今日も駅前(AKIBAオジン)

ツクバEX開業日から始めた親父居酒屋の放浪記。下町の居酒屋、旅先の地酒・酒蔵・秘湯、森と水の話や、たまには政治談義など。

出雲の仕事旅(その2)

2012年06月04日 | お酒

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日御崎から、もと来た道を相変わらず点滅信号の宍道湖を右に見て松江に。途中、松江イングリッシュガーデンに立ち寄る。駐車場、拝観料無料が有難い公共のイギリス庭園である。庭師の女性とガーデン築造、適した植物の苦労話など聞きながら、素晴らしい庭を急ぎ足で拝見。浅田次郎の小説で幾ばくかの庭の知識を得ていたためか庭師の女性の話にも興味が沸く。時間があればもう少し見たいと思う。

 夕方は駅前の「野屋」で前職場の発表者の激励会。30人も入れば一杯の二階の掘りごたつ式の部屋は満員状態。発表会へは、近年になく14人がエントリー、既に大半が終えほっとした顔が目立つ。翌日の最終日に予定している数人はまだ緊張気味である。

 
 翌日は午前中に発表は終了。最後の発表を聞いて予め予約を入れてあるレンタカー営業所に向かう。先ずは松江城を見学。歴史と格式の高い城郭と武家屋敷をぐるりと一周する。Img_8816

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松江城を後にして、高速道路で約350本にも及ぶ大量な古代の銅剣が発見された荒神谷遺跡へと向かう。当時は大騒ぎであったことを思い出す。発掘場所は、以外にも、何の特徴もない静かな山の斜面。都会に近ければ土産物屋や食堂などで賑わうはずである。公共の荒神谷博物館とレストハウスが一軒のみである。昼に近いので昼食を取る。前日、前々日に引き続き出雲そばである。Img_8851_2
銅剣の輝きと等身代のレプリカの重さに、当時の戦いを想い不思議に感動を覚える。

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遺跡から高速にのり安来市にある足立美術館に向かう。横山大観や竹内栖鳳、北大路櫓山人の美術品と世界一が謳い文句の日本庭園が有名である。また、何時来るかも知れない島根の旅なので、この際に是非に寄ることとした。少ない時間であったが素晴らしい庭園と本物の横山大観などの絵画を鑑賞して米子へと向かう。

 午後四時近く、米子で京都に帰る仲間と別れる。なんとか予約の取れた夜遅くの飛行機便で帰るまでの時間を、一人境港までひとっ走り。Img_8867
夕方のゲゲゲの故郷境港、鬼太郎の着ぐるみが商店街をブラブラ手を振って歩いてはいるが観光客も殆どいず静かだった。鬼太郎空港(米子空港)を横目に見て、もと来た道を米子駅前まで。駅前でレンタカーを返し駅前で一人飲みと決める。40数年前の学生時代に広島経由の単身旅行で、駅前で飲み屋に入った思い出の地である。

 駅前通り沿いの海鮮居酒屋「旬門」に入る。カウンター席に案内される。多分、夫婦での旅行だろう隣に座る。そのほかにも夫婦ものと思われるカップルが多い。鳥取の「いなだ姫」などの地酒の肴に、刺身の三種盛り、ノドグロの塩焼きなどを頼む。

 生ビールと地酒を三種3合程度飲んだか。夜9時の航空便に間に合わせるために急ピッチに仕上げる。後ろ髪を引かれる思い出で夜の鬼太郎電車に。何とか日が改まるまでにはアキバに到着。翌日の現場での利根川の水質問題処理を思うと酔いもすっかり醒め、気が重い。


出雲の仕事旅(その1)

2012年06月02日 | お酒

 島根へ足を踏み入れることは多分始めてだ。40数年前の学生時代に広島からの帰り道に日本海経由で米子(鳥取)に寄ったのが最期だ。いよいよ、沖縄県が人生未踏の地となった。

 火曜日の午前中、会社(新橋)での打ち合わせを終え、松江での足掛け四日間の会合のため忙ぎ羽田へ向かう。初めて出雲空港に降りリムジンバスで松江へ。高速道路を利用し約30分ほどであろうか。Img_8712

駅前のホテルにチェックイン後、松江大橋を渡りすぐのところのお洒落な「くにびきメッセ」へと向かう。翌日からのシンポジュームと、三日間の研究発表の開会のセレモニーのシンポジュームへと向かう。

 その夜、研究発表を控えている自社若手職員の激励のための飲み屋、松江の夜街を行き当たりばったりの探索。松江の駅からは宍道湖側が飲み屋街だそうだ。チラホラとネオンが見えるが、毎夜新橋の夜を見慣れた眼からは繁華街らしきところだが、まだ寂しいそう。それでも、雰囲気のある店「立花」に入る。

 「立花」では入り口メニューの日本海の魚料理を期待したが、メニュー記載の品がない。少し戸惑いながら、あるものを店員さんに聞くが返事が遅い。それでも、若手職員を呼んでる手前、河岸を変えるわけにはいかない。オジン達と若手で計6人全員揃ってからはメイメイの飲み物で盛り上がる。オジンは島根の日本酒に拘る。「李白」はあった。

 翌日の夜は、宍道湖温泉のホテルに場所を移しての主催者の懇親会。出雲蕎麦、シジミ汁など島根の食を堪能後、タクシーで駅前に移動。既に盛り上がっている社内懇親会場の「白木屋」へ。遅れて到着、既に相当の盛り上がり。しかし、店員の少なさか大型チェーン店らしからぬ注文が通るのが遅い。

Img_8753 島根にきたからには出雲大社に行かねばならないとかってに決め、三日目の午後の空き時間で駅前のレンタカーへ直行。高速を利用せずに宍道湖の北岸沿いに一路「出雲大社」へ。信号機はあるがいずれも点滅信号、人・車は極めて少ない。ほとんどノンストップ状態で出雲大社に到着。大改修中とあって残念ながら本殿は拝めない。大改修の足場越しに出雲式拝礼で本殿へのお参りを済ます。

 Img_8765国歌「君が代」の「さざれ石」が駐車場前に展示。確かにサザレの所以が判明。この歳で国歌の意味も幾分か理解する。駐車場前の蕎麦屋で出雲蕎麦を食す。昨晩のパーティでも食したが、やはり旨い。

 Img_8776_2日が沈む岬で有名な日御岬に行きたいとのオジンの拘りで出雲大社から一路、日本海沿いの日御岬へ。Img_8776日御岬近くで突然に神社の赤い大屋根の伽藍が左下に出現。日御碕神社である。このような辺鄙な地で大伽藍に出会うとは感激する。早速、立ち寄ることとする。出雲神社と対峙する伊勢神宮の分社であるそうだ。国宝、重要文化財もあり格の相当高い神社である。知らなかったことを反省。

 Img_8788すぐ近くの白亜の灯台「日御碕灯台」、晴れた日本海を背景に素晴らしく美しい。しかし平日、観光客も無く、お土産さんも寂しく空いてる店も半分もない。素晴らしいロケーション、もったいないとは思うが・・・

 その夜の、元職場の若手メンバー12人の研究発表者の激励会。一路、来た道を宍道湖を左に見て松江に戻る。