今日も駅前(AKIBAオジン)

ツクバEX開業日から始めた親父居酒屋の放浪記。下町の居酒屋、旅先の地酒・酒蔵・秘湯、森と水の話や、たまには政治談義など。

みっちり函館周辺4日間その2(大沼周辺編)

2013年07月29日 | お酒

 函館に着いて三日目を朝を迎える。有名な函館朝市で朝食を摂ろうとホテルをチェックアウト後に車で函館駅へ。朝市でもアジア系の旅行客が多いこと。ラビスタ函館のバイキング朝食と比較すると値段も結構お高い。

 函館駅から大沼公園へ向かう。途中大沼と駒ケ岳一望に望む「きじひき高原」へと寄り道。ほとんど車の往来の無いスカイラインを展望台へと到着。大沼と駒ケ岳と空の青さが心を広々とさせてくれる。Img_2404

 「きじひき高原から元来た道を戻り、途中、森方面へ左折。大沼の手前で右折して七飯町のミルクロード脇の自然食レストラン「ニョール」へ。入り口が目立たない小さな看板で通り過ぎてしまう。小さく地味な佇ますいの新しい木造の建物に大きなテーブルが二つだけの店である。自然食を自然の中で提供したと関東方面から移住してきた女性オーナーが切り盛りしている。メニューは自家製野菜を使った二種類のみ。のんびりとした雰囲気の中で裸足の女性オーナー兼シェフと懇談しながらの昼食。美味しい食事を戴いた。

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食後、牧舎の匂いの強烈な街道をホテル方面に帰る。大沼プリンスホテルに早めのチェックイン後に早々に大沼公園へと向かう。大沼駅近くの遊覧船の発船場に時刻に間一髪で間に合う。静かな湖水を、喫水線からの駒ケ岳の絶景。きじひき高原からの上からの景観も併せて、感慨深い。大沼プリンホテルに戻り、レストランでシェフお薦めのコースと冷酒(地酒?)を注文。アルカリ性単純泉の温泉(西大沼温泉)は透明で優しい湯である。露天風呂に面する人造池?の対岸に蛍を放していたのか微かに光っていた。

Img_2447翌日10時に途中の踏み切りを森行きのSLが通過するとの駅員さんの情報に、鹿部への道中でもありSLをカメラ構えての待ち伏せ。久しぶりに目の前をSLが通過する。森駅までのようだがSLファンが沢山乗って社内からもカメラの放列。

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列車を見送った後、一路、噴火湾沿いの鹿部へと向かう。走るほど駒ケ岳の山容が変化する。海の香りがしたと思うとそこが鹿部だった。「鹿部間欠泉」で足湯に浸かりながらの間歇泉見物。ここ鹿部は温泉が多いとのことに頷ける。鹿部名産の「たらこ」と「とろろ昆布」を仕入れて保冷ゆうパックで自宅へ送る。

 また来た道を函館へと向かうが、途中、車の目の前を横切る「」に遭遇し、車内は大騒ぎ。サブワークの一つである林業で、熊の皮剥被害など獣害対策を検討していた矢先の事、なにか縁を感じる。途中、地元久保田牧場が経営する牛肉レストラン「チャレンジビーフ黒べこ」に入りビーフで昼飯。Img_2468

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食後、昨日の昼食先の「ニョール」の手前を「城岱高原」へとハンドルを切る。高原全体が牧場そのものの「城岱高原」は広々とし、青い空に緑の牧草、間近に迫る牛の群れに感動。函館市街と函館山も島のように浮き上がっている。函館山からの夜景に劣らず市内の夜景が素晴らしい人気のスポット。函館市民の星空鑑賞のお薦めポイントだそうだ。Img_2486

 函館市街に意外に早く到着。帰りの航空便は八時過ぎ相当ある。3回目の函館山、霧が流れて展望が良くない。会社への土産を仕入れる。山を降り、家族の希望の函館山麓の旧公会堂の内部見学や風の強い海岸を散策、立待岬を眺める。Img_2494
夕方近くにはC君宅に車を返却し、有難いことに空港まで送ってもらう。途中、蕎麦屋で夕食を済ませ、函館空港にて元気な姿での再会を約し別れる。

 幕府軍が最後の砦とした函館、何となく土方や榎本の気持ちが分かる気もする。次に、行く機会があったら松前方面などにも行ってみたいものだ。


みっちり函館周辺4日間その1(函館市内編)

2013年07月28日 | 居酒屋

 

 相当に暑い夏が続きそうだと世間が騒いでいる夏休みの少し前、七月の始めに家族で函館旅行を急遽計画した。長年の千葉暮らしから昨年地元函館に帰った友人C君のお薦めの倉庫街にあるホテル「ラビスタ函館ベイ」に申し込む。函館の花火大会と函館出身のグレーの「コンサート」の間の週で出発まで二週間を切っていたがホテルはOK。しかし、既に夏休み料金だ。ともかく往復の飛行機と函館のホテル二泊は予約。後は周辺の観光地のホテルと言うことで大沼プリンスホテルを予約。

 Img_2251函館での足は、C君の特別仕様の大型ワンボックスを4日間貸して貰うことになった。空港到着後、タクシーでホテルへ。生憎の曇り空、函館山頂上付近は見えつ隠れつの状態。ホテルにチェックイン。荷物だけを部屋に置き、ホテル前で待っていてくれたCさんの案内で市内の概要把握と車の操作を兼ねての市内ドライブ。一回りの後、車をホテル駐車場に置き、C君と夜に久しぶりの一杯を約束し、家族を連れて赤レンガ倉庫街の函館ビヤホールで食事をする。

  ビヤホールから友人と連絡を取り、宝町付近の居酒屋「東屋」へ、カウンター席と追い込みで約30人ほどが入れるか。カウンターに座りビールで一年ぶりの再開の乾杯の後、イカのお造りを肴に唯一の日本酒「一の蔵」を頼む。函館での年金暮らしのアレコレなどを肴に?む。物価が安いせいか優雅、かつ、余裕の年金暮らしがうらやましい!!。遅くまで話は尽きないが、ここの女将は「すずらん姉妹という元歌手だそうだ。「こまどり姉妹」「ザ・ピーナツ」と同時代に謳っていたそうだ。ホテルに帰ってネットで探すと有名になったグループ姉妹より遥かな美人姉妹。売れなかったのは不運であったか。今は父親の残した寿司屋を居酒屋に衣替えして営業しているそうだ。明日も会うことを約して静かな夜の市内をブラブラとホテルへ。

 ホテルの部屋からはレンガ倉庫と函館湾を真下に見て眺望はいい。風呂は函館湾を真下にイカ釣り船と松前への海岸道の灯りをみながらナトリウム塩化物泉500L/minの源泉掛流しに浸る。人気の秘密が納得。

 翌日の朝食は、ラビスタ函館ベイの人気のひとつである朝食バイキング。「いかソウメン」、「いくら」の乗せ放題で満腹でお得感満点。ただ、中国人ツアー客のマナーには驚き。バイキング客用の「いくら」の入ったボールや高原牛乳のボトルを自分達のテーへブルへと持ち去りパーティ然。後ろに並んでいた客は唖然忘然。ホテルも毅然とした態度を取るべきだが傍若無人を許している。

 Img_2282朝食後、まずは函館山へと向かう。曲がりくねった道を山頂近くの駐車場に到着。展望台からの昼の函館市街の眺めは、青い海を切り拓いた海の中道に作られた都市そのものであり半島の付け根の先にある高原とバランスがよい。夜の函館は夕食後のお楽しみに残し、函館山の裾に広がる教会群へと向かう。住宅街の突き当たりのオルガンの音色が心地いい「ハリスト正教会」に駐車し、「函館聖ヨハネ協会」、「カトリック元町教会」など近くを散策。

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 五稜郭では、「五稜郭タワー」から全景と函館山方面を見て、改めて半島の都市との認識を持つ。五稜郭内へと入った後、「函館奉行所」や堀端の散策路をぐるりと歩くが、当たり前だが昔日の戦の面影は無い。

昼食は五稜郭タワー名物の「五島軒」のカレーを食べ、「トラピスチヌ修道院」へと。しばし、空港方面に走ると森の中に修道院があった。観光バスも無い(ラッキー!!)広い駐車場に車を止め、厳かに修道院へと入る。静謐の中に白レンガを基調とした美しい教会が現れ、厳格な女子修道院の雰囲気を醸し出す。Img_2365_4

 夕方近くにホテルへと戻り、家族とホテル前の海鮮居酒屋「きくよ食堂」で夕食。食後(自分は後でT君とのこともあるので軽く一杯)、夕闇迫る函館山ロープウェイ駅へと向かう。途中、観光タクシーから声が掛かる。観光ボランティをやっているというドライバーさんの話では、ロープウェイかタクシーまたはバス以外には交通手段はない。バスやロープウェイの行き帰りの混雑を考えるといいかと、タクシーに乗り込む。さすが観光ボランティア、名解説を受けながら夕暮れ時の「立待岬」から山頂に。山頂では見事な函館の夜景に感動。展望台は大変な混雑だが、シーズン真っ盛りはこんなもんではないそうだ。運転手さん、大挙してバスでやってきたと見られる中国人?観光客を巧妙に押しのけ、ご当地一番の撮影スポットを確保し家族全員での記念撮影のカメラマン。帰り道では「旧函館公会堂」など昼の趣とは大きく違う教会街を案内しつつホテル玄関まで。行き帰りの待ち時間や混雑を考えるとタクシーを利用するのは大変なお得感である。

 明かりの消えた函館の住宅街を、夜風に吹かれてブラブラと10分ばかりホテルまで歩く。ホテルに着き、まずはラビスタの展望露天風呂から函館湾を見ながらのんびりと浸かったことは言うまで゛も無い。

                         その2(大沼編)に続く。・・

 


吉田類と新橋駅前烏森

2013年07月27日 | お酒

 烏森「まこちゃん」。吉田類のBS「酒場放浪記」で二度目の紹介。最近ご無沙汰していたが木曜日の夕方、出張帰りに会社仲間と「まこちゃん本店」に直帰。二号店の呼び込みはあったが親父酒場の雰囲気満点の本店に入る。以前に寄った二号店は雰囲気が違い普通の居酒屋風。クーラーも効いて値段も気持ち高い。その点、本店は親父世代の烏森的雰囲気は守られている。

 「酒場・・」放送前の雰囲気とは一変、以前はいなかった早い時間からの一人飲みが目立つ。おのずから回転が速い。一方、テーブル席は満席だ。宣伝効果抜群のようだ。もつ焼き各種、自慢のはらみ刺しを肴に生で喉を潤す。その後は酎ハイの大衆酒場の王道と焼きトンの一通りで腹を満たす。レバ刺があれば言うこと無しなのだが・・今は「お上」のお達しでどこも巡り合えない。

 翌週の仕事帰り、いつもの仲間と汽車駅前広場すぐ近くの立ち飲み屋「海鮮水産」に立ち寄る。店お薦めのお任せ刺身盛り合わせを肴にホッピーセットを注文。立ち飲みの雰囲気は抜群。隣の一人飲みのリーマンさんと早速会話開始。隣のリーマンさん時々寄るそうだ。話が盛り上がり、少しだけよが中(ナカ)のお替り数杯でホッピーからハイボールへチェンジ。話が進むうちにテリトリーは違うが外資系の同業者と分かりお互いエールの交換で〆となる。まさに立ち飲みの醍醐味か・・