国、地方自治体、業界一同に会しての毎年の恒例イベント、地方都市持ち回りの今年は郡山市で開催。東京から近いため今年は開催当日入り。台風が追っかけてくる空模様に展示ブースの客の入りが気に掛かる。それでも結構忙しい。入れ替わり立ち替わりの接客で、同業他社のブースを冷やかす暇が無い。
初日、なんとか天気はもって初日クローズの時間となり、駅前のビジネスホテルに宿を取った社の連中と別れる。他に設定の懇親会のため一人「磐梯熱海温泉」へ一人向う。宿は昭和・平成の両天皇ご夫婦も泊まったという四季彩「一力」とのこと。この地でも老舗旅館だそうだ。
磐梯熱海駅に着いたとたん、やはり雨が降り始めた。旅館に駅から電話をかけ迎え待って旅館へ。部屋にたどり着くまで入り組んだ廊下をウネウネと進み漸く部屋に入る。既に、先着の相部屋仲間が既に到着している。 先ずは、他のメンバーが着くまでの間にチビチビと飲み始める。会場の物産展で利き酒して仕入れた地元郡山のとても飲みやすい純米酒?(忘れましたスイマセン)を常温のままで茶碗酒。あっという間に四合瓶が空になる。懇親会のメンバーが着いたとの連絡、宿自慢の風呂は後回しで懇親会場へ。
椅子式落ち着いた個室で福島牛のしゃぶしゃぶなど地元の特産品中心の会席料理に舌鼓。ここでは乾杯ビールの後は地元の「栄川」。先ほどの酒といい福島の酒は?ん兵には実にうまい。仲居さんの応接は老舗を感じさせ気持ちがいい。コース料理も遅いスタートで早10時近くとなり、ひとまずは中締めとなる。
早速、お宿自慢の温泉に向かう。PH9の柔らかい源泉を保有。幾種類かの広い露天風呂を有している。温度も程よく調整され柔らかい気持ちのよい温泉である。浴室も綺麗で広い。露天も眺めはないがやや温めで長く入るには丁度いいだろう。だが次は、会長さんの部屋で二次会が用意されている。露天風呂の楽しみは翌朝に残しておく。60歳前後のメンバーだが、所属する世界の前向きな談義は談論風発。持込の日本酒「栄川」など飲みながら夜更けまで意見交換は続く。
翌朝は、眠い目をこすって郡山市内へと戻り、研究発表会と会社展示ブースと掛け持ちで忙しい。若い人の発表は目新しく興味が湧く。オジンも多少とも関わった、我が社の若手の発表も順調に終わる。
夜は元所属のOB会で「こだわりの肴と酒かっこ 郡山駅前店」へ 。昨年の旭川でも同様だが、地方でのイベントの効果は凄まじいものだ。店の殆どはイベント参加の会社などの利用で一杯。この店も、他の知り合いグループで占拠状態。あまりの忙しさのことか、中々注文が通らず多少イライラしているメンバーもいる。それでも、賑やかにして和気藹々とした飲み会である。
飲み会が終わり前夜の夜更かしもあってか、他社のOB仲間一人とひっそりと抜け出す。10時までだが郡山駅中の蕎麦割烹「湖穂里」で飲み直し。「雪小町」、「大七 吟醸」をそれぞれ一合づつ注文。静かな雰囲気で、落ち着いて飲む酒はやはり旨い。