今日も駅前(AKIBAオジン)

ツクバEX開業日から始めた親父居酒屋の放浪記。下町の居酒屋、旅先の地酒・酒蔵・秘湯、森と水の話や、たまには政治談義など。

両国駅舎跡の土俵居酒屋

2011年08月29日 | お酒

 今年の暑さは特に異常だ。黙っていても汗の噴出す午後3時過ぎ、OB会の打ち合わせに両国駅での待ち合わせ。両国基点に水辺ラインを使った東京散策コースの打ち合わせである。

 隅田川の船客乗り場での打ち合わせを終えて、ひとまず飲み屋に行く前に鼠小僧次郎吉の墓で有名な回向院に行く。回向院は次郎吉以外にも歌舞伎役者の墓や小動物の供養でも有名である。改装して以来初めてのお参りだが、昔の面影は無く綺麗に整備されている。

 回向院のお参りの後、暑さで周りを散策する気にはならずに両国駅舎を改造した居酒屋へ直行。数年前までは地ビールを元の両国駅舎内で作り相撲甚句を流していたビヤホールだった。今は「両国八百屋丁 花の舞」となりチェーン店に変わっていた。屋台風の入り口を奥に進むと、ビヤタンクと相撲甚句が無くなった代わりに元駅舎で天井の高い店の真ん中に土俵が作られている。

 土俵近くのテーブルに席を取り、つかみ取りの枝豆を2掴み注文。オジンの手が伝説の「雷電為衛門」の手形とほぼ同じ大きさ、深川の八幡さんで確認済み。「知らざぁ掴んでみようか!」とムンズと掴むと用意の大皿に、一掴み目でほぼ一杯、2掴み目では大きくこぼれる。つまみはこれで十分なのだが、既に枝豆以外にツマミは注文済み。暑気冷めやらぬ体に生ビールは実に旨い。続く日本酒は当然に冷酒。「純米吟醸 八海山」、「純米 〆張鶴」これまた旨し。

 チェーン店とは言え「花の舞」、土俵は設えてあるが両国の本場でしか絶対聞けない相撲甚句が無いのはやはり寂しい。

 


東京駅ビルの飲み放題

2011年08月14日 | お酒

 東京駅八重洲北口改札出てからすぐの構内に「ほろよい横丁」がある。2階のエスカレーターを上り「オールドステーション」に到着。言うなればビヤホールの一種である。サントリーのアンテナショップ的な雰囲気である。1時間800円と2時間1300円の飲み放題メニューが売りの店。会社仲間の新幹線の発車時刻の調整に便利使っている。また、東京駅ビルの飲食街のため、東京で千葉や埼玉方面など別れる仲間と軽く飲むには気楽な飲み屋である。

 土曜の夕方、地元アキバの仲間と秋葉原で待ち合わせて東京駅へ。ほろよい横丁に直行、さしも土曜は六時近くではあるが客はボチボチである。平日の夜の六時過ぎの賑やかさとはチト違う。まずは飲み放題のスタートにプレミアムモルツの生ジョッキを注文。飲み放題は1人1品以上のつまみが注文のルールなのだ。ソーセージの盛り合わせと特製サラダを。後は時間に任せてビールや角or白角ハイボールの各種を注文。焼酎のソフトドリンクはあるが日本酒はないのが寂しい。ビール、ハイボールを一人6杯以上飲んで、つまみをあれこれ4~5品注文して2時間近くたった。いい気持ちになったところでお勘定は3千円弱。ビールやハイボール好きにはたまらないだろう。

 店を出てやはり日本酒が恋しいと、秋葉原に戻りガード下の「真澄」に。いつもの煮付けと「真澄吟醸生酒」300mLを〆にする。 


松本の馬肉料理、姥捨4回通過

2011年08月11日 | お酒

 松本、長野での仕事に朝7時台の新幹線に乗る。我が家からは松本に行くのは「あずさ」より新幹線が早いし酔わない。長野で乗り換え篠ノ井線で松本までだが、旨いことに名古屋行きの「特急しなの」の接続がある。予定よりも聖高原を超え30分も早く松本に到着。

 しかし、客先は大雨の影響でテンヤワンヤとのこと。オジンも長年経験していることから夕刻には一段落するであろうと、まずは、高速で翌日予定の長野の顧客へ。聖高原を抜け長野の顧客の挨拶を終えた。そした、また松本へとんぼ返り。本日、姨捨、聖高原は三回目である。まだ一段落していない松本周辺の顧客への挨拶も早々に終える。 

 夕方近くに松本に戻った。ホテルを探す前に松本城のすぐ近くの縁のある寺に寄ってもらう。この寺は、既に他界した義母の従兄弟が住職をしていた寺である。松本市内では市内観光案内図にもある松本城主ゆかりの名刹という。

 元住職の墓にお参りして当面当てない駅近くのホテル街へ向かう。Img_2926  お盆直前、どこのビジネスホテルも一杯だろうとグレードは少し高いが「ブエナビスタ」へ飛び込む。エグゼクティブクラスしか空いていないと言われたが、ウロウロするのも面倒なのでチェックイン。

 夕食兼用で、馬肉専門店の居酒料理屋「新三よし」へ。馬肉料理の専門店、メニューを見て「たてがみ、霜降り、赤身の三点盛り」、「食べるラー油がけ、かける冷しゃぶサラダ」なる長ったたらしい名前の肴を注文。酒は当然に信州の日本酒である。「純米吟醸 白馬錦」、「純米 御瑚鶴」、「純米 北アルプス」を頼む。信州の酒は相変わらずに旨い。「新三よし」は馬肉を使ったオーソドックスな刺身類や様々な工夫をこらした料理とリーズナブルな価格が嬉しい。

 明けて翌日。長野で打ち合わせのため、またも高速で姥捨・聖高原を通過。長野の二件の仕事も早々に、東京での会議のために昼の新幹線に飛び込む。3時の月島での業界会合に間に合わせ無ければならない。乗った新幹線は、会議ギリギリより一本早かったためか余裕の到着。上野で降り、我家のある秋葉原のコインロッカーにバックを預けて手帳と扇子、そしてサングラスだけの手ぶらで月島に向かう。それにしても松本、長野も35度超、車の出入りで汗をかいたり冷やしたり、帰ってきた東京も猛暑。

 我が家にたどり着いたのが、いつもと変わらない10時近く、猛暑の旅行は、いやはや疲れる。