茅場町での会議終了後、暑気払いということで日本橋コレドの島根の日本料理「皆美」に。昔、白木屋から東急、今はファッションビルの「コレド」と下町徘徊のオジンには縁遠いビルとなっている。
「コレド」4階のレストラン街、カレー専門店など気楽な店も多い。その突き当たりの「皆美」は、テナントの中でも格上の雰囲気である。看板メニューは鯛めしだそうだ。コース料理の〆にも入っているそうだ。
まずは島根の地酒メニューを見ると、代表地酒の「李白」、シンボリルドルフを称えて作ったという泡無し酵母の「七冠馬」がある。以前、三越前の「にほんばし島根館」で購入したことがある。島根を代表する旨い地酒だ。端麗タイプの酒とは一線を画し、旨みがやや勝りつつもキレがある。店では冷酒がいいとは言うがオジンには燗酒が宜しい。
和服姿の仲居さん、徳利のお酒がなくなる頃合になるとお酒の御用聞き。ややせわしない。ゆっくり飲みたいと思いつつもコース料理もほぼ終りに近づく。〆の鯛茶漬けが出る頃にはお腹がパンパン。昼に大盛りのチラシ丼を食べたのがいけない。しかし、旨いものは何処か収まるところがあるもんだ。
その昔、島根の粋人殿様「松平不昧公」好みの鯛茶漬け。白飯の上に、すり潰した鯛の身と卵白、黄身のソボロを乗せ、ダシ汁をかける。中々の美味である。焼き魚が付いたランチ(2900)もあるそうだ。その内、ヘルシー好みの奥方を連れて来るか。
朝、大雨注意報が出ていたので大きな傘を持ってはきたが、役立たずであった。はち切れんばかりの腹を抱えて八重洲の「紅とん」の前を通り過ぎ東京駅へ直行。アキバに着いてもまだ腹がキツイのだ。高指血性の診断報告、しかして家へ直行する。
シンボリルドルフは今は26才。いまだ現役でシンボリ牧場で頑張っているそうだ。学生時代のダム建設のバイト合間に、新冠の牧場で、老いても現役の名馬ヒンドスタンの種付けの雄姿が忘れられない。政治家の二世、三世は国を滅ぼすが、シンボリ二世には頑張ってもらいたいものだ。