今日も駅前(AKIBAオジン)

ツクバEX開業日から始めた親父居酒屋の放浪記。下町の居酒屋、旅先の地酒・酒蔵・秘湯、森と水の話や、たまには政治談義など。

大井町のあの「肉の前川」へ

2008年01月28日 | お酒

 2軒目は青物横丁からゼームズ坂を大井町駅方面へ。途中、飲み屋の密集する路地を抜けたところに人だかり。知る人ぞ知る「肉の前川」である。「大山酒場」への途中何回も通り過ぎるが、人だかりに圧倒され何度となく素通りしている。

 寒いせいか、客はいつもより少ない。客の間からビールケースが窺えた。スワっとばかり、初見参は何はともあれあのビールケースから勝手に缶ビールを取り出すことから始まる。お客を掻き分け突入。無事ビール缶を手に肉のケースの向こうのお姉さんに缶ビールを差し出す。ケースの中のコロッケと串カツも合わせて勘定。締めて400円である。「安~うっ!!感激!!」。この店は肉やが本業。夕方の総菜を定価で提供しているので納得する。正直な肉やさんだ。

 席を探しに外のテーブルへ行くが流石に冷える。真ん中の大テーブルに隙間があったので若干移動して貰って着地成功。立ち呑みの良さだ。

 さて、着地するなり、隣の常連さんから、この店のシステムとお薦めから飲み方までのレクチャア。この手のご指導は全く気にならない性格、むしろ有り難いぐらいだ。その内、青物横丁からやってきたと言うと、青物横丁の「酒屋の立ち呑み」を教えて貰う。

 ビールの次はと、焼酎のお湯割りを肉ケースの向こうのおじさんに注文。焼酎を入れて貰い代金を払って気が付いたのだが、この方も常連さん。しっかり飲んでいる。完全に溶け込んでいるあたりがこの「肉の前川」の良さだろう。癖になりそうだ。


寒空、駅ビル屋上の「味房州」

2008年01月26日 | お酒

    前週もここで二次会。最近は千葉駅近くでの二次会は駅地下街アトレの居酒屋か、千葉駅ビル「ペリエ」屋上の「味房州」が定番になりつつある。

 理由は、1に駅に近い。2に地下街より遅くまで営業している。3に千葉の銘酒がある。4に鯨のタレなど千葉の名産が出せることなど。そして、勘定がリーズナブルだ。また、この店を背負って立っているような恰幅のいいお姉さん達が半袖のポロで元気よく愛想を振りまいてくれる。元気が貰えそうな気がする。

 「八海山」で賑わった宴会場を後にした7~8人でエレベータで屋上へ。寒い屋上を通り抜け、二つに分かれた店の左側の店に入る。元気なお姉さんは左の店だ。店は満員だったが帰るグループがあり運良く入れた。すると前の職場の仲間4人が会社帰りで盛り上がっているではないか。早速合流する。

 鯨のタレなめろう、カキフライなどを肴に、梅一輪」のボトルで差しつさされつのてんやわんやの大盛り上がり。あっという間に3~4本が空となる。

 周りを見渡すと入った時は客で一杯だった店が、我々のグループだけとなっていた。ラストオーダーとなり、またの機会と屋上の磯の雰囲気が漂う「味房州」を後にした。


西葛西・焼酎の店「江の本」

2008年01月16日 | お酒

 六時近くに東西線西葛西での用事も終了。西葛西の駅近くに勤めるアキバの飲み仲間に電話。仕事が終わるまで教えて貰った「江の本」に一足先に待つことにする。「江の本」は駅前ロータリーのガード側の一角、焼肉屋の一階である。雰囲気がある。入り口にある魚のメニューも旨そうである。

 店に入ると壁一面に焼酎の棚。半端じゃない量である。なかなかお目にかかれない銘柄から、一般的なものまで揃っている。焼酎が専門の店のようだ。メニューを見ると「森伊蔵」2650円、「一どん」1680円、「村尾」1260円など結構揃っている。グラスで千円以上の酒は飲む気はサラサラないが「一どん」があるのは珍しい。しかし日本酒は種類が少ない。。日本酒党のオジンとしては少し不満だが肴は旨そうだ、生ビールの後、角煮とサーモンの炙りを肴に、店に敬意を表して紫芋の香りが高い赤霧島」をオンザロックで頼む。友人が来るまでの間、明るい店内、仕事のレポートを書きながらチビリチビリ。客層は住宅街の駅前のためか夫婦らしきアベックが多い。

 「赤霧島」のロックもなくなるころ相棒が到着。早速、燗酒でやり始めたのは言うまでもない。暫し刺身や煮物などを肴に酒談義の後、寄り道もせず(世間ではこの店が寄り道??)二人でアキバにご帰還。

 「江の本」は肴も適度に揃っている、焼酎好きにはたまらない店だろう。


正月の箱根で初詣

2008年01月08日 | お酒

 正月の二日、愛娘二人と共に強羅温泉で2泊の旅である。10時にアキバを立ってひたすら東名高速を西へ。いい天気に加えて正月の澄みきった空気のためか、渋谷を抜けたあたりから富士山が鮮やかに見える。駅伝で盛り上がる箱根、渋滞を避けて乙女峠から入る。御殿場ではアウトレットへ向かう車の列を尻目に乙女峠道へ。娘達、その混雑を見てアウトレットへ行こうと言わない。いい娘だ。あっという間に峠、峠の茶屋では御殿場の街を従えた圧倒的な富士の姿を暫し楽しむ。

 寄り道せず2時過ぎには強羅の宿に到着。去年の秋にも囲碁仲間と泊まり、勝手知ったるところ、すぐさま浴衣に着替えタオルを肩に風呂へと向かう。温泉は大涌谷から源泉を引き込んでいる。硫黄の匂いの少ない透明な硫酸塩・硫化物泉である。関節のこわばりに効くという。頭のこわばりにも効いて欲しいものだ。夕食、宿の正月料理を肴にちょっと多めのお屠蘇、酒は「箱根山」の冷酒を注文。ちょっと甘めではあるがしっかりした酒だ。Cimg5662_2

 翌朝、駅伝見物客がまだ動きださない頃合いを見計らい大涌谷に車で到着。駐車場はガラガラ。富士山には雲ひとつない。

 南アルプスの北岳、農鳥岳などの稜線も彼方に見える。素晴らしい景色を目に焼き付けて、一個食べるとで7年寿命が延びると言う黒卵を買って下山。駐車場は小一時間で満車。駐車を待つ車の長い列、読みは当たった。

 まだ昼前、今は立ち寄り湯を休止中の早雲山最乗寺別院初詣。お風呂の受付をしていたお大国(住職の奥方?)の体が大変なのだろうか?お元気ならば良いが。

 Cimg5693_2 ケーブルカーの終点から狭い山道を暫く行くと別院がある。強羅の街と山並みを一望できる境内の静寂な佇まいに我々一組だけ。ゆっくりと参拝し、今年1年の幸運を祈る。おみくじ、娘は大吉である。今年はいいことがありそうだ。

 車を宿に置き、強羅駅そばの蕎麦処「喜楽荘」に。。辛味大根のつゆに漬けて食べる名物「おしぼりせいろ」1260円、「おしぼりせいろ」に蕎麦味噌や蕎麦の包み揚げ等が付いた「箱根御前」2310円を頼む。車も宿に置いてあるので追加の蕎麦味噌と板わさを肴に、ここの酒「箱根山」を注文。やや甘口は前夜と変わらない。大根の辛味が不思議に蕎麦にマッチする。胃にも優しい。「喜楽荘」の駐車場に駅伝の「日本大学」の幟がはためいていた。ご主人が応援しているのだろうか。ともあれ日大は9位で薄氷のシード権確保。頑張って頂戴!!Cimg5691

 四日の昼前、強羅を発つ。覚悟していた渋滞にもまったく合わず、帰りは2時間ちょっとで東京に帰り着く。箱根は温泉も良いし近くていい。来年もまた来たいものだ。