業界団体の囲碁大会、世界学生囲碁選手権が開かれている市ヶ谷の日本棋院で開かれた。3年ぶりに参加したのだが参加者が減っているようだ。初戦を突破し出足は好調、2連勝で迎えた3局目。勝った者同士が対戦するシステム、だんだんと厳しくなる。意気込みすぎ仕掛けどころを間違えて自滅する。昼の弁当時にビールを我慢していたが、後は消化試合と缶ビールで喉を湿しての4局目。途中まで圧倒的優勢に気分良く打ち回していたが、どこか気が抜けていたのだろう見損じで投了。まあ、そんなもんだと諦める。気分はサバサバしている。
大会終了、「はい、さようなら」とは行かないのが飲ンベイで碁キチの連中、4時開店の飲み屋まであと小1時間ある。碁の反省会などで時間を潰し、市ヶ谷駅前、日本テレへ向かって直ぐ左手の「ニュー浅草 市ヶ谷店」へ。市ヶ谷なのに浅草とはこれ如何に、などと洒落ながら暖簾を掻き分け、店の奥の6人がけのテーブルへ。店内には既に2組ばかりの先客がいる。年格好服装から見て、どうもさっきまでの参加者と見た。
カサゴの煮付けや唐揚げが黒板のお薦めメニューに書いてある。煮魚はいい、とくにカサゴは久しぶりだ。前歯が機能していない自分には打って付けだ。まずは中生で今日の健闘?を祝して乾杯。全員がカサゴの煮付け(380円)、刺身の盛り合わせ(900円)も注文。今後の我社の囲碁会の運営を巡って話もはずみ大徳利を何回お変わりしたことか。他会との吸収合併も遡上に、今を時めくどこかの話とは違い、防衛的合併か。
ニュー浅草は都内中心にチェーン展開している大衆居酒屋である。若い連中で騒がしいチェーン店に少し親父臭さを漂わせた感がある。ラミネートされた定番メニューは品数が豊富だ。下町酒場のような値段が嬉しい。白版のメニューには酒飲み好みのホタルイカや白子などのお薦めが別に書いてある。焼酎の品数も多いがメニュー以外の地酒(380円)も壁に別書にしてある。
結局、4時過ぎから8時近くまで賑やかに反省会。一人2千円強の驚異的で嬉しい勘定を支払い市ヶ谷駅へ。千葉方面への電車の中。「まだ早いじゃん」とOさん、ホームグラウンドの秋葉原で途中下車。土曜日の定番、ガード下の「真澄酒蔵」へ。真澄の吟醸「あらばしり」720mlを一本注文して小1時間あまり飲む。Oさん相当いっていたので危険領域かなと駅まで送る。無事帰れたかな。参加賞の「体脂肪計付き万歩計」、長く参加して下さいとの主催者の意図が分かる気がする。
折れた前歯の痛みも酒の酔いですっかり忘れ、囲碁と酒に遊んだ至福の一日であった。ところで世界囲碁学生選手権、日本の若手はどうなったかな?