業界での定例会議も早くに終わり、帰社するにはあまりにも中途半端。他社ではあるが会議メンバーである駿河台同窓の大先輩と乗り換え駅の門前仲町で目配せ。五時前だが途中下車。魚屋の「富水」と思うが五時からという。数分でも待つのは面倒だ、永代通りを隔てた富岡のお不動さん参道の向かいの「魚三酒場」へ。
既に1階は満席、しからば二階へ。二階に辛うじて二人分の席を確保。五時前にも関わらず背広姿がチラホラ見られるのもこの店の知名度か。荷物の置き場もない狭いコの字中通路スタイルの狭いカウンターに落ち着き、膝にコートを乗せて生ビール大を注文。メニューは上壁に所狭しとブラ下げてある。振り返りながらブリの刺身と蛸刺を注文。「魚三」は初めてのという先輩は、早い時間にも関わらず活気に溢れた店の様子に驚いている。ディープな下町の一面に驚いていた。
ツブ煮を追加する中、約1時間近く大ジョッキとそれぞれ正一合の大関を飲む。二人で3千円ほどを支払い、永代通りを隔てた魚屋併設の「富水」に場所を代える。「富水」はお不動さんと八幡さんの間とあって正月も忙しく365日営業している。刺身や天麩羅定食のほか焼き魚、煮魚など魚のメニューが豊富、土日の昼時いつも開店していることもありで家族と昼食によく寄る店でもある。足が悪い義母と車で乗り付けてもいつも気遣ってくれたキップのいい女将に迎えられ店に落ち着く。「富水」では燗酒とキスなどの天麩羅を注文。やたら難しい魚篇の漢字メニューに、漢字に詳しい先輩も幾つかのメニューにギブアップ。いろいろ懐かしい話に花が咲き約一時間半、大徳利を4~5本ほどお替りして歌でも歌うかと話が早い。ここも二人で4千円弱、下町は安くて旨いのは当たり前である。
そして、まだ八時前、帰りの通勤時間帯の東西線から日比谷線でアキバへ。如何にも飲んでいません風に地下鉄に乗るが相当に酒臭いかも。そして、秋葉原駅前東口の「Kyo」へ。そして、ベサメムーチョとランナウェー。