う。連れのいる客もチラホラとテーブルに埋まりだし、店は八分の入りになってきた。常連さんらしい若い女性の入ったグループが入り、カウンターの内外で賑やかになってきた。

 潮時か。オジンにとっては、やはりアキバが落ち着く。ホッピー2杯目を飲んで、倒産したキムラヤのガード下時代の隆盛を思い出しつつ秋葉原へご帰還。

 ブランド物に傾斜し、汽車ポッポの前に出店したのを見て、遠くはないなと思っていたが、やはり現実となった。


スクリュードライバーは巨人色

2008年10月11日 | お酒

 セ優勝が決まる一週間前の東京ドーム、巨人・中日戦。優勝への重要なゲームというのに本拠地ドームでも外はオレンジ色はチラホラと目だたない。ところが一塁側のシーズンシートに落ち着いて周りを見渡すと、巨人のユニフォームオレンジタオルの観客が周りにも一杯。お神も隠し持ったお手製の「スクリュードライバー」の入ったバッグから、背番号入りのオレンジタオルを二本取り出し同じく巨人ファンの相棒に一本。晴れて皆さんの仲間入り。

 巨人ファンというのは昔から紳士を旨する。普段は密やかに、勝った時は素直に喜び、負けたときは今日を悔しがり、明日に持ち越さない。強くスマートな巨人軍を信じているんです。阪神ファンは、自分の家からユニフォーム着用、電車の中まで仲間意識を強要しなくても良さそうなもんですがね。

 ビールを背負った可愛い子ちゃんから、一寸高いが生ビールを800円で買う。飲み終わったコップにバックからオレンジ色の「スクリュードライバー」を取り出しグビグビと。相当いい気持ちで応援に声を涸らしました。試合は九回まで同点を、クルーンがぶっ壊し。ノミの心臓なんとかしてよ原監督さん。

 そんな試合終了と同時に真っ先にドーム出口へと急ぐ。行き先は水道橋の駅の反対側。何処にしましょうかと「」に入る。大衆居酒屋の風情だが焼酎がメインのようだ。学生街のため多少若作りなんでしょう。店の焼酎メニューの先頭にあった「赤兎馬」520円を注文。ドームではコンビニで買った唐揚げフライ系のつまみ、そこでさっぱり系で刺身盛り合わせ700円、じゃこ大根サラダ580円を肴に。

 店の客は我々だけ。その内、試合帰りらしいグループがチラホラ。その内、混み始めたかと思ったとたんに客が帰り出す。そう言えば試合終了からの飲み始め。スタートが遅かったので試合の余韻の一杯も束の間か。こちらもそろそろ帰りますかと見渡すと我々だけ。相棒と別れ、いつものようにブラブラと神田川の川風に吹かれてアキバまで。


八重洲の地下のタイムセール

2008年10月05日 | お酒

 市ヶ谷と虎ノ門での仕事を早く済ませ、仲間が待っている八重洲地下街「 初藤 八重洲店」に。OB懇親会の下調べが口実だ。五時前から店に入っていた仲間は、5時までのタイムセールで300円のホタテ、サーモンの刺身、野菜の煮付け、秋刀魚のフライなどを既に注文済み。暫くすると青山の仙人がご到着。

 この「初藤」、初めてだが八重洲で60年続いた老舗居酒屋とあって落ち着いた雰囲気がある。旨そうな肴も結構揃えてあり、日本酒もいい酒がある。ただ、純米、本醸造の一合で800円~900円とはちと高い。酒はタイムセール中は無しとのこと。 ビールの後は「純米 国盛」4合瓶で1,980円。リーズナブルだが味もしっかりしている。2本目を飲み干した後、印刷したクーポン券を使い一人約3千円支払い、店を後にする。

 東京駅から秋葉原へ向かい、仙人の初見参の老舗焼鳥屋の「鳥万」へ。奥のテーブル席に着くなり、粋のいい女将から「飲み物の注文が先だよ」と叱られるような口調。神田の女将はこれでいいのだと思いながら酎ハイを注文。暫くすると注文のシロ、ハツ、砂肝が出てきたが、「鳥庄」や「串よし」の鳥を見ていると、何時もながら単価相応(120円)?の小粒に考えさせられる。大食いには物足りないだろう。