オジンの幼少時代、東京都内では1950年代から1970年代前半までチェルノブイリの対数的に一桁上のすなわち10倍近い放射能を浴び続けていた。当時、黒い雨と騒がれていた。現在、関東、東京地区ではその数値が一桁少ない数値の何が問題なのかも明らかにされていない。問題が時間軸を無視して報道されているからだ。当時の同級生は皆元気である。当時、今の基準で問題といわれている放射能汚染といわれているお茶を10数年間毎日飲み続けていたのだ。
このことは、今のマスコミ報道では伝えていない。そして、過去との原爆時代との比較など政府は認識しているが積極的に情報を伝えていない。もし政府が報道したら、言い訳としかマスコミは報道しないし袋叩きに会うのが落ちだ。今では、いかにも幼児や妊婦など庶民の立場だとマスコミに出場して大声で騒ぎ立てる者の声ばかり、論理を放射能の恐怖を煽り立てるばかりである。出演料は持てはやされた彼らの懐に入る。
しかして、スーパーでは関東近県の野菜は売れず、太平洋沿岸の魚は世の中のおばさん達には振り向きも去れない。市場ではまともな値段がつかない。元気出して立ち直ろうなどは掛け声だけだ。風評被害は、拡大するばかり、かくも無知とマスコミ受けする恐怖の暴論がまかり通り、無知故の被害を拡大再生産している実情を見ると嘆かわしい。
ネットやユーチューフ゛で、外国気象庁発の毎日の動画データは、いかにも派手派手しく放射能が拡散しているような印象を与えている。放射能の単位が何故か分かりずらくしている。現時点ではまったく問題外の数値を真っ赤に表示している。他国の意図的な操作であると感づくのは正常な感覚だろう。飲み水はすでに安全宣言されている。3月のいち時期だけのデータを意図的に振り回している地下水メーカーがいるからだ。滅菌されていないボトルウォーターほど危険なものはないのは常識だ。
政治の世界は復興で一丸であるべきところ足の引っ張りあい。原発張本人の自民党、政府内で団結すべき民主党内で足を引っ張る面々。その他の政党も同罪、嘆かわしいと思う毎日である。復興一本、一丸となるべき時期に「不信任案提出」信じられない暴挙。狂っているとしか思えない。この国の亡国が見え始めた。さもありなん、政治家を家業とした苦労知らずの世襲宰相の継続の成れの果ての付けである。
そのな世の中、オジン達は放射能を気にせず空いている居酒屋を席巻する。そして、放射能を浴びながらプールも海水浴も運動会も、そして宿題もせずに毎日外で遊んでいた頃を思い出そう。被害地を憂い、復興を願い、そして、浅草橋「明よし」で樽が半分無事だったという「福島の栄川」を飲みながら、地の産物を肴に大いに盛り上がった所である。