今日も駅前(AKIBAオジン)

ツクバEX開業日から始めた親父居酒屋の放浪記。下町の居酒屋、旅先の地酒・酒蔵・秘湯、森と水の話や、たまには政治談義など。

市ヶ谷の「浅草」

2006年02月27日 | アキバ

 業界団体の囲碁大会、世界学生囲碁選手権が開かれている市ヶ谷の日本棋院で開かれた。3年ぶりに参加したのだが参加者が減っているようだ。初戦を突破し出足は好調、2連勝で迎えた3局目。勝った者同士が対戦するシステム、だんだんと厳しくなる。意気込みすぎ仕掛けどころを間違えて自滅する。昼の弁当時にビールを我慢していたが、後は消化試合と缶ビールで喉を湿しての4局目。途中まで圧倒的優勢に気分良く打ち回していたが、どこか気が抜けていたのだろう見損じで投了。まあ、そんなもんだと諦める。気分はサバサバしている。

 大会終了、「はい、さようなら」とは行かないのが飲ンベイで碁キチの連中、4時開店の飲み屋まであと小1時間ある。碁の反省会などで時間を潰し、市ヶ谷駅前、日本テレへ向かって直ぐ左手の「ニュー浅草 市ヶ谷店」へ。市ヶ谷なのに浅草とはこれ如何に、などと洒落ながら暖簾を掻き分け、店の奥の6人がけのテーブルへ。店内には既に2組ばかりの先客がいる。年格好服装から見て、どうもさっきまでの参加者と見た。

 カサゴの煮付けや唐揚げが黒板のお薦めメニューに書いてある。煮魚はいい、とくにカサゴは久しぶりだ。前歯が機能していない自分には打って付けだ。まずは中生で今日の健闘?を祝して乾杯。全員がカサゴの煮付け(380円)、刺身の盛り合わせ(900円)も注文。今後の我社の囲碁会の運営を巡って話もはずみ大徳利を何回お変わりしたことか。他会との吸収合併も遡上に、今を時めくどこかの話とは違い、防衛的合併か。

 ニュー浅草は都内中心にチェーン展開している大衆居酒屋である。若い連中で騒がしいチェーン店に少し親父臭さを漂わせた感がある。ラミネートされた定番メニューは品数が豊富だ。下町酒場のような値段が嬉しい。白版のメニューには酒飲み好みのホタルイカや白子などのお薦めが別に書いてある。焼酎の品数も多いがメニュー以外の地酒(380円)も壁に別書にしてある。

 結局、4時過ぎから8時近くまで賑やかに反省会。一人2千円強の驚異的で嬉しい勘定を支払い市ヶ谷駅へ。千葉方面への電車の中。「まだ早いじゃん」とOさん、ホームグラウンドの秋葉原で途中下車。土曜日の定番、ガード下の「真澄酒蔵」へ。真澄の吟醸「あらばしり」720mlを一本注文して小1時間あまり飲む。Oさん相当いっていたので危険領域かなと駅まで送る。無事帰れたかな。参加賞の「体脂肪計付き万歩計」、長く参加して下さいとの主催者の意図が分かる気がする。

 折れた前歯の痛みも酒の酔いですっかり忘れ、囲碁と酒に遊んだ至福の一日であった。ところで世界囲碁学生選手権、日本の若手はどうなったかな?

 


「神のご意志」は環境破壊か?

2006年02月22日 | アキバ

 痛い唇を我慢して、昨日、虎ノ門でブッシュ政権の環境施策について、元厚生・環境関係省の幹部で現東大教授の講演を拝聴してきた。京都議定書を批准しないアメリカに赴任し、事後調整に携わってきた経験を元にした講演だ。

 どうしてアメリカは温暖化対策に非協力なのか、私の悪い頭でも理解できた。豊富で良質な石炭をバックに電気の50%近くを石炭火力に依存し、電気料金は日本の半値以下であること。また、ブッシュ大統領の宗教的信条から「資源は神から人間に与えられたもの」であり、規制によって資源を最大限に利用しないのは「神のご意志に反する」との考えが根底にあること。仲間への信義に大変厚いと言われている大統領が、再選の強力なスポンサーであるエネルギー企業などの利益を代弁していることもある。大統領周辺はチェイニー副大統領ノートン内務長官などに見られるように、環境施策を敵視する企業側の代表やスポークスマンで固めている。提出する環境法案は民主党時代の規制を緩和する法律ばかりのようで、あまりの企業よりに呆れて辞任した開発派の長官もいたそうである。いざとなればCO2に限らず総量規制には、企業利益を前提に排出権取引で買えばよいとの考えだそうだ。水銀なども取引対象であることには恐れ入った。環境を守るというインセンティブがまったく働かないアメリカの企業活動が、国民すべてを支えているとの考え方にはそら恐ろしさをも感じた。今のブッシュ政権では環境の改善は望めないことがはっきりした。

 いずれにしてもブッシュの頭にはアメリカが世界で常にNO1であらなければ、地球温暖化防止など何の意味も持たない。アフガン、イラク戦争などその延長線であることが、いまさらながら理解できる。

 講演終了後、講演者や主催者、都の幹部連中などと虎ノ門のセンター御用達の飲み屋「ダルニイ」。ブッシュ流「神のご意志」を肴に「一の蔵無鑑査」や久しぶりの「清酒剣菱」でワイワイとやってしまった。

 欠けた歯の固定ワイヤーを見せないように喋るのは辛いものがあるが、飲んでしまえば、すっかりいつもの調子。2時間ばかり飲んで一人2千5百円通し。いつもながら、酒の持ち込みも可、食べ物も結構手間かけてあり豊富で旨くて安い。

 みんなと別れた後、囲碁のライバルでOBのTさんと2人、新橋駅前第二ビルのつまみ全品200円の立ち飲み「こひなた」へ。目の前のお皿に2千円を入れ、ホッピーとご主人が南氷洋で取ってきたという「鯨の刺身」を注文。これまたサシが入って美味である。カウンターの隣に年が近いリーマンのおじさん。オリンピックの不甲斐なさと荒川に期待して意気投合。そうこうするうちに、Tさんの帰りの時間なので早々と切り上げることにする。

 新橋駅でさようならしても、まだ10時前である。昨週の顔面着地の報告を口実に秋葉原の「しずか」へ。ぐらつく前歯を庇いながら「ほたるイカの沖漬け」を肴に燗酒2本飲んで帰宅。

 懲りちゃいないねと、かあちゃんから痛い一言!!


電子レンジか燗番娘か

2006年02月20日 | お酒

 先週末、長年にわたって世話になったオーブンレンジがバシッと光ったとたんウンともスンとも言わない。ご臨終だ。そこで例のごとく価格ドットコムさんのお出ましとなる。メーカーHPと商品比較、価格相場などの事前準備。

 我が家の厨房は広くない。狭い厨房にホーロー引き扉の食器棚をセットし、その中にオーブンレンジが収まっている。当然のごとく寸法に制約がある。扉より出っぱっちまっては食器が出せない。てなことで、ヘルシーに目がないかあちゃんが欲しがっていた今はやりの水で焼くという奇怪なる最新機種は却下する。そこで許容寸法ぎりぎりを数機種選択。帰り道、ヨドバシでカタログを入手。収まるやつに印をしてヨドバシで見て貰う事にした。どれも、いまいち気に入らない。

 仕方ないと職人の血で、即、荒療治。買ったばかりの食器棚、裏側を突っ込み鋸で四角に切り取り、さあどうだ!棚を2cm全面に引っ張り出し、切り取ったところに背面の出っ張りを突っ込めばあと3cm奥行きを確保。ワンクラス上のレンジが可能となった。

 さあ、後はネットとアキバ老舗、ヨドバシとの価格競争だ。ネットも直に店で買えば送料や振り込み代はなし。かあちゃんのご指定2機種に絞り込み、日曜日、まず老舗の電気屋で冷やかし半分で値切るが、ちと高い。

 本日夜、晩飯を食ってから期待してないヨドバシに乗り込む。なんとポイント16%付けたらネット再安より安いではないか。それではと早速購入。

 早速、セットして注意書きに基づいて試運転。さて、レンジ初仕事は9時を回った、一杯飲みたくなっていた当然「お燗」である。本日は「純米桃川」の封を切る。一合徳利にお酒を満たし、説明書に従いセットしてスタート。待ち遠しい、1000Wで50秒。音楽がなり終了の合図。な・なんととっくり全体が同じ温度だ。中も均一の温度だ。少し熱めだったが桃川のふんわりとした切れ味が活きている。次は40秒でややぬるにしよう。しかし、今までの熱ムラは一体なんだったのか?秒単位で熱さをコントロールできる。これからは電子レンジの燗付けも侮れない。どちらがいい具合につかるか燗番娘?の職を奪いかねないかな。


碁を打つ酒仙の境地

2006年02月19日 | 下町

 先日の事故で唇と口の中も切っていた。歯は固定して落ち着いたが口の中が滲みて痛い。朝早く銀座へ用足しの帰り、朝飯に「なか卯」でうどんならば柔らかかろうと注文。非常に具合が悪い。ここのうどんは讃岐っぽいので食べるのにえらい苦労だ。熱い上に前歯で噛み切れない。仕方ないので長いまま口の中に放り込み、飲み込む羽目となった。

 昼は、かあちゃんと両国の自然食の店「元気亭」へ。朝の失敗から最初から口の奥へ放り込めるやつがいいとカレーライスを注文。無農薬、自然栽培の野菜や発芽米などを使っているとのこと。見た目では変わらなそうだが、まあ、健康にいいんだろう。食事を済ませ両国から入谷へ移動、自然農法の米屋「金沢米店」でアイガモ農法の米を5Kg購入、脱穀してもらって帰宅。

 朝早かったので一寝入りして気分を良くして、隣町の台東の囲碁同好会へ遅い参戦。2段下のSさんと2子で対戦。いつも虎視眈々と命を狙っているSさんの碁風の前に、終盤間際に時々やられる時がある。しかし、今日は昼寝をしていたので冴えわたっている。反対にお命頂戴と、ブラフを随所でかましながら圧倒的優勢のまま終局。久しぶりの快勝である。この調子ならと、いつもやられている上手のOさんと普段の雪辱と思うが残り時間も少ない。こちらは早打ちは苦ではないがOさんは熟考派である。次の機会にと諦める。

 それにしても、囲碁人口の減少には危機感を感じる。一時は「ヒカルの碁」のブームで子供たちの参加があったが、今は一時ほどではない。全体的に老齢化しているので減少の方が目立つ。いろいろな囲碁大会の参加者では子供と爺さんの2局化が進み、孫と爺さんの対局みたいな風景が多くなった。いつまでも碁を打ちたいとは思うものの、相手が段々と少なくなっている現実は致し方ない。

 酒を酌み交わしながら、碁を打つ酒仙の境地に入りたいものだが、いかんせん相手がいないと話にならない。あと何年碁を打つことができるのかと考えるこの頃である。

 

 


顔面着地で反省

2006年02月17日 | お酒

 さんざん飲んだ帰り道、ホームで転んで前歯を折っちまった。両手は鞄とコートのポケットの中、間に合わずオリンピックも真っ青の顔面着地。血だらけの顔で帰ったもんだから、かあちゃん驚いたのなんのって。家に着いて風呂にも入らずバタンキュー。朝起きて顔がヒリヒリするんで昨晩のことをようやく思い出す。前歯を見ると欠けてる歯が一本、隣の前歯2本もグラグラ根本で折れているそうだ。ようやく事の重大性に狼狽えるが、過ぎてしまった事しょうがないと諦める。歯医者によるとブリッジで直すまで時間がかかるとのこと。これもいたし方なし。

 こんな事にへこたれて飲み屋の感想を書かなければこのブログの意味が無い。

 さて、一昨日の晩は飲み会の始まる前の小1時間、本千葉駅前に新しくできた立ち飲み屋「信玄本店」へ。ここの売りは天ぷらの揚げたてを出すことだそうだ。一品105円でいろいろな種類がある。ハゼと舞茸を注文。さくさくとして美味しい。酎ハイと生ビール(中)は210円。その他の多くの酒は315円。105円の11枚綴り(千円)のチケットを事前に購入し、品物との交換方式である。酒やつまみも種類が多く値段も安い。駅前ロータリーのすぐ近くでもあり、列車の時間調整にも良さそうだ。

 ここでの酎ハイが余分だったのか、会がお開きのあとの3次会が余分だったのか、少し飲み過ぎた結果が歯の代償か。しばらくは自粛モードにでも入るか。それにしても前歯が無いとうどんが、こんなにも食いづらいとは思わなんだ。


「神亀」とバーボンで乾杯!

2006年02月15日 | お酒

 夜間専門の歯医者から帰って、純米「神亀」のぬる燗を飲みながら、細かい字に悩まされながらのBフレッツの新規ルーターの設定。売れ筋ルーターにも関わらずバッファローのルーターBBRー4HGは対応していない。そのためフレッツの簡単ガイドとは別に単独で設定。無事設定が完了し早速ネットに接続。確かに早くなっているが、それでも期待していた程でもない。

 この際、去年からせっつかれている娘のPCの設定変更もと考えたが、2台目以降の説明書が見あたらない。いつも寝不足気味なところへオリンピックと重なりさらに寝不足だ。ぼちぼち片付けることとする。当分はADSLとの併用だ。

 それにしても、オリンピックは騒ぎすぎる。メダルが10個だとかマスコミは選挙同様煽りすぎだ。あるアメリカの著名なスポーツジャーナリストは、日本の取れるメダルは男子500スケートとフイギュアの荒川静香の銅が確実だろうと言っていた。それも既に危ない。若手が育っていない弊害だろう。派手なパフォーマンスを煽て、ホリエモンに浮かれ地道な努力を取り上げない一面をここにも見える。苦労人の岡崎の4位は立派だ。少しは見習うといい。

 明日は午前は監査で午後は幕張で会議だ。バーボンでも飲んでガアーと寝るか。


寒空と「駒形どぜう」

2006年02月13日 | お酒

 日曜日、寒風荒ぶ中近所での葬式も終わった。ガキの頃、仏さんの家には、いつも流行の玩具や模型などがあり、いろいろと遊ばせてもらった記憶がある。年の差も一つ上、家も近かったせいか兄貴分のような人だった。大人になってからも趣味には事欠かない。祭りと酒が大好きで、神田祭りのたんびによそから来た十数人の睦会の助っ人連中の世話を焼いていた。三社や鳥越の祭りにもよく顔を出していた根っからの神田っ子だった。近頃、顔が見えず具合が悪いとは聞いていたが突然の逝っちまった。まだ還暦前だ早すぎる。子供のまま逝っちまった気がする。 

 葬式から帰って体も芯から冷えていた。酒を飲みたい気分である。それではとドジョウでも食べて暖まろうかと家族とタクシーで駒形まで一走り。混み始める5時少し前に到着。一階の葦簀の大座敷に低い板机の前にどかっと座り、まずは「振り袖」の燗酒を注文。マル鍋と柳川、いずれにしても飯も飲んだ後食べる。面倒なりと駒形御膳のセット(マル鍋、柳川、どじょう汁、田楽、お新香、ご飯)に卵焼きを付けて注文する。目の前の赤々と燃える炭の輻射か酒の酔いか、冷えた心も体も温かくなる。

 「振り袖」は燗酒にして、飲み口は柔らかく、ほんのり甘い。女性でもすんなり飲める酒だ。どじょう鍋にもしつこくなく実にあっている。既に煮込んであるドジョウ鍋にネギをたっぷりのせて更に煮込む。ここのマルは他のどじょう屋より柔らかく口当たりがいい。酒を飲ませているという。マルを突きながらゆっくりやりたいのだが連れは酒は飲まないので、せわしく2合ほど飲んで、ご飯とドジョウ汁を出して貰う。家族を帰し浅草の「松楽」にでもと思ったが、なにせ食い過ぎて腹一杯である。今日中に片づけなければならない仕事もあり大人しく帰ることとした。

 それにしても、酒が大好きで下町をこよなく愛していた仏さん、もう浅草あたりでちょっと一杯てな訳にはいかねえなあ。それとも、あの世に先に行ったSちゃんと一杯やってかな?    南無阿弥陀仏


蕗のとうと「八海山」

2006年02月11日 | お酒

 前日の囲碁定例のOFF会の中で、某公社の理事さんから千葉の富士見にいい店があると紹介された。それではと早速行ってみる。一人じゃ寂しいので相棒に声をかけて行くこととした。京成千葉駅から線路沿いに千葉駅に向かって2分。その店「雨後の月」はある。ネットで事前に調べてみたらクーポンを出している。その点が少し気に掛かるが料理と日本酒がよいとのこと。

 さて、「升屋」本店の真ん前に今風の大きな暖簾斜めに掲げてある。入り口は狭いが中は低いカウンターにご主人と女性が2人。カウンターと小上がり、入り口近くに8人くらいの座敷風の小上がり。全体で30人くらいの店である。メニューを見るとお酒は「八海山」の清酒から吟醸までのクラスとあと数種類。種類は思いの外少ない。小さい店では多品種少量の酒の管理が難しいので、少品種に絞り、縦に揃えるのは賛成である。「雨後の月」の名称はご主人が広島呉市の相原酒造の酒に惚れたので付けたそうだ。勿論、店のお奨めにあるのは当然だ。

 三点セットのお通しで、まずは生ビールで乾杯し、刺身の盛り合わせ、山菜の天ぷら盛り合わせなどをつまみながら「八海山」清酒の冷や550円と「雨後の月」を650円を飲む。香り高いと言われている「雨後の月」が、いまいち香りが感じられなかったのは最近飲み過ぎで鼻が馬鹿になっているせいか。それにしても、蕗のとうのの天ぷらは実に美味、一足早く春の息吹を感じさせて貰った。野菜酒房と銘打つだけのものあった。〆では「八海山」特別純米、やはり旨いなあと感じる。旨い酒を一人4合近く飲んで3千円、値段的にもお手頃な店である。八海山ほか飲み放題もやっているという。今度は7~8人集めて飲み放題といこうかと相談。


光フレッツ開通、「而今」で乾杯

2006年02月07日 | アキバ

 いやはや、えらく時間がかかたったもんだ。昨年12初めに申し込んでから、今日、ようやく光フレッツの終端装置が付いた。MDFが見あたらないなど、すったもんだの揚げ句、隣のビルに設置してあるMDFから、コンクリート壁を貫通し我が家までのルートを確保するのに2月以上かかった。ようやくNTTがきてダイニングまで引き込んだ。

 壁の穴開け2カ所と配線用の管などの取り付工事費として97,000円の請求である。ヤフーBBでは一カ所につき5千円と書いてあったたので、そちらにすればよかったたか。引き込みが電気と同じで簡単そうなテプコ光は、地下引き込みの地区はNOとのこと。OCNから別のプロバイダーに変えるのも、いろいろ面倒なので諦めることとした。

 事前に有線タイプのBBルーター(BBR-4HG)を、ネットより高かったがアキバのヨドバシで購入済み。今度の土曜にでも娘のPCも併せて4台(自分のは2台)の切り替え作業でもするか。 本当は無線で飛ばしたいのだが、コンクリの建物の中では無線の状態が悪く諦めたことがある。有線は見てくれは悪いが安定してよろしい。しかし、以前使っていた無線ルーターももったいない、カスケード接続して一台は無線で使ってみるか。いろいろやることが多そうな土曜日である。

 さて、我が家にケーブルが引き込まれたとの連絡を受けひとまず安心。我が家へのご帰着の前に、腹が空いたので軽く寿司でもひとつまみと、秋葉原東口駅前のスタンディング形式の「魚河岸日本一」へ。なんでも一貫75円。2貫づつ2種類注文するスタイル。一回の注文で4貫300円となる。生ビールを飲みながらツブ貝、エンガワ、ホタテ、煮穴子、活き〆寒ぶり、などをつまみ、最後に江戸っ子のしめ鯖でしめて都合1600円。安いねえ。これから飲むには、ちょっと食い過ぎたか。

 寿司屋から次の「しずか」へ。まずは燗酒でいっぱいやっていると、生無濾過特別純米「而今(じこん)」があるという。それを頂だきましょうと冷やで貰うこととした。この酒、三重県の名張市にある蔵元、木屋正酒造というところの産である。上智大を卒業した若い杜氏の大西氏が初めて作った酒が、去年の全国新酒鑑評会で金賞のを受賞したそうである。そりゃあ楽しみだとゆっくり味わう。

 純米にして香り高い酒だ。一口含むとほのかに甘い。すっきりとして飲み口はよい。九号酵母と私の好きな五百万石のコンビネーションを感じさせるいい酒だ。食べ物との相性にもよるが、沢山飲むにはやや甘さを控えめにした方がよろしいかも知れない。毎年味が微妙に違うのが純米酒である、受賞に奢らず地道に研鑽を励んで貰いたいものだ。今後に期待しよう。


本千葉居酒屋事情

2006年02月06日 | お酒

 本千葉の駅ロータリーのそば「秀の屋」。味噌だれの串が旨い店である。本千葉駅前、沢山のこじんまりとした居酒屋がひしめいている。千葉駅周辺は大型の大衆店が多いが、意外に小さな居酒屋を探そうとしても、なかなか見つからない。そこにいくと本千葉駅近くには県庁が近いせいか結構多い。そんな中でも本千葉銀座から少し離れてはいるが「秀の屋」は個性のある店である。串と刺身のほか規模の割りには多くのメニューが用意されている。20数年前より夫婦二人で仲良く始めた25~6人も入れば一杯の店だ。本千葉では結構老舗である。

 久しぶりに顔を出した「秀の屋」は一番乗り。四人がけの小上がりに三人で席を占める。いつも結構早い時間からいっぱいになるのだが、今日はなかなか客が来ない。おかげで女将さんと古き時代の本千葉の酒場事情や他店の情報交換をした。

 やはり、企業庁の幕張移転は厳しいそうだ。合わせて水道局も3月末に移転する。周辺の居酒屋にも閉める店が出始めた。ここいら辺は夫婦や家族で細々とやっている店が多いだけに本千葉の居酒屋地図も相当変わるかも知れないね。

 本千葉飲み屋の変遷などアレコレ話しながら、本日は芋焼酎のお湯割りにする。30年以上前、鹿児島の友人宅に行った時「薩摩白波」のお湯割りを、言葉の通じないお爺さんからガンガン薦められ、翌日、厠でうずくまっていたら牛に覗かれたのが芋との始めての出会い。その時と比べれば醸造技術は格段と進歩した。昔を知る人には芋焼酎は確かに飲みやすくなったはずだ。

 串や鰯のてんぷら、実に旨いエシャレットなどを肴に芋焼酎を2本空にする。8時を過ぎたあたりに一組の客が入った頃を見計らって院内町の次の店へ本千葉駅前からタクシーで。翌日も飲み会あるのにようやるよと独り言。


船橋・古き時代の居酒屋

2006年02月04日 | お酒

 今日は京成船橋で南流山からの帰りの連中と待ち合わせ。船橋での飲み経験の少ない連中なので駅近のわかりやすいところにした。西部デパートの前を上野側改札口に向かって信号を渡ると薬屋の先の2階に「伸幸」がある。かれこれ20年近く前からボツボツ寄っているだろうか。再開発の前は近所は雑然とし大衆居酒屋が結構あった。「伸幸」のある改札周辺は再開発から取り残され昔のままだ。

 「伸幸」の木造の階段を上ると入り口。ガラス戸を開けると口の字形の大きなカウンターが店の真ん中あたりに2つ。この周りを客がグルリと囲むスタイルである。そのほか、店の壁沿いに四人掛けのテーブルが配置してあり、奥に追い込み座敷もある。結構大勢の客が入れる店である。客層はサラリーマン、自由業風等様々で、口の字テーブルには常連も交えて一人客が多い。テーブル席には3~4人連れが多い。

 6時半近くに集合。4人なので壁際のテーブル席へ、ここは店をすべて見通せいい位置だ。まずは、ここの名物と言えば昔から変わらない鰯セットである。鰯のつくねに刺身、蒲焼きが弁当箱のような箱で運ばれてくる。まずは生ビールで乾杯するが、早い時間であれば生ビールや酎ハイがサービス価格である。つまみも結構種類が豊富で、常連と職場の仲間、夫婦ものなど賑やかである。木造の古い建物であるせいか風情を残している酒場である。

 地の利がいいせいか8時頃には店は客でいっぱいになった。周りの賑やかさに溶け込んでの仕事や世の中等の話は尽きず、時間を見れば既に3時間を経過。焼酎(700ml)を2本完了。一人は初めから生ビールなので3人で飲んだこととなる。次に行くにはちょっと飲み過ぎか。これから国立や池袋まで帰る連中と、かつての快速電車友の会。キヨスクでカン酎ハイを買って東京へ。 


東京タワーと鳥まつ一(ピン)

2006年02月01日 | お酒

 6時からの予定が長々とお偉いさんのお話の末、ようやく開宴した高輪プリンスでの立食形式のパーティ。ウェルカムで三杯ぐらい飲んでたので、ビールを少々と腹ごしらえをして名刺交換も済ませたところで、早々に切り上げる。

 品川から2駅、小雨降る浜松町に降りる。本日のメーンイベントは勿論浜松町の探索。まずは「鳥まつ」、大門交差点の「秋田屋」の手前を左に曲がると50mぐらい先に目指す店があった。ガラス戸を開けた向こうは客でいっぱい。三人は無理かなと思っていると、体の大きな店員さんが支店が駅前にあるので案内すると言って、さっさと小雨の中傘もささずにスタコラと行ってしまう。秋田屋でもいいんだがと思いつつも、ついつい勢いにつられて着いていくこととなった。

 着いた店は貿易センタービルのB1の「鳥まつ一(ピン)」。ここも大そうな繁盛。店員さんの計らいで四人掛けテーブル席を確保。人数分の生ビールのサービス券を置いて、それではごゆっくりと元の店に帰っていった。メニューは本店と変わらず鳥中心。店内カップルも多く、本店の親父的ムードより、ややおしゃれな感じである。値段もやや高と思うが、それほどでもなさそうだ。

 ここの鳥は焼鳥には伊達鶏、鶏刺にはさつま赤鶏を使い分けているそうだ。そこで鶏刺、焼鳥の盛り合わせを注文。あわせてイカの一夜干し、メンチ等を肴に日本酒を頼む。サービス品として島根の地酒・環日本海純米、4合瓶が2千円弱。もともとの値段が千円くらいの酒であるが、他の有名銘柄が4~5千円することから、サービス品なのだろう。

 高輪プリンスで少し入れてきたので、旨い鳥を食べ、日本酒がなくなる頃時計を見ると10時を回っている。千葉のはるか先まで帰る仲間もいることから切り上げることとした。支払いは一人2千円ちょっと。思ったよりも安いと相棒の感想。

 さて帰りは駅の隣の貿易センタービル。いったん外に出て振り返ると東京タワーがオレンジ色に煙っていた。東京のシンボルは相変わらず美しい!!