今日も駅前(AKIBAオジン)

ツクバEX開業日から始めた親父居酒屋の放浪記。下町の居酒屋、旅先の地酒・酒蔵・秘湯、森と水の話や、たまには政治談義など。

ニ八蕎麦「あさだ」、チロリで「大七」

2008年06月15日 | お酒

 「西口やきとん」、新しくできたテーブルのある向かいの二号店で軽く一杯。小ぶりの串が多少大きくなったが味が落ちたようでやや気になる。

 店を出て、蕎麦を肴に一杯やろうと仲間と浅草橋の「あさだ」へ。下町の二八蕎麦の老舗でいい酒と肴を出してくれる。チューハイとモツ焼きの後に、旨い日本酒と冷たいセイロはなんともいいもんだ。Ts3b0163あさだ」は昼も繁盛している蕎麦屋だが夜のメニューも豊富だ。お酒のメニューには、燗酒の代表的な「大七生もと」、「神亀」などのほか、「十四代」、「村祐」、「能古見」などがあり主人の拘りかあるようだ。 カツオのと鰺の刺身揚げ蕎麦、他などを肴に「大七」を注文。

 取手付の錫のチロリが湯煎の燗付け器毎運ばれてきた。先日の「赤津加」の燗具合といい、ここの燗はお湯の冷めるまでゆっくり味わえて相当よろしい。しかも錫のチロリで酒が一層円やかになる。湯加減がまだいいうちに二合のチロリは空となる。ぐい呑や皿、蕎麦ちょこなどもシンプルでいて、ちょっと凝った作りになっている。

 「大七」、「神亀」二合づつ何回か注文。ラストオーダーに最後の締めは冷たいセイロを肴に残った酒を飲み一人約4千円支払って店を後にする。路地裏の飲み屋や寿司屋の店先を見学がてらにブラブラ、アキバへご帰還。ハナ金だが、三連ちゃんの胃袋、脳みそケアに久しぶりに早く寝よう。


久びさの「赤津加」へ

2008年06月11日 | お酒

 半年毎の学生時代の同期会。神田、御徒町、そして今回は秋葉原。電気街口前のダイビル手前の飲食専門ビル「稲田屋」である。鳥取の酒蔵の直営店である。「稲田姫」「強力」など旨い酒がある。奥の座敷で20数名の飲み放題の宴会に店から「純米吟醸 稲田姫」の差し入れでスタート。

 昨年の会では、「お神」を含めて還暦前の転身組が三分の一だった。半年後の今回は、残った連中も再任用と子会社などへの転身組が殆どで、自営と役員で残った数名以外は新たな環境でのスタート組である。話題もついつい新しい職場のことが中心となる。何処も厳しい環境ではある。

 積もる話に後半の料理を殆ど残して二時間の時間切れ。皆と次を約して駅前で別れ、幹事と秋葉原の街へ2次会へと繰り出す。旨い鳥串と地酒の店、UDX脇の極狭の路地「鳥庄」を覗くが生憎の満席。それもそのはず花金の8時半だ。

 それではとって置きと、二日後に起きた通り魔事件の逮捕現場の路地を通り抜け、次に向かったのがアキバの下町酒場の老舗「赤津加」へ。カウンターを除いてほぼ満席。旨い具合に正面カウンターに3席の空きがある、入れ替わりに出た3人だろう。ラッキー!!

 早速、燗酒を注文。かなり前からお姐さんが燗番娘。しかし、その脇にしっかりと以前の燗番娘の女将さんが注文の中継基地。お勧めのとり貝平目刺しもつ煮などを注文。、結構賑やかな雰囲気の中、絶妙の燗どころに酒も進み、ついつい大徳利の何回目かのお替り。

 友人もアキバのど真ん中に、こんな店があるとはと感心しきり。あまり宣伝すんなと釘を刺す。賑やかだが相変わらずの渋い雰囲気を醸し出す「赤津加」に、アキバに居ることを暫し忘れさせてくれました。


アキバ、間一髪

2008年06月10日 | 出来事

 まずは不幸にも事件に遭遇され亡くなられた方に、謹んでご冥福を申し上げます。

 さて、当日昼、今夏の猛暑の前にエアコンの取り替えと、家電を買うに場違いなソフマップでエアコンを購入。秋葉原事件現場前の交差点のSofmapを出たのが12時20分頃。普段の日曜ならアキバオー周辺のパソコン店を冷やかしに歩行者天国のアキバの散歩だが、たまには奥方と外で食事と家にまっつぐ帰ったのが良かった。もう少し店を出るのが遅ければ車に跳ねられるか、凶刃に遭遇したか。いずれにしても間一髪、現場に居あわさなくて幸運であったようだ。

 毎朝、500円玉賽銭箱と神田大神さんのおわします神棚に手を合わせている御利益だろう。

 着くや否や複数のヘリが上空を旋回やかましい。いつもの三井記念病院で偉いお人がご臨終かと思いきや、臨時ニュースで今さっきいたばかりの交差点のソフマップ前の路上で通り魔事件。さて犯人の動向は不明ときた。早速、逃走犯の侵入に備えてゴルフクラブを携え玄関と駐車場のシャッターを施錠。すぐに犯人逮捕の報道に安堵する。

 臨時ニュースに事件の全体像が見えてくる。最近にない凶悪通り魔事件の全容が判明する。最近は品川、土浦と通り魔事件が相次いでいる。凶悪犯罪も後を絶たない。先が見えない世相の悪さも一因だろうが、犯人の身勝手は許されるものではない。

 話は変わり不謹慎ではありますが、当日夜、東京ドームで巨人×西部観戦、内海とクルーンの零封継投に興奮。憂鬱ムードを吹っ飛ばしてくれました。頑張れ加冶前


仙台での「Kigyoの庭」

2008年06月01日 | お酒

 3日間に及ぶ業界の研究発表会仙台で開催された。開催前日に仙台に到着し、昼に一人で牛タンの「利久」へ。1.5人前の定食を肴に生ビールを片手に、肉厚でジューシィな本場の牛タンに感激。結構なボリュームに満足する。

 翌日からの研究発表会の前に地元での一仕事終える。夜は地元社員の案内で、地下鉄仙台駅を出たすぐの駅前GSビル5階の「Kingyoの庭」へ。ちょっと若者向き店なである。個室中心で階段や廊下の配置が複雑、眼の悪い爺さん連中には躓きそうな作りである。

  メニューには、当たり前の肴を一工夫したような洒落た名前が並んでいる。こういう店は案外と日本酒の銘柄は少ない。あっても吟醸や大吟醸など高価な酒がメインだが、メニューにある特別純米酒(山形の?)を燗酒で頼む。あっさりした刺身などにちょうどあっている。

 二日目は、いよいよ国分町に。会社仲間4人と翌日の別グループの宴会の下見に国分町のはずれ仙台市役所近くの「おしか」へ。パークビルB1の純日本風の入り口は高級感が漂っている。前日の「Kingyoの庭」よりは明るい雰囲気。メニューは場所柄官庁に近く年齢層を高めに旨そうな酒と肴が揃えている。

 下見の目的は忘れることにして、個人的に店の酒と肴を楽しむことにした。日本酒も地元宮城の「於茂多加 特別純米」、「阿部勘 特別純米」、福島は「飛露喜 特別純米」、山形は「九郎左右衛門 裏 雅山流」。いずれも東北を代表する旨い地酒もある。その中でも値段が比較的リーズナブルな「九郎左右衛門」を注文。淡麗にして旨口、しっかりとした呑み口である。旨い日本酒と焼酎「中々」のボトルを前に、会社の仲間とあれこれ仕事談義。あっという間に閉店近くにラストオーダーまでいてしまった。