今日も駅前(AKIBAオジン)

ツクバEX開業日から始めた親父居酒屋の放浪記。下町の居酒屋、旅先の地酒・酒蔵・秘湯、森と水の話や、たまには政治談義など。

隅田の花火より焼鳥

2006年07月30日 | アキバ

 早いもんで、また墨田の花火だ。去年は桜橋の入り口に仲間が夜中からテントを張ってホームレスに混じって場所取りをしてくれた。お陰さんで無粋な奴輩に直前に立たされたはしたものの花火を真下で見物できた。今年は当てにしていた仲間がご苦労様にも山登りに行くという。場所取りも相棒がいればいいが、自分一人で場所取りしてまで見る気はないし、せかされて歩きながら人の頭越しに見る気などさらさらない。

 花火は寝ころんで見れりゃあ言うことない。お江戸のど真ん中にそんな場所はありゃあしない。川沿いのマンション買うか、金にあかせて屋形船か川沿いの料亭を貸し切るか、さもなくば俄にお友達を作って自分たちで飲む酒と枝豆なんぞお土産などと言い家にあがり込むかしかない。

 クルーザーを持ってる奴は知ってはいるが、携帯を教えて貰ってない。仕方ないから今日は野球でも見るかと、6時からの巨人戦を座布団枕にテレビ観戦。駄目な時は巨人も駄目だ。二回の無死満塁に一点も入らず、いつものパターン。呆れて続けて見る気もなくなり眠くなった矢先、携帯で相棒から飲みのお誘い。

 ちょうど旨い焼き鳥を食いたくなっていたので、花火が始まる頃に神田和泉町の「串よし」へ。カウンターとテーブルで12~3人も入ればいっぱいの小さい店だ。ここの焼き鳥はじっくり手間をかけて焼いてジューシーな上にボリュームがある。地元の常連が多いが案外と隠れた実力店だ。旨い串を肴に芋焼酎のロックで2時間、あれこれ互いの引退後のことなど話うち墨田の花火も終わったようだ。昨夜も本八幡のバー「一五亭」で新人相手に〆張をさんざん飲んだんで素直に帰る。

 さて、今年はどこで花火をみるか、篠崎(江戸川)東京湾(晴海か。やっぱ堤防で見る花火がいい。篠崎の帰りは何処でのむか、住吉か森下、はてまた清澄白河か門仲か楽しみじゃのう。


八重洲口の路地裏

2006年07月21日 | お酒

 東京駅、新丸ビルやオアゾのオープンで人気の丸の内ゾーンはお上りさんに任せといて、飲ん兵親父達は八重洲口と決まっている。

  八重洲での技術セミナー帰りの5時ちょっと前、少し早いかもと八重洲群馬銀行近くの「紅とん」へ。この「紅とん」、私の好きなHPである酔わせて下町で熊本料理の「うたげ」一緒に紹介されていた店で是非一度って見たいと思っていた。絶好のチャンスが巡ってきたわけだ。

  大きな赤提灯と派手な看板が印象的な店だが、中を覗いてみると案外普通の大衆酒場だ。5時前だというのに既にリーマンの先客がビールを飲んでいる。人のことは言えないか(^^;)

 カウンターとテーブルで店員は皆若い。店のねえちゃんが溌剌としているのは気持ちがいいもんだ。サワー類が280円、外ビン方式のホッピーが300円、中身のお代わり150円。日本酒も純米酒450円。つまみの種類も多く値段も安い。紹介記事もなるほどと頷けた。

 おのおのビールとホッピーでスタート。カシラにテッポウの塩(串150円)、タン皮焼(300円)、ハツ刺(300円)、冷や奴などを注文。串のボリュームもあり、ハツ刺しとも十分な旨さと安さである。相棒もホッピーに切り替え、中を三回お代わりして、2人で3700円払い、次の紹介記事の店すぐ近くの「うたげ」へ。

 さて、「紅とん」の斜め右前の路地には、八重洲にいるとは思えない木造の飲み屋が並んでいる。周辺では新築ビルの建設が多く、路地の反対側も建設が始まるらしい。この飲み屋街もいつまで残れるやらと思う。そんな路地の半ばに「うたげ」の看板が。暖簾をくぐり中に入るとテーブルが4~5卓と小さなカウンターのこじんまりした店だ。メニューが賑やかに壁を飾っている。

 入ったとたん女将からクーラーはないよと言われる。ドキッとするが長引く梅雨空でそんなに暑くもないのでノープロブレム。暑い時にはどうするんだろうと心配したが、実はクーラーが故障中とのこと。気さくな女将と冗談いっている内に修理屋の到着。無事試運転完了で、やはり涼しく気持ちがいい。さて、熊本郷土料理がうたい文句の店だが、最初は女将のお奨めのマグロ刺身と鰺の唐揚げ。酢に付け込む前の温かいうちにさあ~っと甘酢をかけた一品。実に歯触りがよく、酢加減が程よく絡まりたまらく旨い。さて、熊本料理と言えば馬刺しと辛レンコン。手作りの辛レンコンは温かくてさくさく感がいい。劇辛カレーに挑戦している舌にはマイルドな辛さだが、つまみは丁度よい加減だ。

 通常、置いてある焼酎ボトルは2000~2500円で普通であるが、今回は女将の熱意に負けて紅さつまで作ったという特別入荷の芋焼酎(3500)をボトルで注文。銘柄名を忘れるあたり飲み屋ブログを書く資格はないか。年に免じて許してたもれ。

 ひとしきり飲んだ後、1/3ほど残したボトルをキープしてのお勘定。二人で八千円ちょっと。料理は旨いし、それにも増して女将さんが気さくで気楽に飲める店だ。

 まだ時間が早いとなると悪い習慣がでる。次だとばかり、ここはおジン行きつけの八重洲地下街の「東京ブギ」。スタンド形式のレトロ風を演出したバーだ。止まり木のような高い椅子にブリキのような傘の電球。雰囲気は昭和30~40年代前半か。飲み物はトリスに角などの大衆ウヰスキーとブリキのやかんで入れてくれる燗酒。ナッツと浅漬けをつまみに、トリスのハイボールを次々とお代わりして話に興じる。トリスも結構いけるものだ。

 早くからスタートしたためか、ようやく9時を回った。昨夜もあり、明日もある。本日はここらへんでとほろ酔い気分で東京駅から満員電車に。痴漢の濡れ衣を着せられないようにと秋葉原までの2駅の短い区間をギブアップで帰路に着く。

 一風呂浴びて、テレビの洋画劇場を寝ながら見ている内にウトウト状態で11時前にはご就寝。 新しい出会いに感動した比較的健康的な一日であったか。


原点は千葉の酒

2006年07月14日 | お酒

 日本酒は米、水、温度、麹等の違いが千以上ある酒蔵と更にその中での作り方により、幾万のバリエーションを生んでいる。端麗辛口の新潟の地酒ブーム以降、地酒は寒冷地との傾向が強く、個人的にも石川、秋田、福島の酒は好きだ。

 千葉の酒も仕事の関係上よく飲むが実にいい酒が多い。千葉県には酒蔵の数が50近くあり、全国的にも決して引けをとらない蔵がある。しかし、千葉の酒は案外知られていない。宣伝が下手なせいか、酒造りは寒冷地が適しているとの迷信のせいか。

 もともと千葉県は温暖なせいか食べ物に不自由しない土地柄である。そのため外に出る必要のない県民性は温厚で保守的である。そんなことが原因であるような気がする。

 しかし、県民性は全国的にも酒が好きな県民だ。漁獲高でも全国一、農業生産高でも北海道に続いて全国2位。こんな土地で季節の節目やイベントの度に酒を飲まない分けがない。寒い時期も暑い時期も一年を通して飲める酒が愛されているのだ。事実、若い時分から千葉県民とつき合う機会が多かった「お神」は機会があるたび千葉の酒とつき合ったのだ。

 年間通して飲める酒が多い千葉の酒にあって、とりわけ九十九里の「梅一輪」、南房総の「腰古井」、「岩の井」、「木戸泉」など旨い酒だと断定できる。いずれも太平洋岸の地区にある。これらの酒は、全国的にもトップクラスの酒だ。「梅一輪」の九十九里地区の地下水はかん水といってヨード分が多い。このためか、この蔵は南房総の山間部の名水を使用していると聞いている。この水が旨い酒のポイントであるようだ。当然、南房総の蔵も、この山間部の水で酒造りを行っている。

 飲み屋で、プレミアムのついた高い酒がいい酒だという風潮は、本当の酒飲みは決して快く思っていない。本当は自分が若い頃から慣れひたしんできた酒をベースに評価し、プレミアムの度合いが正当かを判断して今後も飲む飲まないを決めるものだ。

 そういう意味でも前出の蔵の酒は素晴らしい酒である。個人的には舌にとまどいを感じた時は、育ててくれた千葉の酒で原点を見直すことにしている。


浅草ホッピー通り

2006年07月12日 | お酒

 久しぶりの平日の休み。人様が働いているときにブラブラすることも珠にはええもんじゃ。かあちゃんと浅草田原町の「たけなわ」に天ぷらを食べに行く。車なので酒は飲めないので穴子天ぷら定食を注文。カラットと仕上がった天ぷらはあっさりとしてシジミのみそ汁と合い絶妙である。ハトバスのコースになっている某有名店と比べたら味・値段とも格段の値打ちがある。地元の連中も多く利用している店だ。

 家に帰り、片づけ仕事をしようかと思っていたら早速のお誘い。昼間に飲むのは好きではないが、四時過ぎからどっかやってないかとの話である。珠にはいいだろう。それではと昼間からやっているモツ焼きの「松楽」にでもするかと、今帰ってきた田原町で待ち合わせ。しかし、「松楽」はあいにくの休みだ。

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 そこは浅草、昼間から飲むところは何処にでもある。JRA近くの俗称ホッピー通りにはホッピーの暖簾を掲げた店が昼から連なっている。一番元気な「鈴芳」に入ることにした。チューハイ、ホッピーなどの下町の飲み物は豊富だが、チューハイが450円とちよっとお高い。道路に並べたテーブルには子供連れ、多分北欧系の外人さんのカップル、リーゼント風に頭を決めた着流し姿の姐さん連れ。そんな中に我々リーマン風4人組が真ん中に陣取る。振り返ると人力車の上から姉ちゃん達が我々の韓国風モツ煮込みを覗きながら笑いながら走り去る。

 五時半を回ってもう一軒ということで、居酒屋の原点「松風」へ。松風では純米「清泉」の常温。数少ない飲ん兵の気持ちをよく知っているつまみが用意されている。量は少ないが「ひずなます」、「しおから」、「かにみそ」で地味に飲む。吊り板看板にあるいろいろなお薦めを一人2~3合飲んだところで店を出た。

 つまみが少なかったので少し腹が寂しい。てなことで天ぷらを食いに昼間の「たけなわ」に。キスなどの天ぷらをつまみに燗酒を飲む。ひとしきり天ぷらをつまみに飲んだあと地下鉄銀座線でめいめい帰宅。

 秋葉原に着いたオジンは、久しぶりの浅草漂流の余韻を残して「あさちゃん」で4本締め。

 


本八幡裏通りの和風バー

2006年07月08日 | お酒

 本八幡北口、飲み屋街の目立たない裏通りに和風バー「一五亭」がある。一次会の帰り、松戸からの客人が知り合いがママさんをやっている店がある。行ったことはないが是非連れて行ってくれと言う。しかし、電話は分かるが住所は分からない、北口の駅近くだという。北口周辺の飲み屋街にそんな店は記憶にはないがひょっとしたらキャバレーの裏あたりにあった店かと見当を付けて行ってみた。やはり当たりだった。

 外装の割にシックな内装と高い止まり木でバーの雰囲気を醸し出している。女将とバーテンの息子で切り盛りしている。洋酒、日本酒、焼酎なんでもある。洋酒の揃えはソコソコだが、バーではバーボンのグランダッドかローゼスぐらいしか飲まない日本酒党のオジンにはノープロブレムである。料理はママさんの作る手料理が主体で食事もできるらしい。

 一手間掛けた鰹の刺身などの肴にグラスビールと日本酒(久保田千寿)で居酒屋ムード。客人とママさんは昔からのご近所付き合いとのこと最初から意気投合している。普段から10倍口数の多い客人のためか結構騒がしく盛り上がる。

 これからもよろしくと頼まれて「よっしゃあ!!」とは啖呵はきってはみたものの、連日の戦線拡大のため補給線がかなり細い。その内、ボーナスでもでたら職場の連中と奥の一部屋貸し切りで「ぱあ~っと」やるよと言ったとか言わなかったとかアルコール性痴呆症。しかし、気さくなママさんに、また来るよと言い残して店をあとにしたのは覚えているのだ。

【後日記】あれから、かれこれ3週間。気になっていたので今日は金曜日とばかり、バーにちょっとは似合うだろうと若手の連中を連れて行く。

 最大8人くらいは入る奥の部屋、テーブルを囲んで4人で貸し切り、ママさんの手料理と「〆張」の冷やの二合徳利でがんがん飲りながら、息子のバーテンさんのお薦めのカクテルなども適時に。ママさん相手に三時間半、相当飲んでロレツも危うくなったのでお開きとした。

 バーで、相当飲んで食って一人7千円とはまあまあかな。当然に気分良く爺さんの自慢話を聞いてくれた分、若い連中の支払いは・・・。


本八幡の「ふるさと」

2006年07月05日 | お酒

 さて、仕事も定時に終わり、久しぶりに新規の飲み屋を探すかと本八幡駅近くの飲み屋街を仲間3人と散策。懸案の本八幡での粋な姐さんのいる小さな赤提灯とは思ったが、昨夜も秋葉原でハシゴ酒。探すのは面倒なので軽く(か~るく)行こうということになった。

 ふと、昔懐かしい佇まいの定食屋「ふるさと」が目に止まった。ガラス戸越しに覗くとカウンターには既に数人の客が飲んでいる。完全に居酒屋風である。この手の店は料理は豊富であるケースが多い。

 ガラッとガラス戸を開けると常連さんの視線の一斉射撃。一つしかない6~7人の小上がりに3人で席を取る。壁のお酒のメニューを見るとビール、酎ハイ(300)、ウーロンハイ(300)、コーヒーハイ(300)、ホッピー(330)、お酒の6種類。シンプルであるため迷いがなくホッピーを注文。食べ物は鰹刺身、モツ煮込み、マカロニサラダと食堂の定番、野菜炒めなどを注文。この店、常連もいるが。昼にも営業している食堂だけあって軽く一杯飲んで食事をレバニラ炒めライスなどの定食メニューを注文する人も多い。我々のようにどっかり座って賑やかに長居するような連中は少ないようだ。静かに飲んでいる常連さんには悪いが、店にはピストンのような酎ハイのお代わりで勘弁して貰う。昼も夜も気楽に使えそうな店である。

 早く帰るつもりが、いつの間にか3時間の長居。また、今晩も家での晩飯の用意は無駄になってしまったか。ごめんなさい、かあちゃんm(_ _)m。


「萌え喫茶」の終焉間近!

2006年07月04日 | まち歩き

 毎週の土曜の朝は、ほぼ昼頃まで喫茶店の窓辺の明るいカウンターでコーヒーをすすりながら、前夜の漂流でのウニ状態の修復と新聞と業界紙や種々雑学の知識習得。

 秋葉原周辺の下町界隈は、夜の居酒屋には事欠かないが、日中もカフェも豊富である。特にこのところ明るく安い喫茶店が増えている。ドトール、ベローチェ、カフェ・ド・クリエ、スターバックス、タリーズ等まだまだある。個人的には店の明るさや雰囲気などカフェドクリエやドトールが好きだ。これらの多くの店には新聞を開くことができる窓際のカウンター席があるのもいい。御徒町のクリエは最近の御用達。手頃には全館禁煙のヨドバシのベローチェなど。スタバやタリーズは正直言って味が好みでない。店の作りも落ち着いて新聞を広げるムードにない。

 喫茶店も時代に合わせていろいろと出現し、昔ながらの街の喫茶店は風前の灯火だ。軽井沢、京都、名古屋あたりから進出した高級喫茶店、ネットカフェ、漫画喫茶、ジャズ喫茶、今は見かけないノーパン喫茶や歌声喫茶、

 そしてアキバと言えば萌え喫茶。秋葉原東口の萌え喫茶の老舗?「ひなふぁ」はいつも長蛇の列だった。道路から数尺下のガラス越しに中が覗ける。なんで受けるのかオジンにはよう分らんが、この年になっても好奇心は衰えない。話題になり始めた去年の春にはご近所の景気動向の調査がてらに萌えに潜入調査。

 実況見聞で「萌え喫茶」の儲けの仕組みを了解。店の設備、調度品、ディスプレイにまったく金をかけてない。ベンチみたいな椅子とディスプレイは壁いっぱいに掛けたコスチュームで誤魔化している。ブームの短い期間に稼ぐだけ稼いでバイバイを決め込む腹だとまるっと全部(ぜ~んぶ)お見通し。せいぜい一年勝負で償却を目論み、ブームが続けばあとはお駄賃だ。

 最近では、同じ穴のムジナの過当競争とおバカなお兄ちゃんの絶対的頭打ち。そろそろ風俗まがいも出現してブームの終焉間近とみた。早めに退き陣しないと火傷をするよ。


秋葉原の老舗「赤津加」

2006年07月04日 | お酒

 池袋のKさんと、秋葉原の立ち飲み「万世酒場」で待ち合わせ。ここは黒ホッピー(390)が置いてある。さらにベースの焼酎は嬉しいことに、あの北千住の「大橋」で使っている亀甲宮だ。

 ここ万世酒場は「肉の万世」の1階脇にある串揚げ中心の店。関西串揚げ系のトンカツソースではなくウスターソースで食す。酒の肴にはウスターが絶対合う。メゴチ、キスや玉葱などの串揚げ(150)のほか牛すじ煮込み(300)、豚の薄切りステーキに蒲焼きのタレを絡めた豚蒲ブー(150)なるものをつまみに、中(焼酎)のお代わり(200)3杯と酎ハイ(290)を飲む。

 待ち合わせのつもりが枝豆の掴み取り(300円)で皿にあふれんばかり(4~5人前)に掴んでしまったばかり長居する羽目となった。

 さて、河岸をかえることになり久しぶりに電気街ど真ん中の老舗居酒屋の「赤津加」へ。燗番娘ならぬ燗番婆やがいる店だ。路地側の入り口から入ってコの字型のカウンターの一番端に席を取り、落ち着いて見渡すとカウンターの中には燗番娘がいるではないか。婆やは引退かと思いきや店の中で動き回っている。中抜きの世代交代か?

 早速、燗付け修行の成果をと燗酒を注文。ここの定番の酒は菊正宗。ちょうどいい具合に燗がついている。一仕事してある「あいなめの刺身」をつつきながら、暫し下町の居酒屋の雰囲気を楽しむ。我が家と同じ大きさの多分明神さんの神棚が入り口の正面にどーんと存在感をアピールしている。客層はアベックが多い。ネットで紹介されるようになり昔とは客層は大分違ってきたか。本日は常連さんはカウンターの片隅に2~3人がとこか。奥の小上がりもいっぱいで繁盛している。そう言えば長年アキバで一緒に飲んでいるKさんは赤津加は初めてだった。結構気に入ったようだ。

 枝豆のせいで万世酒場で飲み過ぎた。菊正2合で早めの帰り道はいつもの、ヨドバシの1階の通り抜け。途中モバイルPCを手に取り、その軽さにやたら感心する。1~2年先には間違いなく半値になっていることだろう。


アキバでハシゴ酒「真澄」、「とんぼ」、「とり善」

2006年07月02日 | お酒

 夕刻、地元の仲間とガード下の「真澄」で待ち合わせした。初めて見る「春子」なるつまみが黒板に書いてある。三枚に下ろしたエボ鯛?を〆たものだ。この春子やカマスや鰺の焼き魚を肴に、真澄の生酒と純米奥伝作りを冷酒で飲む。久しぶりに七号酵母の真澄を堪能する。

 最近、体調不良が長引きアキバ周辺での新規の居酒屋漂流はご無沙汰している。さて、次の店はどこにするかと相棒に聞くと、最近、浅草橋CSビル近くの「とんぼ」に顔を出しているという。ホームとキスして折った前歯の修復に通う、仕事帰りの道すがら気になっていた店だ。店はカウンターと小上がり、奥に10人ぐらいの座敷。小上がりに落ち着き燗酒を注文。愛想のよい女将と刺身の盛り合わせ千円は価値がある。冬はふぐもあるとのこと。

 さて、次は焼き鳥と和泉町の「とり善」へ初見参。昭和通りの岡埜栄泉の角を入った店だ。いつも帰り道にホッピーの看板と串を焼く主人の横顔を見てはいたが、土曜が休みのため、なかなか入る機会が無く気になる店であった。カウンターとテーブル全部で三十人くらいは入れるのだろうか。いつもそこそこに混んでいる。ホッピーは外は当然として、中も別グラスで出す本格派だ。つまみはそれまでの店で腹が一杯、それでも手羽とぼんじりを注文。炭火焼きをうたい文句だけあって焼き具合がよろしい。10時近くになり、2軒前の店の勘定がウロになったので、今夜はここまでと、よい子ちゃんになることとした。