今日も駅前(AKIBAオジン)

ツクバEX開業日から始めた親父居酒屋の放浪記。下町の居酒屋、旅先の地酒・酒蔵・秘湯、森と水の話や、たまには政治談義など。

土砂降りの狸小路

2010年07月30日 | お酒

 週初に十勝から帰ったばかりだが、また、三日後には早朝の羽田から千歳へ。札幌の職員の迎えで余市へ。少し前の連休の札幌は実に暑かったが、今回は相当に冷える。20度を一寸越える位か。余市での仕事も午後4時近くに終り札幌への帰り道、小雨降る余市のニッカウヰスキーのニッカ会館に寄る。Img_0382

アンテナショップとレストランなど観光客向けの施設だ。以前来た時は、玄関前を素通りしたが今回は頼んで寄ってもらう。 運転する相方には申し訳ないが、一人で「」と「余市」などのウイスキーを試飲する。

夕方、札幌に着き札幌の職場の仲間と一杯飲んだ後、ひとり「狸小路」へ。表は土砂降りの雨である。ずぶ濡れになり2~3年前に寄ったことがある「下町ウルフ」へ。カウンターの奥に確保、ルスツ産麦豚の藁焼き、昆布森産の油子刺身を肴に「国稀」を頼む。 都内では食べられない肴である。

 店は若い連中が多く賑やかである。常連のようなお姐さん達が一組隣に座り、また一段と賑やかになる。もう少しと思うもゆっくりと飲めそうもない、札幌ならではの珍しい肴もあるがお勘定。

 前日に急遽の訃報。フライト便の変更は千歳で出たとこ勝負と、翌土曜の早朝に小雨降る寒い札幌を後に。東京は33度近く、温度差15度近くの猛暑の東京へ、頑張らねば。

 

 


仙台で牛タンと利き酒セット

2010年07月30日 | インポート

 口蹄疫問題、宮崎県の対応などいろいろと問題を残した。宮崎牛が各地の銘柄牛のルーツであるような誤った報道もその一つだろう。

 前日までの山梨での仕事のあと、翌朝早く仙台へ日帰り業務。五時頃には仕事の片がつき、後は東京への新幹線に乗るだけ。仙台駅の3階、仙台名物である牛タンのお店が集まった「牛たん通り」というのがある。牛タンで一杯やってから帰ろうと相棒と駅中の牛タン店「善治郎」に入る。

 牛タン通りでは以前こ入った有名店の「利久」には列をなしている。列のない善治郎に入るが、駅中店はどちらかというと定食中心のようだ。飲むのを目的に入る輩は、仕事帰りの新幹線の時間待ちのリーマンが多い。こちらも、まずはビールと牛タン焼き、その後は宮城の地酒利き酒セットを注文。宮城の本命「浦霞」のほか、名は忘れたが初めての酒もあり発車時間の制限のある中、牛タンを肴に宮城の地酒を楽しむ。旨い!!

 翌日は8時の羽田発で札幌へ行く用事もある。7時頃までと決めていた。いつもは自由席だが、今回は、仙台から大宮までの途中停車無しとあって席の心配もある。年相応の個人加入の大人の休日クラブのグリーン車の優待券もある。贅沢にグリーン車と決める。飲む間にグリーン席の予約を済まし後は時間一杯まで。仙台空港への相棒と別れ一人新幹線でゆっくりと上野駅までご就寝。


十勝ラフティング初体験とワイン漬け

2010年07月27日 | お酒

Img_0058 この連休、学生時代の同期会を十勝でと1ヶ月前の航空券の早割り予約。がしかし、直前に仕事が入り早割りキャンセル。予定の仕事が休暇の前後で二転三転、とどのつまり翌週末の出張と決定。三連休の北海道のこと元には戻せない。航空券の倍付けと前後宿泊費の上乗せが残った。

 連休の前日に札幌に着き、連絡が取れた友人と夕暮れ時の初めての小樽へ。友人曰く、川沿いの倉庫街がポイントとのこと。夕暮れを背景に水面に映える倉庫街が撮りたいらしい。北国の日が相当に長いことも知らずに小樽の街をブラブラ。待てど暮らせど陽は沈まない、いささか腹も減り候。撮影を半分諦め、倉庫を改造した小洒落た回転寿司屋「和楽」に入る。種類も豊富で値段もまあまあである。ビールと寿司で満腹になり宵闇の街へ再び。夜の川面の風景を写真に収め21時過ぎに札幌に戻る。

 翌日からは本来の目的地、スーパーとかちで新得に向かう。新得駅前では帯広のY君の運転するマイクロバスで彼の経営するラフティングのアドベンチャークラブ(TAC)に直行する。彼の奥さん手作りの大根と山芋の汁での蕎麦での美味しいお出迎え。ありがたい。

 Img_0121 奥方同伴組も含めて、男どもは全員還暦超えのシニアメンバー。全員ウェットスーツとドライスーツに着替え、いよいよラフティングのスタート地点に。初めてのウェットスーツは水に浸かると意外と快適だ。我々のボートは女性2人(内1名はツアーガイド)を含む6人乗りのゴムボート。気を併せて漕ぐがあっちにいったりこっちに行ったり、中々まっつぐには進まない。それでも適度な落差と水飛沫に歓声を上げながらの十勝川の川面は気持ちよい。女性、子供にも安全な完全装備、当然我々シニアにも適当な川遊びであることを十分に了解。

途中から二人乗りカヤックに乗り換え、ミズスマシのようにダム湖をのんびり遊覧航行。相方は、学生時代の囲碁やスキーの仲間だ。久々の邂逅に懐かしい。Img_0152

 トムラウシ温泉までは、3台の車で山間の一本道を約小1時間程突っ走る。どん詰まりの宿は、国民宿舎の「東大雪荘」一軒のみである。温泉はすぐ近くの源泉から噴出している。噴出物で固まっている「噴水塔」が天然記念物だそうだ。お湯は透明で柔らかくヌルヌル感があり所謂美人の湯である。露天風呂の脇には若干濁っている十勝川の奔流が音を立て流れている。内風呂も広く気持ちが良い。ここは十勝の最奥、当然に一人散策は熊には要注意である。

 食事はグループのみの個室。メインは十勝をこよなく愛する帯広の友人の差し入れの十勝ワイン。2004年の山幸1991年のツバイゲルトそして参加の友人からの40度超えの芋焼酎の差し入れ。

 Img_0201 翌日、Y君の経営するゴルフ場へ向かう。グループの一部のゴルフ組の第一打を彼らの奥様方と共々冷やかして、観光組は昼食の十勝ヒルズへと向かう。十勝ヒルズは帯広の平野を一望にできる場所にあり、地産食材をベースにしたレストランなどの施設がある。小金色の麦畑の彼方に帯広の街の広がり、十勝の景観ポイントの一つだろう。レストランではエゾ鹿のステーキやデザートのお菓子などを堪能した後、十勝銘菓の六花の森池田ワインの池田城へと向かう。池田城では昨夜に続きワインの試飲コーナーへ直行。2003年 セイオロサム2003 城(キャッスル)、2004年 シャトー十勝をワイングラスに各々3分の1ぐらい注がれての700円である。テイスティグもへったくれ無く15分で飲み干し、近くの無料試飲の清美の丘も堪能する。

  帯広の街に戻り、1レースだけよとばんえい競馬の見物1tonを超えるバン馬の迫力につられ馬券に挑戦。単勝一本買いで見事的中(ただし配当は大本命の150円)。中央競馬のクラッシックでも単勝一本買いでありたいと望むが性分で無理か?

 帯広駅前のモール温泉があるビジネスホテルにチェックイン。3年前にも経験した薄茶色のヌルヌルしたモール温泉は気持ちがいい。十勝川温泉に連なる一帯が有機物の豊富なモール温泉のようだ。ひと風呂浴びてのホテルの別室でのコース料理。ゴルフ組と観光コースが合流してのワイン中心の二日目の食事会。山幸や池田城で仕入れた清見の丘などワインの持ち込み。和気藹々とおいしい料理と会話が進む。デザートの前に特製チーズを電熱で溶かしながらジャガイモにゆっくり注ぐラクレットを。実に美味で十勝ワインとも相性も良く、味わいの局地である。Img_0299

 しっかりとカロリーオーバーなのだが、不思議に体重が増えていない。結構あちこち動き回っていたせいだろう。帰京予定は翌日の千歳発の予定だが、故障したクーラー取替え手配を我が家の奥方に任せている。駄目もとと新千歳に直行。運よく空いていた昼の便で帰京。社内メールチェックのため京急の途中下車。休日の途中下車も、気分の良い休暇の後は気にならないのが不思議である。


銀座の館山魚介で、宮崎への壮行会

2010年07月05日 | お酒

 ひとまず、宮崎の口蹄疫も収束に向かいつつある。この先、レアな牛肉にありつけそうだ。久しぶりに今は霞ヶ関にいる元部下から、最近開店した館山発の海鮮居酒屋で飲みませんかとのお誘い。場所は銀座一丁目の外堀通りと高速道路のカーブする角の「銀座船形」。有楽町駅から高速道路へ向かって2分ぐらいか。

 地下への階段を下りると、やや漁師風の雰囲気の居酒屋。50~60人くらいの規模か。予約の四人掛けのテーブルに座ると、その日のお勧め朝獲りの数種類の刺身の盛りあわせがお通し代わりに出て来る。ここのシステムだそうだ。この店、館山市の船形、海の物産センター経営の店で漁師とタイアップしてその日取れた魚がふんだんに出てくるという。

 基本的にお勧めは呑み放題付きのコースだそうだ。金目鯛の煮付け、生き鯖、黒むつ、鮑、あおりイカなど活のいい魚料理が、無くなるころを見計らってテーブルに運びこまれてくる。

 あての魚料理は十分に堪能できるが、ここの店のいいところは千葉の銘酒を置いてあることだ。何を飲んでも飲み放題の中である。当然、焼酎、ワインなどもあり、こだわっている。

 さて、その日本酒の銘酒は大原や勝浦の「木戸泉」、「腰古井」など。「オジン」評価の全国的にも一押しの日本酒である。鴨川の「寿満亀」や香取の酒もある。「加賀鳶」など地方の酒もある。酒は一合徳利や二合の瓶子で出してくれる。酒ごとにぐい呑みを代えるのも嬉しい限りである。

 現霞ヶ関は数日後に口蹄疫の応援に宮崎に向かうそうだ。。壮行会も兼ねて都内出向組2人を交えての元部下との約2時間半の飲み会。旨い酒と魚の料理で十分に満足した。オジンも数週間前に宮崎に行き、旨い牛肉を食べても今もって涎が出ない。安全だ。今がチャンスだ、たらふく食って来いと唆して、次を約して別れる。


八重洲の路地で熊本

2010年07月04日 | お酒

 新潟からの日帰り業務、帰りの終点の東京駅で新幹線を降りる。同行の相棒と八重洲北口から数分のビル開発地と隣り合わせの路地へ。路地の半ばに熊本料理の「宴(うたげ)」がある。久しぶりに「馬刺し」と「辛子れんこん」を食べたくなったからだ。以前のブログにも紹介したが女将さんの変わらない笑顔が嬉しい。二人掛けテーブルが2つ、四人掛けテーブルが3つ、あとはカウンター席。如何にも八重洲の路地裏のこじんまりとした店である。

 この店は「黒一刻」と「紅一刻」がメインある。その他の焼酎もあり、本日はサービスデーで焼酎1000円とあるが銘柄が書いていない。聞くのも面倒なのでビールの後は紅一刻」を注文。併せて女将さんの手作りの「アジの南蛮漬け」を注文。勿論、馬刺しと辛子レンコンも注文する。アジの南蛮漬けはやや小ぶりだが頭からかぶりついても骨が柔らかく味が染み透っている。

 新潟での仕事の話とその他つまみを適当に、ボトルも空になったところでいい気分になった。店も暖簾を下ろし始めたところでお勘定。新潟日帰り往復の程よい疲れと満腹感、二人分の約9千円で懐は痛いが満足でした。


市川駅前の「神田」と懐かしの「晴美」

2010年07月03日 | お酒

  六時過ぎに市川駅前の「神田っ子」に仲間と入る。周辺の大手大衆居酒屋より多少高級感がある店だ。刺身の五種盛と冷奴、沖漬けなどを頼む。定番ビールの後は芋焼酎「富乃宝山」のボトルを注文。次にメンバーの一人が先年ゆんたく泡盛の会での賞品の甕入り「残波」が当たった。そこでメニューから思い出の「残波」のボトルを注文、6人にしては適当な量だろう。

 まだ、泡盛の深さと銘柄のラインナップは修行不足だが、「残波」の柔らかい口当たりは飲み会の早い時期には最適だろう。鮮度がいい刺身や泡盛に合う揚げ物などを追加しワイワイガヤガヤと盛り上がる。

 「神田っ子」での飲み会もお開きとし、同行一名と久しぶりにガード沿いに本八幡方面へ。5分ほどガード下や脇を歩いた先に「晴美」に到着。約5年ぶりくらいか、住宅街の一角の木造2階建ての1階の「晴美」は健在であった。中からカラオケの音が聞こえる。ガラス戸を引くと懐かしいママさんの顔があった。ハイテンションで「まあ、〇〇チャンお久しぶり」とは前と変わらない。テーブルとカウンターで約12~3名で一杯の店である。お客もご近所の常連さんのようだ。それも変わらない。多分、千葉方面からの帰りでの途中下車が面倒だったか、通過が遅すぎたのだろう。今回は初めから市川での飲み会なので、始めから寄る気ではいたところだ。

 昔ながらに焼酎の緑茶割りを注文。肴はこちらの腹具合を見計らってママさんが適当に見繕ってくれる。それも変わらない。それではと着いたばかりで、いつもの「ランナウェー」を一曲歌い、後は、歌唱力抜群の同行のオンステージとなる。気持ちよく歌い夜も更ける。しかし、金曜の夜でもあり気持ちも楽である。