今日も駅前(AKIBAオジン)

ツクバEX開業日から始めた親父居酒屋の放浪記。下町の居酒屋、旅先の地酒・酒蔵・秘湯、森と水の話や、たまには政治談義など。

平井の老舗居酒屋「豊田屋」と極細ラーメン「やなか草」

2015年05月05日 | 居酒屋
  1.  四月の半ば頃、職場の相棒と千葉への出張帰りに総武線平井駅を降り、蔵前橋通りわたった信号機の向かいが豊田屋に行く。14~15年前に初めて訪れて以来、四回目くらい来たが、いつも並んでいて中々入れない人気店である。店はおせいじにも綺麗とは言えないが豊富なメニューとビックリする安さが売りである。狭いカウンターだがは卓上コンロが置かれ、客の殆んどが鍋物を注文する。

 今回は入ったときはあんこう鍋、白子鍋の終わりに近い時期のようで、張り紙には数日前までと書いてあったが頼んだらオーケーとのこと。出てきた鍋の具の多さにビックリする。鍋からはみ出ている。鍋の煮込みの按配とひっくり返すのはマスターがやってくれる。ビールを飲んだ後は店の日本酒「浅草無双」を注文。「浅草無双」はどこの産だがわからないが、250円だったか?財布に優しい。

 自宅が平井で新宿勤務の仲間にガラケーで何時もの予告なしの呼び出し。案外まじめに自宅帰りの電車に乗っているとのこと、しばらくして嬉しそうに合流。

 豊田屋のテレビはスカパーで競艇の実況中継。ファンか同好会かマスター交えて一喜一憂の盛り上がり。六時頃になるとカップルの姿もチラホラ、段々と満席に近くなってきた。平井のオッサン、東北出身でホヤには目がない、入荷したてのホヤを注文、旨そうに食する。オジンに盛んに薦めるが昔のトラウマにいまいち手が出ない。新鮮なホヤは臭みがないとの店の主人の薦めもあり、久しぶりのホヤ体験。案外に旨いものである。あの臭みもあることはあるが気にならない。むしろ、新幹線のツマミの乾燥ホヤと較べるとズット旨い。鮮度が命のようだ。

 ネギマ鍋も注文し、てんこ盛りの鍋をマスター仕切りでゴーサイン。人気店の所以も頷ける。日本酒と店のオリジナル酎ハイを数杯飲んで、後のお客さんに席を空けることにする。

 腹は鍋で結構一杯だが吞ん兵のサガ、ラーメンが食いたくなった。駅前方面に戻りすぐのラーメン店「やなか草」へ。極細麺で「ちばき屋系」のあっさりタイプで好きなラーメンである。店は自然木の厚板テーブルで全体的に木質感が嬉しい。席に座って、日本酒とメンマ、チャーシューで二次会である。日本酒二合ばかり飲んだ後で、お目当てのラーメンを注文。あっさり系のため飲んだ後にも結構入る。いつもながら、美味しいラーメンである。