今日も駅前(AKIBAオジン)

ツクバEX開業日から始めた親父居酒屋の放浪記。下町の居酒屋、旅先の地酒・酒蔵・秘湯、森と水の話や、たまには政治談義など。

五十年の水業界とのお別れは「八重洲」の裏路地

2018年05月08日 | 居酒屋

 既に新緑の五月も終わろうとし梅雨に入ろうとしている。いろいろありすぎて書きかけのブログが多くなってしまった。という事でボケ防止もありボツボツと再開することとした。

  まずは、人生の大きなイベントのひとつ、4年間勤めた「丸の内」の職場を退職した。学校卒業後、爾来50年の水業界からの退職でもある。「丸の内」の職場は、東京駅日本橋口に面したビルにあり自宅から歩って通える極めて便利なところだった。学校を卒業し、日本列島改造と高度成長に沸き立つ時代、水理計算が一番苦手な「オジン」が就職した先は思いもよらず水稼業。本来の専門の土木屋から情報処理、営業、施設の管理などなど。中小企業へ転職後で約7年、大企業にM&Aされ三度目の職場の4年間を最期に、足掛け50年弱に及ぶ水稼業ともお別れであった

 お別れの際のお決まりは送別会。有難いことに3月末から4月初めにかけて八重洲の街を中心の送別会。本ブログ名の「今日も駅前」の店は八重洲中心となった。大人数や少人数に対応した海鮮個室 鮮や一夜 八重洲店」。分かりにくいビルの狭いエレベータを上がった6階、中は全室個室で魚料理中心の店でプレミアム飲み放題だと「一ノ蔵」、「玉乃光」の純米酒もそこそこ充実している。送別会の定番ではあるが恥ずかしながらの花束を頂く。少し恥ずかしいが今回は家族へ感謝を篭めてしっかりともって帰る。二次会は大人数故にチェーン店「塚田農場」。塚田農場をそこそこに、皆から別れて水戸方面の特急で帰る同じ花束を抱いた仲間と東京駅内のほろよい横丁「蕎麦・いろり庵」へ。日本酒に塩辛と天ぷらで退職後のあれやこれやで語り合う。お爺にはにあっている。

 二日後に別グループが開いてくれた送別会。小さな個室が多い越後酒房 八海山」、こじんまりとして使い勝手がよい。個室の椅子席で6人で八海山」など新潟の酒が中心で越後の酒の代表的な銘酒が揃っているプレミアム飲み放題を注文。オジンのつまらない日本酒の薀蓄を我慢して聞いてもらいつつ越後の酒中心に楽しいひと時を過ごした。ここでは花束の代わりにオジンの名前をラベルにした「純米吟醸 〇〇郎」の化粧箱入り四合瓶を頂く。心遣いに頭が下がる。一人で飲むには勿体ないが一人飲むのも芸がないと、翌週には近所の行き着けの飲み屋での飲み会に持ち込みあっという間に無くなった。

  さて、年度も改まって平成30年度の4月中旬、そろそろ落ち着いたので丸の内の元同僚と久しぶりの飲み会をだいひょうてきやろうと八重洲の路地裏「小樽」へ。「小樽」は料理は豊富で酒の種類も多く、しかも低価格で退社時刻早くか予約がないと中々入れない人気店である。壁のメニューのホタルいかの沖漬に目が行き、まずは生ビールと沖漬けを注文。路地裏で目ただない店だがメニューが豊富で酒もそんなには安くはないが旨い酒がそろっている。壁一面の単品メニューでも皆でつつける量はある。酒もそろっていていい店である。

 何れにしても、暫くは世話になった八重洲とはお別れとなるだろう。これからは虎ノ門が本拠となるが、体のことを思えば少し控えることとするかと考えている今である。

 

  


船橋の路地裏の親父居酒屋「登幸トン」、「一平」

2017年07月19日 | 居酒屋

   平日の夕方早い時間に仕事が終了、久しぶりに船橋でやろうかと西船端でレンタカーを返し仲間とJR船橋に降りる。久しぶりの船橋。まずは京成船橋駅手前の路地の「もつ焼きホルモン 登幸とん」へ。周辺は区画整理も進み昔の面影はないが、店の周辺だけは僅かに面影を残している。30年くらい前だが船橋勤務時代の駅前開発の前、店の二階のちょっとこ綺麗な店もあり、両方度々寄った記憶がある。懐かしい店も数件残っているが区画整理で閉店真近な店もある。

 四時からの開店の店で、五時前だというが客は多い。立ち飲みスペースとテーブル席があり常連さんが多く店員さんと気楽に会話している。親父さんたちには居心地がよい。テーブルに落ち着き、生ビールを注文。もつ焼き、ハラミなど店の自慢のメニューに舌鼓。隣のテーブルには元気のいいオバサン二人と殆ど喋らないオジサンの不思議な三人組と意気投合。焼酎が倍近く入っている「登幸トンハイボール」で益々盛り上がる。値段も安く、メニューも豊富、昔の船橋の賑わいを残している貴重な店である。

 次の店は、京成船橋駅ビルを大通り方面に抜けて飲み屋の多い一角の「一平」に。ここは昔ながらのオーソドックスな「コの字カウンター」の作りの店。「肉豆腐」が人気メニューである。日本酒も充実し、前年には和歌山県海南市の銘酒黒牛」を飲んだ記憶がある。店のメニューを見るとやはりあった。後ほど

 二時から開店の店で、既に常連さんで満席に近く入り口のカウンター席がかろうじて空いていた。座れるだけで十分と、早速に「肉豆腐」と「酎ハイ」を注文。多くは一人飲みの常連さん、もくもくと飲み食べている。リーズナブルな店なので客の入れ替わりは少なく席は中々空かないようだ。平均すると二時間くらいは飲んでいるようだ。「酒場放浪記の吉田類」が紹介したそうだ。頷ける。

相棒の奥方も駆けつけてきた、船橋の夜の街は、まだまだ奥が深い。そこで「一句」・・・・・・・・・・・・・ 


吉田類をトレース、向島の隠れ家「かどや」へ

2017年07月02日 | 居酒屋

 浅草は隅田川に架る徒歩専用のX橋の「桜橋」、その向島側の住宅街にその「かどや」ある。酒場放浪記の放映か二年近く経過したか、そろそろテレビの影響も薄れた頃と見計らい「青山の仙人」にお声をかけさせてもらう。

 傘寿を超えた「青山の仙人」、午後三時過ぎからの誘いだが快く同行をご承諾。東部鉄道「曳舟駅」で待ち合わせる。静かな町中を歩くこと10数分、桜橋を目の前にして左折。目的の赤提灯を発見し、ビル一階の「かどや」へ戸惑うことなく入店。入り口から7~8人のカウンター席があり、奥にテーブル席が5つばかりか。店内には日本酒、料理の豊富なメニューが所狭しかかっている。

 まずはビールから。肴は「枝豆」、「きんめ、しめ鯖、・・」三種盛り、「ゴーヤ」「鳥串盛り」、「やげん軟骨串」、「白レバー串」。日本酒は、福島「純米吟醸 奈良萬」400円、京都「純米吟醸 伝匠」450円、福島「純米 天明」350円など、肴、酒もいずれもリーズナブルな価格帯。早い時間帯にもかからず五時には、ほぼ満席。カップルや若い客も多く放映の影響かと思うが、鳥中心の料理だが酒も純米以上の酒で十分に満足した。人気があるのも頷ける。


烏森の女子の天国「馬力」

2017年04月26日 | 居酒屋

 桜の花も散り、新社会人は研修で缶詰だろう午後4時近く。訪問先からの帰り道の新橋・烏森、相棒と阿吽の呼吸で途中立ち寄り。いつもの「まこちゃん」は準備中の模様。早めの開店の客引きもあるが、親父で混雑まで時間もある。ブラブラと5時前の烏森の飲み屋を物色。

 一軒の飲み屋の前で足が止まる。店中は女子の比率が高く賑わっている。馬肉メインの居酒屋のようだが躊躇なく入り、四人掛けテーブルで如何にも貫禄のアラサー風女子二人組と相席となる。「爺さんラッキー!!」。乾いた喉に、まずは生ビールで乾杯。肴は馬ホルモンの刺身、スタミナ豆腐を注文。よくよく眺むればビールケースの椅子、懐かしくも嬉しい。ニンニクのガッツリ効いたスタミナ豆腐を肴にビールが進む。お隣さんに「病院の夜勤明けの一杯ですか?」と声をかけると、即座の「YES!!」とのお答え。嬉しい時代になったと実感。

 

 王道の金宮でホッピーに切り替え、串ものでは人気メニューの「丸チョー」を食べつつ、テーブルの上をふと見ると「神田明神の大熊手」が飾ってあるではないか。益々嬉しくなって烏森に乾杯!!

  


ウォーキングがてらの門前仲町「大阪屋」

2016年06月11日 | 居酒屋

 本日は梅雨の晴れ間のウォーキング。八丁堀をスタートに移転真近かの築地から月島、門前仲町へと一万歩ウオーキング。

 まずは八丁堀から新大橋通り伝いに築地の西本願寺へ。洋風建築の本堂で阿弥陀如来様と親鸞上人様に深く頭を垂れ、本堂の椅子席でお説教を聞きつつ一休み。その後、波除稲荷神社の祭礼の半纏姿と一般客で賑わう築地場外へ。場内と場外を隔てる波除通りをまっすぐ進むと波除神社。

  何かと問題の多い築地市場の移転も近い、土曜休場のためか寂しい。晴海通りから神社までの露天にも客が少なく祭礼もイマイチ活気が無い。築地を訪れる一般客には波除様の祭礼はご存知ないらしい。築地は移転しても波除様は変わらないとのこと。

  勝鬨橋を月島へわたり、古い路地と新しいマンションが混在する月島の街並みを抜け、相生橋でまた佃島から門前仲町へ。100名近くの4時開店の「魚三」の待ち行列を横目に、富岡八幡で相撲取りの手形と勝負。オジンの手も相当大きいほうだが全く敵わない。

 白河清澄まで歩くつもりではいたが、門仲での煮込みの名店「大阪屋」の前を通る。丁度4時、匂いにつられて久しぶりに暖簾を上げる。15人も入れば一杯の小さな店。開店直後だが既に店にはお客で一杯、店の一番隅のカウンターに辛うじて一席確保。座るなり瓶ビールと大阪屋の売りの「串煮込み」、煮込み汁と半熟玉子の「玉子スープ」を注文。時折寄るがいつもは満席で入れない。久しぶりに変わらない味に感動。壁を見渡すと吉田類、なぎら健一等々の色紙が目立つ。

 ここまで約一万歩、門仲でビールで喉を潤してお散歩再開。閻魔堂で日頃の罪業のお許し願い、紀伊国屋文左衛門の清澄庭園のある清澄白河から地下鉄に乗り目標ウォーキング終了。

 夜遅く、鳥越神社の縁日を見がてら近くの銭湯に。客はオジン一人、熱いお湯と強い

噴流のジャグジーに浸かっていると、神輿を担ぎ終わり一杯やってきた立派な刺青の兄さんが仲間とやってくる。仲間と熱い熱いと湯船に入れずアチコチとウロウロ。「立派な刺青が泣いてるぜお兄さん。水を埋めていいよ!」と声をかけてやる。「有難うございます。」と結構礼儀正しい。

 銭湯から自宅に帰り歩数を見ると16500歩。久しぶりに大台突破だ。ぐっすり寝られる・・と思う。


新歌舞伎座裏の大人の居酒屋

2015年06月28日 | 居酒屋

 昨年、友人の息子さんが銀座で始めた居酒屋があると言う。土曜の夕方、久々に地元アキバの仲間と二人で一杯しようと空いてるか問い合わせる。店の名前は「わのわ」に二人分のカウンター席を確保し早速に出向く。

 場所は晴海通りから新歌舞伎 正面脇を入り、歌舞伎座ビルの終わったあたりの右手向かいのビルの二階。歌舞伎座脇の銀座四丁目と聞けば、お洒落な感じを想定していたが意外にも親父居酒屋風。入るとこじんまりとしたカウンター数席、テーブル席が3~4席、追い込み的な4人づつの掘りごたつ座敷が二つ。20~30人も入れば一杯だが、酒に拘った店長(息子さん)の客とのやり取りが丁度よい広さのようだ。

 カウンターに座り、まずは生ビールで喉を潤しながら肴を注文。大山地鶏やなめろうが店のお勧めとのこと。なめろうは味噌と新鮮な魚が良く叩かれで滑らかで秀逸な味を醸し出している。店長、流石に千葉の出身だけに拘りを感じる。さて、日本酒は佐渡の日本酒「真野鶴」のラインナップに懐かしさを感じた。地酒ブームの走りの時代に、佐渡の「北雪」の脇で地元で地味に訴えていた酒である。店では「純米大吟醸」、「吟醸」、「純米」は燗や冷でも用意してあるという。そのほかにも「真澄」、「八海山」、グレードの高いところでは「だっ祭」などが用意されている。焼酎も充実し女性も飲みやすいスパークリング日本酒もある。

 お通しの四品の珍味でも十分楽しみつつ、日本酒は「純米吟醸 真野鶴」から注文、吟醸のフルーティな香りと辛口の切れのある酒である。真野鶴シリーズで次は「辛口純米 真野鶴」を注文。肴は店のなめろうの他、店の売りの茶碗蒸し、朝ひき大山地鶏の手羽先など店のお勧めに舌鼓。店長からは八海山の発泡酒のサービス。スパークリングも三年前の「すず音」以来で、久しぶりに新しい日本酒の潮流に納得する。

 旨い肴と飲みながらの日本酒談義で気持ちよく酔ってしまった。ロケーションも日比谷線の歌舞伎座の改札口を出て3~4分もかからない。旨い銘酒の割りに手頃な会計、早速に近いうちに仲間との暑気払いに寄らせてもらうと約束する。 


秋葉原のホークス居酒屋「ちどり亭」

2015年01月24日 | 居酒屋

 御用はじめの翌日、地元の仲間と新年飲み始め。秋葉原東口の佐久間町三丁目で新規開店の居酒屋「ぢどり亭佐久間店」。モツが売との看板に扉を開く。まだ早いと見えて客はひと組だけ。窓きわのテーブルに座り、店内を眺め渡すとソフトバンクのユニホームがズラリ壁に掛けてある。焼き鳥は薩摩のバラ焼きスタイルでボリュームもある。ホークスのテレビ放映があれば、ワイワイ騒ぎながら飲むというスポーツバー的な店らしい。

 飲み物は生ビールの後、ホッピー黒、黒霧島とオーソドックスなながれ。肴は、店の女性お薦めの名物「もも炭火焼き」と「せせり身焼き」。もも焼きは歯が丈夫なのが必要要件か。ホークス勝てばポイント倍というが、何に使えるポイントかは理解がイマイチであった。薩摩を売りなので日本酒はアリバイ的に少ない。鹿児島には日本酒の醸造所はないので、さもありなん。

 黒霧島の一升瓶をキープして、仲間とコースで盛り上がる店が似合う店のようだ。ガードの反対側には、阪神タイガースファンの集う「串揚げ」の店がある。最近のアキバには、ジャイアンツファンは肩身が狭い。しかし、直ぐそばには、半世紀前の大昔にオジンの親父が通っていた「真澄酒造」があり、今ではジャイアンツの試合をCATVで流してくれる嬉しい店もある。


両国はちゃんこ「巴潟」

2015年01月24日 | 居酒屋

 いつもの仲間との新年会、久しぶりに「ちゃんこ鍋」でいこうと両国駅から2~3分の「巴潟」でとのこと。数年前の忘年会、駅前の「霧島」で板敷の座敷の薄い座布団で辛い思いをしたことを思い出す。ちゃんこでの集まりは、土俵の脇での10年位前の「吉葉」と「霧島」、そして今回は「巴潟」。「巴潟」では昼のランチでは、たまに寄っていた。

 今回は、飲み会メインなので牛肉ベースの醤油味であっさりとしたちゃんこ料理を注文。牛肉は霜降り肉で煮込みすぎるには勿体ないのでしゃぶしゃぶ風で食する。しゃれたグラスの生ビールではいかにもハカがいかない。日本酒を注文するがお燗は「大関金冠」、冷酒は「辛丹波」のみで少し寂しいが、まずは「辛丹波」。焼酎は芋の「さつま司」のボトルで注文。料理はコースとなっており、付け出しから刺身と順々に出てくる。最後はうどんで〆る。

 そもそも「ちゃんこ鍋」の意味はというと数説あるそうだ。東北出身の力士が多く、国では親父のことを「チャン」と愛称の「こ」をつけて「ちゃんこ」となった説、中国を指す「ちゃん」と「鍋」ことを「コ(クォ)」が組み合わさり「中華鍋」のことを「ちゃんこ」といった説などあるそうだ。「ちゃんこ」が相撲部屋では食事総体のことを言っているので東北期限説が正しいのだろうと思う。

 場所の14日目(土)とあって、結びの一番終了後の予約が満席。二時間ぴったりで飲み物オーダーは30分前締め切り、時間延長は駄目との縛り。予想通りに七時近くから満席になってきた。勘定を済ませて次の河岸を求めて、冷たい風で酔ったほてりを冷ましながらブラブラと両国橋を日本橋方面へとわたる。

 「二次会」のあて探しつつ、前にも何度か暖簾をくぐったことのある浅草橋駅隣のガード沿いの「住吉」へと入る。「住吉」では名前のごとく山形の樽平酒造の酒「住吉」を中心に出している昔ながらの居酒屋である。店に入ると元気な女将の声がする。久しぶりだが、変わらないなと安心。この酒、琥珀色をしている特徴がある。、搾り後のろ過をしていないことによるもので、日本酒独特の旨みが凝縮されている。住吉では注文するとコップ酒で出てくるスタイルである。肴は野菜炒めなどの家庭料理風も多くボリュームがある。さっきまでの「ちゃんこ」がきついが二合ばかり吞んでお開きとした。。


本八幡駅前の寿司居酒屋

2014年07月06日 | 居酒屋

 千葉での仕事が終わったのが丁度夕暮れ時。五時を半ば回り、そこそこに喉が渇いてきた。相棒と元職場近くの本八幡で一杯ということになった。

 市役所近くの馴染みの「とちぎや」にしようか考えたたが、珠には贅沢もよかろうと東京メトロ本八幡近くの国道沿いのすし居酒屋「すし藤乃」に入る。ビル二階の店は、職人さんとの対面メインの一般的なすし屋とは違い、仕切られたテーブル席もあり、海鮮居酒屋に近い雰囲気だ。刺身の盛り合わせを肴に、生ビールで乾杯の後、鹿児島の芋焼酎「赤兎馬」のボトルを注文。種類も豊富で見たからに旨そうだ。賑やかな大衆居酒屋とは違い、他の客の会話も届かない適度な音楽が流れている。肴の鮮度と落ち着いた雰囲気で、すし居酒屋と銘打っているだけはある。

 ボトルが空いた頃、さて次はと駅前のバス通りから市川市役所への飲み屋のメインストリートである路地へと入る。何処にしようか迷いながらも串焼きなど多彩な肴が売りの「(店名忘れる??)」に入る。10時も半ば過ぎて閉店間際でになろうか、お客はだいぶ少ない。「純米八海山」の冷酒を注文、一合枡の中のグラスにたっぷりと注いでくれる。話し好きの若い店長(店主?)が気持ちよく相手してくれる。比較的新しく開店したようだ。後日、再訪して店名記載予定。

久しぶりの本八幡、ますます大型チェーン店に侵食されていく中、頑張っている店もあり嬉しい気分である。

 


みっちり函館周辺4日間その1(函館市内編)

2013年07月28日 | 居酒屋

 

 相当に暑い夏が続きそうだと世間が騒いでいる夏休みの少し前、七月の始めに家族で函館旅行を急遽計画した。長年の千葉暮らしから昨年地元函館に帰った友人C君のお薦めの倉庫街にあるホテル「ラビスタ函館ベイ」に申し込む。函館の花火大会と函館出身のグレーの「コンサート」の間の週で出発まで二週間を切っていたがホテルはOK。しかし、既に夏休み料金だ。ともかく往復の飛行機と函館のホテル二泊は予約。後は周辺の観光地のホテルと言うことで大沼プリンスホテルを予約。

 Img_2251函館での足は、C君の特別仕様の大型ワンボックスを4日間貸して貰うことになった。空港到着後、タクシーでホテルへ。生憎の曇り空、函館山頂上付近は見えつ隠れつの状態。ホテルにチェックイン。荷物だけを部屋に置き、ホテル前で待っていてくれたCさんの案内で市内の概要把握と車の操作を兼ねての市内ドライブ。一回りの後、車をホテル駐車場に置き、C君と夜に久しぶりの一杯を約束し、家族を連れて赤レンガ倉庫街の函館ビヤホールで食事をする。

  ビヤホールから友人と連絡を取り、宝町付近の居酒屋「東屋」へ、カウンター席と追い込みで約30人ほどが入れるか。カウンターに座りビールで一年ぶりの再開の乾杯の後、イカのお造りを肴に唯一の日本酒「一の蔵」を頼む。函館での年金暮らしのアレコレなどを肴に?む。物価が安いせいか優雅、かつ、余裕の年金暮らしがうらやましい!!。遅くまで話は尽きないが、ここの女将は「すずらん姉妹という元歌手だそうだ。「こまどり姉妹」「ザ・ピーナツ」と同時代に謳っていたそうだ。ホテルに帰ってネットで探すと有名になったグループ姉妹より遥かな美人姉妹。売れなかったのは不運であったか。今は父親の残した寿司屋を居酒屋に衣替えして営業しているそうだ。明日も会うことを約して静かな夜の市内をブラブラとホテルへ。

 ホテルの部屋からはレンガ倉庫と函館湾を真下に見て眺望はいい。風呂は函館湾を真下にイカ釣り船と松前への海岸道の灯りをみながらナトリウム塩化物泉500L/minの源泉掛流しに浸る。人気の秘密が納得。

 翌日の朝食は、ラビスタ函館ベイの人気のひとつである朝食バイキング。「いかソウメン」、「いくら」の乗せ放題で満腹でお得感満点。ただ、中国人ツアー客のマナーには驚き。バイキング客用の「いくら」の入ったボールや高原牛乳のボトルを自分達のテーへブルへと持ち去りパーティ然。後ろに並んでいた客は唖然忘然。ホテルも毅然とした態度を取るべきだが傍若無人を許している。

 Img_2282朝食後、まずは函館山へと向かう。曲がりくねった道を山頂近くの駐車場に到着。展望台からの昼の函館市街の眺めは、青い海を切り拓いた海の中道に作られた都市そのものであり半島の付け根の先にある高原とバランスがよい。夜の函館は夕食後のお楽しみに残し、函館山の裾に広がる教会群へと向かう。住宅街の突き当たりのオルガンの音色が心地いい「ハリスト正教会」に駐車し、「函館聖ヨハネ協会」、「カトリック元町教会」など近くを散策。

Img_2304

 五稜郭では、「五稜郭タワー」から全景と函館山方面を見て、改めて半島の都市との認識を持つ。五稜郭内へと入った後、「函館奉行所」や堀端の散策路をぐるりと歩くが、当たり前だが昔日の戦の面影は無い。

昼食は五稜郭タワー名物の「五島軒」のカレーを食べ、「トラピスチヌ修道院」へと。しばし、空港方面に走ると森の中に修道院があった。観光バスも無い(ラッキー!!)広い駐車場に車を止め、厳かに修道院へと入る。静謐の中に白レンガを基調とした美しい教会が現れ、厳格な女子修道院の雰囲気を醸し出す。Img_2365_4

 夕方近くにホテルへと戻り、家族とホテル前の海鮮居酒屋「きくよ食堂」で夕食。食後(自分は後でT君とのこともあるので軽く一杯)、夕闇迫る函館山ロープウェイ駅へと向かう。途中、観光タクシーから声が掛かる。観光ボランティをやっているというドライバーさんの話では、ロープウェイかタクシーまたはバス以外には交通手段はない。バスやロープウェイの行き帰りの混雑を考えるといいかと、タクシーに乗り込む。さすが観光ボランティア、名解説を受けながら夕暮れ時の「立待岬」から山頂に。山頂では見事な函館の夜景に感動。展望台は大変な混雑だが、シーズン真っ盛りはこんなもんではないそうだ。運転手さん、大挙してバスでやってきたと見られる中国人?観光客を巧妙に押しのけ、ご当地一番の撮影スポットを確保し家族全員での記念撮影のカメラマン。帰り道では「旧函館公会堂」など昼の趣とは大きく違う教会街を案内しつつホテル玄関まで。行き帰りの待ち時間や混雑を考えるとタクシーを利用するのは大変なお得感である。

 明かりの消えた函館の住宅街を、夜風に吹かれてブラブラと10分ばかりホテルまで歩く。ホテルに着き、まずはラビスタの展望露天風呂から函館湾を見ながらのんびりと浸かったことは言うまで゛も無い。

                         その2(大沼編)に続く。・・

 


四谷しんみち通りと世襲政治の終焉

2010年06月10日 | 居酒屋

 議員の資金集め、今問題のパーティ券。知らない仲ではない、半分義理で高い会費を払って参加。赤坂のホテルでのパーティの参加者は以外に少ない。多分、与党の時は大きな会場で3倍はゆうに超えていたはずだ。与野党の現実が明らかだ。来賓の皆さん、絶叫に近く、鳩山・小沢批判の舌鋒が鋭い。

 しかしながら、国会議員、知事、地元首長と多くの来賓で華々しいが、来賓と参加者の年齢の高齢化が目立つ。時代の流れが垣間見え、いまひとつ諦感が漂う。

 さて、パーティもそこそこに仲間二人を連れ、四谷のしんみち通りに。立ち飲みの老舗、最近ご無沙汰の四谷「鈴傳」と考えた。しかし、パーティで立ち続けていたので座れる「赤札屋 四谷店」へ。多分、赤札屋はしんみち通りでは料理のレパートリーの多さ、リーズナブルな値段とも屈指の店だろう。

 パーティでは参加者が少なかったか、料理が多かったのか、結構たっぷりといただいた。赤札屋ではそうは食べられない。お新香やエイヒレなど腹に負担のないツマミを注文。主に飲みに集中。その日なのかいつもなのかは判らないが、酎ハイ類が100円との表示。嬉しくなる。酎ハイと生ビールを注文。酎ハイが薄いのは値段からも不思議に納得。

 中国のオネエチャン店員が仕切っているようなこの店、度々お酒のお代わりをして、話で盛り上がり気がついたら10時に近い。翌日は金曜日、埼玉の遠いのもいるのでお開きとする。

 それにしても、このブログの時点は、鳩山が菅に交代直前の前の週。ブログを書いているのは交代後。ますます、元与党にとっては厳しい現実がある。

 それにしても、二世、三世の世襲政治にピリオドを打ったことは評価に値する。小沢の退場以上に日本政治の最大のターニングポイントであると思う。マスコミは、このことについて一切触れていないし、触れようとしない。納得いかないのはオジンだけだろうか?世襲政治禁止法は何処にいったのか論議すらもしなかった。鳩山ではするはずはないとは思っていた。ましてや半数以上世襲の旧与党では然り。血の入れ替えと体質改善が求められる。 


「もつマニア」を手にして大井町

2010年05月04日 | 居酒屋

 ある日、アキバのヨドバシ7F書店でフト見つけた居酒屋本「もつマニア」。3月始め以来(3月初ブログ既記載)、ハラミが売りの大井町の「ほんま」に寄った時、出版社の若いもんが発刊前に主人に本を届けにきた際に読ませて貰った本である。だしゃれ大好きの主人が写っている。

 1ケ月ぶりの今回は、大阪と福岡の同僚を連れての訪問だ。大阪の同僚は大阪でホルモンの名店「鶴一」を紹介してくれた焼肉の知悉である。「ほんま」のハラミを是非賞味して貰いたいとの心での再訪である。5人の予約に2階の座敷に上がる。飲み物は自ら冷蔵庫からビールと床に並べてある焼酎の瓶を選んで飲んだだけ後払いだ。

 料理は前もって4千円のコースと決めてある。運ばれてきたハラミの刺身、塩あるいはゴマ油を付けて食す。両方付けても、また更に旨い。大田市場から主人が直に選んでくるというハラミの串は、分厚く柔らかい。まったくステーキと同じで食べ応えがあり言うことなしである。これには大阪の客人も納得の様子。

 年度切り替え時期の業務環境やモロモロで話も弾む中、いろいろな料理に腹も一杯に。2階にあったビールを6本、焼酎(銘柄は忘)ボトル2本を空として、お開きとする。大阪、福岡の客人、美味納得とのこと、紹介の甲斐があったというもんだ。


神田練塀町の裏通りの居酒屋

2010年04月20日 | 居酒屋

 ヨドバシアキバから御徒町へ向かったロータリーの通りと昭和通りの真ん中の通りにポツポツと飲み屋がある。その中の一軒が「旬味蔵 大八」である。都内に住む元同僚と、久しぶりにアキバで一杯やろうということに。イングリッシュパブ「HUB」のある富士ソフトビル1階で待ち合わせ。30分ほどで相棒が到着。外は寒いので近場にしようということに。そこで、通りを隔てた向かいの富士ソフトと同じ神田練塀町の店へ。

 ところで神田練塀町との古式豊かな名称について。ヨドバシカメラは神田花岡町、昭和通りに面した地域は神田松永町、そして、富士ソフトビルと昭和通りを挟んだ地区は神田練塀町である。しかし、ロータリーや線路、ヨドバシの一角などに一応はあるという神田相生町もある。住所表示のない、この幽霊住所を堂々と表示しているのが秋葉原センタープレイスビルである。

 ここまでやるかと思うが。相当前に地名の統合で外神田、西神田、内神田など続々と地名変更した。しかしながら、神田練塀町や神田松永町は、神田和泉町、神田佐久間町など住民の多い地区と共に反対したという。理由は、行政の都合に振り回されるのではではなく、歴史と土地を愛する住民の気持ちの重みだろう。 そんなことで、この地に生まれ棲みついてた「オジン」としては、今思うと正しかったのだろう。

 ところで1階角地の「大八」、魚と炭火焼と謳い、銘柄の酒瓶を並べてある。並べてある日本酒の銘柄に引かれたのも寄る一因だ。店はテーブル主体だが宴会用にも座敷があるようだ。若い客層から焼酎主体のようである。賑やかな雰囲気だが、セットテーブルが多くトイレに行くにも一寸難がある。料理は居酒屋の定番料理はほとんどある。値段は串が130~150円とまあまあなところだろう。ホッピーも金宮とツボは心得ているようだ。


四谷「鈴傳」で腰古井

2007年10月23日 | 居酒屋

 午前からの表参道ヒルズやミッドタウンなどの東京新名所散策の〆は、四谷のオジサン酒場。

 五時前からやっている四谷しんみち通りの「赤札屋」。30人近くの飲み会、予め予約を入れてある。60人近く入る店の奥の一段高くなったスペースを占有。ビールと刺身、海鮮サラダを予めテーブル毎に用意し、後は安心な単価設定の店、めいめい勝手に好きな酒と肴を注文とした。

 セットコースじゃないので日本語上手なやり手の姑娘も大忙し。黒糖焼酎「喜界島」やら「八海山」やら、銘柄関係なく2時間ちょっとの飲み放題。1人3千円でおつりが来る。

 オジサン酒場での酒盛りが、ヒルズよりも遙かにピッタリしたものがある。

 チバに帰る叔父さん達と別れて、今宵の幹事さんと先だっても寄った「鈴傳」へ。隣の酒屋のど真ん中に「腰古井」の樽が置いてあった。これは飲まずばいられない。酒屋の隣のアルミドアーから入り、一番奥のテーブルを占有。すぐにカウンター内の女将さんらしい人につまみと酒を注文し、その場で支払い。コップ酒をグビッとやる。千葉の3本指の銘酒、旨い酒だ。


地中海料理で同窓会

2007年10月17日 | 居酒屋

 3年ぶりに地元で小学校時代の同期会。

 変貌著しい秋葉原の駅前ビル、地中海料理? J's tableで定時開店5時のところ、店に頼んで2時からスタート。

 地元アキバに住んでいる連中は少ない中、今回は遠くからの女性も多い。地元に実家があるためか、場所柄が良かったのか。嬉しい限りだ。

 団塊の世代にしては、約30数人の3クラスという少ないクラス編成であったためか、懐かしい顔も時間の経過と共に思い出す。

 男性に較べて女性は、化粧はしても面影が濃いのは不思議なものだ。

 ビール、ワイン、日本酒など3時間を超えての談笑。つきること無い会話に場所替えして、二次会は和泉町の「しずか」へ。

 30人近くで店は目いっぱい。テーブル脇で立ち呑みしながら話に興ずる連中もいるがしょうがない。

 昔話と今の趣味、仕事が話題の中心だが、孫の話が一切出ないのが不思議であり仲間への思いやりか。

 とっても懐かしく楽しい時間であった。