今日も駅前(AKIBAオジン)

ツクバEX開業日から始めた親父居酒屋の放浪記。下町の居酒屋、旅先の地酒・酒蔵・秘湯、森と水の話や、たまには政治談義など。

バカ貝の刺身とサンガ焼

2006年06月30日 | お酒

  仲間の母親(97歳)の告別式に富津岬に一っ走り。車ににETCが着いている。ETCは快適で直前のスリルがあるが、まだ納得がいかない。得たいの知れない道路公団外郭団体が登録料なるものを取り、外部批判のため登録料が当初3000円から500円にした。にもかかわらずオート■■など、まだ3000円を取っているそうだ。便乗値上げだ。

 まあ、そんなことは馬鹿な連中のためにチルドレンの大量当選で永久不問になったのでしょうがないと諦める。

 ところで、富津岬で昼飯はバカ貝づくし。バカ貝とは青やぎのこと。富津公園駐車場前の「志のざき」で「バカ貝のサンガ焼定食」と「バカ貝の刺身定食」を、それぞれ一つづつ刺身とサンガ焼きを半分づつに分けて食す。バカ貝の刺身は6月までの限定料理という。最終日だった。それぞれ1400円。潮の香りあり、それなりに旨かった。

 葬儀を済ませ職場へトンボ帰り。職場の交通事故処理も無事終わり、早く飲みたい気分。昨日飲む予定の千葉の仲間は生憎の飲み会だと。アキバの仲間からの電話で即アキバの「真澄」へ直行した。


秋葉原の立飲み屋事情

2006年06月28日 | アキバ

 「ちょっと駅前でダークする?」、最近の立ち飲みの隠語である。飲んでる姿が狭いテーブルを斜めに席を分け合っている姿がダークダックスに似ているからである。

 立ち飲みを馬鹿にしちゃあいけないよ。早い安い5分でも飲める。絶対的に気楽だ。その上、店に気を遣うことはない。ただし、足・腰丈夫が絶対条件。最近の立ち飲みには肘がかけやすくスタンディングバーのようにテーブルを高くする工夫が出てきたのはいいことだ。

 ダークマン(最近はダークウーマンも多い)には3とおりある。晩酌代わりにちょっと引っかけていくタイプ。このタイプ、家では1合までと決められているのでシラフのふりして晩酌をする連中が多い。次の店への時間つなぎと助走に使うタイプは、次の店での支払いが軽減できるメリットがある。一番多いのは、できるだけ安く、多く飲みたいタイプ。このタイプは一人できて長っ尻で常連どおしで意気投合している。台東、荒川、葛飾、墨田あたりの下町に多い。

 さて、秋葉原周辺の立ち飲み処、ガード下に古くからある「おかめ」の他に、「はんな」、「きらく」、「万世酒場」など最近数店が開業した。いずれも繁盛しているようだ。アキバでは仕事帰りの連れだったリーマンが主流。労働者スタイルは皆無に近い。話の内容も仕事関連だ。たまにはネットで探したような若いのがいる。新橋より利用世代はずっと若いのが特徴。

 そんな中で秋葉原駅前の「百飲」はわかり易い立地もさることながら、酒、肴の値段がすべて百円でどうやって経営しているか驚く。品も分量、質共へたな居酒屋よりましとくりゃあ、人気が出ないはずがない。いつも混んでいるが、お一人様だったら如何様にもダークになれる。

 連れと間合いをあけて話し込んでる連中にちょっと兄(あん)さん、ごめんよ。そこんとこ、ちょっぴり詰めておくれな。」と言ゃあ下町はOK。それでも突っ張って空けない連中は立ち飲み屋で飲む資格はないね。


ワールドカップと巨人軍

2006年06月19日 | 日記・エッセイ・コラム

 そもそも実力以上に大騒ぎ。ワールドカップに出られたのめっけもんのなのに、ブラジルとは引き分けられるんじゃあないかなどノー天気。結果、オーストラリアに捻られ、クロアチアにドローでご臨終。それにしても南米チームのテクニックは驚異的だ。アルゼンチンのパス回しなどホールドしないで連続7~8回のパス回し。華麗かつスピーディは100年たっても叶う相手じゃない。身体能力と動態視力の歴然とした差だ。ということで日本のワールドカップは終了。

 こうなることを、まるっとお見通しの「おじん」、頭で玉を蹴るサッカーに全く興味がないので試合開始の10時にご就寝。咳も収まり、さわやかなお目覚めのニュースで穏やかな日常の復活が告げられる。嬉しいね。

 一方、まるっきりだらしないのがもう一つ。我が愛すべき巨人軍である。李の活躍は開幕前のブログでも予想していたが、それにしても投壊、貧打、おまけにボーンヘッドの連続で勝てるゲームもフイ。昨日は上原が頑張って14奪三振ショーを見せてくれた。馬鹿みてえな走塁ミスで、あの楽天に一点差負け。なんとも無様だ。デーゲームで中日、阪神が負けてチャンスと思った故にショックは大きい。

 それにしても、上原の球威と投球術は、いささかも衰えていない。にもかかわらず、何でもないときにソロHRをかまされる。なぜか、そこに微妙に心理的な何かを感じる。やはりメジャーのことか。来年は上原と李がいないことを覚悟しているだけに、今期は是非頑張ってもらいたいものだ。

 今日は野球の中継はないかと想えばオリックスとやっている。又負けているぜ。もう言うことない。久しぶりの四日続きの禁酒(2合以下は禁酒と定義)で体調は戻ってきた。赤提灯が恋しくなる前に風呂入って早く寝るぞ!!


幕張海水浴場の思い出

2006年06月17日 | お酒

 幕張駅前から旧国道までは、いまでも駅近くに海水浴場があったころの雰囲気が残っている。昭和20年代の後半、男の子の海水パンツが、つなぎのパンツだった。お盆の時期に家の職人連中の家族と一緒に来たことを僅かな記憶であるが思い出した。都内から行く遠浅の海水浴場では一番近かったからだ。親父のライカで撮ったセピア色の一枚の写真。幕張の駅前と浮き袋を持ったつなぎの水着の自分の写真が懐かしい。爾来50有余年、幕張には仕事とプライベートでとことん縁がある。

 さて、昼過ぎに出向いた幕張での仕事。体調は風邪気味で良くないが、夕方、「アルコール消毒」と言うことで仲間とチョットということになった。JR幕張駅と京成の踏切の間に新しく飲み屋が開店したので評価することとなった。

 店名は「まる」、店は入り口から照明を落とし気味で年寄りには躓きそうでつらい。靴を脱いであがる形式で落ち着いた雰囲気を意識している。テーブルは主に四人掛けの掘りごたつ風で30~40人は入るだろう。料理のメニューは鳥中心だが韓国風の辛口の肴が多い。日本酒にこだわりがあり地酒が結構豊富である。焼酎、サワー類も揃っている。生ビール中が500円まあそんなところか。焼酎ボトルも1700円の韓国焼酎もあるが米、芋、麦それぞれ2300~3000円が中心で2~3種類。最近の幕張周辺の企業動向を意識してか、対象年代をちょっと若めにセットしたようだ。客層も若い。

 席に座り生ビールと月島の「魚仁」で出している赤いボトルの芋焼酎の「海童」2300円を注文。開店そうそうの割には店員がチェーン店の店員のように手慣れている。会計の際店員の娘に名刺をもらった。やはり千葉県内に8店がある。ちなみにこの娘は副店長とのこと。 

 3人で約2時間、眼も暗さに慣れたところで、「海童」もなくなり今日の初見参はここまでとする。


みんなお友達?「松ちゃん」

2006年06月15日 | 居酒屋

 病院通いの体調不良の中、突発の事件発生で久しぶりの残業。一段落して7時を回り腹も空いた。仕事帰りに相棒と飯?でも食おうと本八幡駅裏へ。門仲の辰巳新道にあるようなこじんまりした店でちょっと色気のあるちょい若の女将がカウンター越しにお酌でもしてくれそうな、そんな店があったらいいなあと話しつつ本八幡駅北口の飲み屋街を彷徨く。なかなか見あたらない。あるわけないよ辰巳新道でも婆さんばかりで若い女将は皆無だよ。

 それでも鼻が利かなくなったもんだと想いつつ、結局、駅の近くまて戻ってきて駅前パティオのすぐ裏路地、居酒屋らしくない飲み屋「松ちゃん」が目に付く。外から店の中が覗いた。中にはカウンターに女性客混在の2~3組。腹も空いたし、ちょい若女将の店の探索は明日以降にして雰囲気が良さそうなのですかさず入る。喫茶店風の作り、7~8人で満席のカウンターに2人分を空けてもらい仲間に入れてもらう。

 食べ物は結構豊富だ。飲み物は店特製の麦酎を除けば普通の居酒屋と変わらない。バーのような居酒屋のような不思議な雰囲気の店である。多分、店のマスターやママさんの雰囲気によるものか。その内、常連さんが入ってくるが、人気のあるカウンターは我々新参者が2席占めている。何とか2人までは詰めては座ったが、後から来た客はとうとう一人テーブル席になってしまった。それでも我々を除いてカウンターの内外で話しが飛び交っていた。みんなお友達なんだと了解。マスター、ママさんの気持ちもよい。多分、2人に惹かれてくるのだろう。この店の麦酎は特性とあってペットボトルではなくこだわりの麦茶を煮込んでいるそうである。

 話しのお仲間に少しだけ入れてもらったが、新参者は謙虚でなくちゃあと、テーブル席の彼氏にカウンターを空けてやることにして今日はここまでとお勘定。生ビール、酎ハイ、麦ハイ、ほっけ、鯖焼き魚、ニラ玉などなどを注文して一人2千円弱。気持ちのいい店である。一人でのんびり飲みたい時や何人かの仲間と話ながら飲むには向かないが、人懐かしい時にはいい店なのだろう。

 その内、お友達の輪に入れてもらおうかな。


奥塩原新湯温泉で利き酒(その3)

2006年06月08日 | お酒

 翌朝、旅館裏手の新湯温泉神社を参拝した後、噴火口への山道を行き噴火口のガレ場上へ到着。景色は良い。真下に宿と我らが車が見える。石を落とせば間違いなく天井に当たりそうだ。駐車場のど真ん中が空いていた理由がよ~く判った。ところで湯ノ花は温泉の中から採取するものと思っていたが、ここでは噴煙蒸気の採取小屋にこびり着いた湯ノ花を採取している。

 さて、毎回恒例のTちゃんのドダバタ騒ぎの後、ようやく宿を出発。前回寄った中三依の高橋ワサビ店に寄りワサビ漬けを購入。社長さん(吊り橋のガードマンから言われていた)と言われていたYちゃん、100円まけろ、まけないの攻防の後、手提げ袋は付けないぞ、もってけ泥棒で相棒の勝ち。商売人の根性に脱帽する。その後、階段をえらく下った初めての龍王峡に寄り、鬼怒川のニ八蕎麦で昼食。当然、運転手にお構いなく酒盛りが始まる。食後、25分の1の東部ワールドスクエアを見物。世界遺産巡りを2500円(ちょっと高いんじゃないの)で済ませる。いよいよ帰り道。後部座席は途中仕入れたビールで酒盛り。

 今市ICから運転をバトンタッチして高速に乗り、夕方5時前にアキバへ到着。運転で宴会に参加できなかった「おじん」を慰労してか、車の中で飲み足りなかったか判らんが、「とら八」で2次会を実施した。

 それにしても、いい湯だったし、よく飲んだ。またエルグランデ出してね社長さんm(_ _)m


奥塩原新湯温泉で利き酒(その2)

2006年06月08日 | お酒

 新湯温泉の「湯荘・白樺」、噴火口ガレ場のすぐ下にある。駐車場の真上はガレ場ときている。石が転がってくると間違いなく車にあたるほど噴煙が近い。お湯は期待できそうだ。部屋も火口が望める角部屋と男女時間入れ替えの露天風呂がまるっきり覗ける部屋の2部屋。部屋に案内されるやいなや某3人が露天風呂側の部屋に自分荷物を置いている。してやられたと思ったのは残った4人か。

 まずは外湯「かじかの湯」、旅館の隣の「寺の湯」、「中の湯」へ。神経痛と関節痛に効くという「かじかの湯」は熱くて相棒達はとうとう入ることができない。しかし「おじん」は湯がぬるくちゃ話にならねぇとばかり気合で入るが、しっかり茹でられた。

 「寺の湯」はいい按配の湯加減。皮膚病、水虫に効くという。部屋で、しばし休憩の後、宿の白濁した露天風呂に。底にたまった泥をかき回すらしいが上がり湯はないのでかき回しはパス。内風呂は神経痛などに効くらしい。いずれの湯も素朴な木造で白濁した源泉が注がれ、掛け流しの雰囲気は満点である。

 さて、夕食は宿の基本は部屋出しだが、我々は2部屋なので舞台付の大広間となった。グルメアップコースという料理を肴に旅館の酒の他、持ち込みの地酒で小1時間ばかり飲んだところで、舞台(ステージ)があり、カラオケもあれば俄然燃える男Nちゃんがいる。仕方ないからフロントへカラオケの注文。還暦近い爺さんばかりの2時間のショーの始まった。 

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 ステージの合間に飲む日本酒は、山田錦の「大那純米吟醸」は吟醸香がちょっときつい気がした。どちらかというと五百万石の方が飲みやすい。「天鷹心」は辛口だが無濾過生でやや舌に残る気がする。てなことで持ち込んだ酒もなくなったのでお開き。後は部屋で酒店オリジナルの酒だが、飲み過ぎてよく覚えていない。


奥塩原新湯温泉で利き酒(その1)

2006年06月08日 | お酒

  昨年末、福島の野地温泉に行って以来、次はどこに行こうかと思案していた。地酒が買えて(できれは利き酒ができて)、掛け流しの温泉があるところ。いつもの最低要件を満たし、できれぱ食い物が旨くて、安いところと条件が厳しい。

 さて、見つけた先が奥塩原の新湯温泉。まさに掛け流しである。旅館は新湯の中で一番安くても両隣が共同浴場がある。これで決まり。

 小学校同窓の仲間7人、初参加のYちゃんのエルグランデで「温泉利き酒」旅行である。いつもの通りアキバで集合、9時頃にのんびり出発である。さすがエルグランデは広い。7人乗っても狭さを感じないあたり俺っちのミニバンとは値段が倍近く違うはずだ。パワーもあり東北自動車道を快適に馬鹿いいながらあっという間に那須IC。

 酒の仕入れで大田原の酒蔵をと思ったが、メールの返事がこない。そこで那須の地酒が揃っているという「まかべ酒店」の黒磯へ寄って行くことにした。酒屋で「菊の里酒造」それぞれ五百万石50%精米、山田錦55%精米の「大那純米吟醸」、「池錦純米大吟醸」、天鷹酒造の店オリジナル「天鷹心無濾過生貯蔵酒」と店オリジナルの酒を購入。

 酒の仕入れも終わり、ひとまず安心したところで「板室温泉」で蕎麦でも食うかとひとっ走り。12時直前の蕎麦屋「やしお」に滑り込み、とりあえずの酒を注文。「開華・吟醸」を注文。軽快な旨口の酒で蕎麦によく合う。蕎麦も切り口が立って中々いい味を出している。昼時間で店の中、外も待ちの人が並んでいる。

 昼飯を終えていよいよ塩原へ、途中、陽気なガードマンのいる「もみじ谷大吊橋」を見物。今は日本一とのこと。ガードマンの息子の自慢話を聞いてやって一路、奥塩原新湯温泉に。

 


清泉「亀の王」

2006年06月07日 | お酒

 池袋のKさんからのお電話。会社のハワイ旅行の報告ということで秋葉原の「しずか」で会う。3泊4日、ゴルフ道具を送って2回ほど回ったそうだ。外国に行ってまでゴルフをやる連中の気が知れないが、沖縄まで行って泡盛を買ってくる酒好きと同じか。

 さて、店では親父の秘蔵酒「清泉・亀の王」を出してくれた。実に爽やかな飲み口Cimg3356、久しぶりだが絶品の一言。奥塩原新湯で飲んだ「大那」や「天鷹」とは格の違いを感じる。飲み終わり、次は「清泉・七代目」。これは「亀の王」には叶わないが、この店のメインになりつつある旨い酒だ。ここのところ連日飲み続けで相当疲れているが、いい酒はいつ飲んでも旨いと実感する。