今日も駅前(AKIBAオジン)

ツクバEX開業日から始めた親父居酒屋の放浪記。下町の居酒屋、旅先の地酒・酒蔵・秘湯、森と水の話や、たまには政治談義など。

東京湾花火へ新橋立ち呑み

2007年08月13日 | 日記・エッセイ・コラム

 先日ひっくり返り、救急のお世話になった「花火中毒のおっさん」、元気になったようで東京湾花火のお誘い。お台場でのアベック鑑賞券が当たったとのこと。男やもめのおっさん、お相手が居ないとのことでお声が掛かる。おっさんが相手「生憎、用事が・・」と言いたいとこだが、相手は全国股に掛けての花火見物のプロ、今後も他の花火で夜中から席取りして貰うこともあるだろう。仲間内では名にしおう多飲多食のおっさん。ひっくりかえった後、医者から酒も食いモンも厳格規制中となりゃあ、付き合ってやるかとのボランティア。

 てなわけで、お台場でおっさんの不気味な二人連れ。夕暮れ前、新橋駅前汽車ぽっぽの前の立ち呑み「ごひいきに」で待つ。新しい立ち呑み、柱半割のどっしりした長カウンターと厚板の二人用カウンターがある。出来あいの肴をトレイに乗せ、注文カウンターで酒を頼み支払う方式。特別安いというほどでもない。居酒屋と変わらない値段設定だ。ただ、女の子のグループや女子連れが目だつ。店が若い人向けにレイアウトしている為だろう。Cimg6346_3

 さて、ビールを飲み、待つこと数分。後から来たおっさんは何も飲まない食わない。カロリー計算で夕食は済ませたとのこと。その割にはまだ腹が出てる。ご酒が解禁の暁にはと店を観察してお台場へと出発。

 人・人・人の波、「ゆりかもめ」の乗車まで40分は掛かっただろう。お台場海浜公園で下車。本日の観覧席デッキーへ。風は無風、うだるような熱さ。レインボーブリッヂ越しの見物となった。不思議なモンでビルの谷間の花火は遠くても結構大きく見えるもんだが、風景が広すぎると花火がやけに小さく見える。台場の花火はパノラマ風景の中に埋没し迫力がない。Cimg6360

 さて、デッキの折り畳み椅子に着くなり、作ってきた魔法瓶のジントニックをやり始める。冷たくて旨いぞと誘うが頑とし乗ってこない。こりゃあ、早く直してドカンとやりたいのか相当意思が固いと納得。酒類が全くいけねえ相棒に気が引けつつチビチビ。折角、作った梅チュー、ジントニックの魔法瓶、重たいままのご帰還となった。

 一斉に帰る帰徒は地獄。いつもの通り花火終了15分前に脱出。まずは空いてる豊洲方面に乗る。有明で新橋方面にUターン、空いてる席に座り、ベイエリアの夜景を鑑賞。結局、会場から新橋まで1時間強。たった今乗った駅には、延々と行列、多分2~3時間待ちだろう。積み残しの地獄絵図を眺めながら、花火見物達人と何処にも寄らずに新橋でさようなら。

 それにしても早く治ってほしいものだ。皆、カムバックを待ってるよ。


東京新名所と四谷の「鈴傳」

2007年08月12日 | まち歩き

 週日の炎暑の午後、初めての東京ミッドタウン。下町派のオジンには今後とも仕事でも無い限り、まるっとお呼びでないのが判明。ミッドタウンも早々に、南北線「六本木一丁目」までの起伏の多い道。冷たいビールにはやる気持ちを抑えながら5時過ぎには四谷に到着。しんみち通りの「赤札屋」に落ち着く。細長いカウンターの奥、20~30人は入るテーブル席のスペースがある。まだ客のいない6人席に落ち着く。

 ようやく涼しくなりかけてはいるが、いまだ表は32~3度はあるだろう。まずは、思わず頼んだ生ビール大で喉を潤す。実に旨い。生中がサービス価格とは後の祭。後の祭りは戴けないが、祭りは好きだ。四の五の言わないお大尽

 瓶ビール大が390円、チューハイが190円と安い。ホッピー中、外で350円はまあまあである。量は少ないが「たたきの類」が210円。気楽に飲める店である。冷や奴、焼き鳥など定番の肴でホッピーの中(なか)をお代わり。そろそろ込んできたので、一人約2千円強を支払い、まだ仄明るい7時近くに店を出る。

 久しぶりの四谷、これで帰れるわけはない。2軒目は青山の仙人と四谷「鈴傳」へ。一度は訪れたかった店の一軒だ。入り口が目立たず判りづらいが、貫禄の看板がある鈴傳酒店の隣である。

 狭い入り口の奥は背もたれバーのあるカウンター。実に立ち心地がいい。出来合いの料理と酒を注文し品物と交換する方式だ。驚いたことに酒は千葉の「腰古井」、新潟の「千代光」などあり、しかも安いときてる。なかなか手に入らない千葉の銘酒三本指の「腰古井」があるなど驚きだ。酒を知っている店だと感心する。つまみはシンプルだが旨い酒でコップ酒が進む。

 立ち心地のいいテーブルでもう少し居たかったが、この店は閉店(確か9時?)が早い。今日は5時スタートの飲み会であったことだし、又の機会は開店時間からとするか。


御徒町の立ち呑み「スタンド串八珍」

2007年08月10日 | 立ち呑み

 ようやくの梅雨明け、ギラギラとむし暑い。35度はあるだろうか。千葉での仕事も早めに終わり、愛犬のオヤツ購入の友人に付き合い御徒町へ。ついでに自分の買い物も済まし、最近なんかの記事で見た御徒町の新しい立ち呑みを、と思っていた矢先のことだった。

 御徒町での立ち呑みはガード下の「味の笛」が定番だ。洋服の青山の路地近くの最近開店したばかりのスタンド「串八珍」に。この店はチェーン店であり御徒町にも3店舗構えている。チェーン店の中で唯一この一軒が立ち呑みである。

 店は一階が立ち飲みコーナーで二階もあるらしい。比較的きれいにまとまっている。スタンドの高さもちょうどいい。メニューはモツと鳥の串がメインであるが、辛味噌の串豚が売りだそうだ。暑い中、まずは生ビール大、「煮込み」と「かしら」、「ハツ」、「タン」の串豚を注文。5時を大分回っているが客は記事ほど混雑はしていない。店のあんちゃんからは辛味噌で「かしら」、ほかは辛子でということだが全部辛味噌で食べた。

 「富久開」、「嘉左衛門」の冷酒150mlなどを注文。値段も290円,370円とお手頃である。鳥串の「砂肝」、「つくね」を追加して結構いい気持ちになり、二人で4500円、生ビールの620円はいい値段だがまあまあのところかな。