今日も駅前(AKIBAオジン)

ツクバEX開業日から始めた親父居酒屋の放浪記。下町の居酒屋、旅先の地酒・酒蔵・秘湯、森と水の話や、たまには政治談義など。

懐かしきワープロの果て

2008年05月19日 | インポート

   Cimg6539季節はずれの氷雨に震えた神田明神の陰祭り、風邪気味でパスし自宅倉庫に「大吟醸 多摩自慢」を持ち込み籠もる。

  1_320年近く前に世話になったワープロの解体ショー。倉庫には、ついつい捨てられない古いパソコンが4台、ワープロが2台ある。まず手始めに、今も完動のサンワードSWP-60を解体することとなった。

 Cimg6552 熱転写のプリンターの軸は思いっきり力仕事である。解体完了で使える物は無さそうだ。メモリやフロッピーも余りに古すぎジャンクにもなりそうにない。燃えないゴミでボチボチ出すことにする。

 オークションのためyahooプレミアムに4年間会費を払っているが、面倒で一度も取引はしていない。yahooへの慈善事業だ。その内、産廃費が掛かるようになり処分しそびれてしまった。今でも残りのFM8、FMノート-95、FMVノート-98、シャープのオールインワンPCなどのパソコンを出すかと思いつつも、面倒くさがりの性分で、当分倉庫の肥やしだろう。反省。


鮫洲の角打ち「飯田屋酒店」

2008年05月18日 | お酒

 旧東海道沿いに青物横丁から鮫洲方面に数分の山側に酒屋「飯田屋酒店」がある。入り口はごく普通の酒屋だが奥は立ち呑みスペース、立派な角打ち(立ち呑みさせる酒屋)である。カウンターテーブルを囲んで賑わっている。冷蔵庫から缶ビールなどを勝手に持ち出して自己申告の後払いのシステムだ。ホッピーあり嬉しいことに金宮の焼酎の小瓶もある。冷蔵庫からホッピーを出すと氷入りのホッピーグラスを用意してくれる。酒屋の立ち呑みにしては、黒板には料理のメニューも豊富である。勿論、酒屋なのでこだわり日本酒銘柄が数種類貼ってある。

 缶詰やポテトチップを店の棚から持ってきて、酒の肴にすることも自由だ。気楽な店の雰囲気に近所の奥さん達もやってくるようだ。シーサイドからは少し遠いので若い連中が少ないのは救われる。

 仕事で遅くなる会社仲間を待つ間、ここの角打ち「飯田屋酒店」旨い酒を飲みながら、のんびりと待つにはいい店である。


引き上げ湯葉が豆腐へ

2008年05月17日 | お酒

 列島改造華やかりし昔、大型プロジェクトのため出向先で水利権や補助金の獲得に毎日走り回っていた頃。2人目の子供も産まれたばかり、毎晩、夜中までの残業。戦国時代だった。その時の上司・後輩などの仕事仲間が一年遅れだが卒業祝いの会を開いてくれた。

 場所は千葉の中央三丁目パルコの裏手の日本料理「つれづれ」。以前にも2回ばかり行ったことがある豆腐・湯葉が売りの店である。今までは宴会でしか使っていないが、落ち着いた個室もある。売りのメニューは「引き上げ湯葉」。豆乳を入れた四角の器が電磁プレートの熱で薄く湯葉の皮ができるのを掬って食べる。湯葉の厚みができるまで待てばよいのだが、生来のせっかちで直ぐに手を出してしまう。

 会には後期○○者に近い大先輩や毎日が日曜日の先輩、出向元や出向先の現役職員皆さんまで約14~5名、職場は多方面に及ぶ。それぞれ今の話や昔話に盛り上がる。仕事の繋がりもなく気使いも年配の先輩だけ。燗酒と冷酒をお互いに注ぎ合いながら話に夢中になり、ついつい「引き上げ湯葉」が分厚くなり、豆腐のようになっていた。

 それにしても戦友の皆さんありがとう。

 


浅草老舗居酒屋「ニュー浅草本店」

2008年05月07日 | お酒

Cimg6456 連休の合間に、午後から休暇を取って、仲間と昼酒を目的に浅草に。地下鉄浅草線で曲がりくねった上り降りを繰り返しながらようやく吾妻橋よりの出口へ。ここが日本最古の地下鉄出口(入口)とは案外と知られていない。松屋から伝法院通りを仲見世通りの手前を左折し、すぐのところの「ニュー浅草本店」へ。浅草の雰囲気が漂う暖簾をくぐると既に1階席は1テーブルを残してほぼ満席。タッチセーフである。

 ぐるっと見回すと老若男女、いろいろなグループ、カップルがくつろいでいる。皆さん角刈りやラフな格好が多く「浅草っぽい?」。この店、市ヶ谷のほか2~3店、都内に展開している大衆酒場チェーンの本店だ。誰ともなく「松風」、「神谷バー」、そして「ニュー浅草」は浅草老舗大衆飲み屋の三本指だそうだ。しかし、最近後継者不足で「松風」は閉店した。寂しい限りである。

 さて、この「ニュー浅草」市ヶ谷店は、日本棋院の帰りに寄ることがある。中身は大体察しが着く。しかし、さすが本店、酒類、肴類の品数が揃っている。しかも値段も安い。三本指もうなづける。午後3時を回り、早速生ビール。実に旨い。冷奴、黒ムツの刺身、変わったところで「馬刺しのタテガミ」などを頼む。赤みと白脂の紅白に重ねた刺身で供され、タテガミは歯ごたえがある中、脂も旨みも十分でさっぱりとして気にならない。昔、新小岩駅前馬刺屋あたりで食べた記憶が僅かに残っている。Cimg6452

 昼間からあまりに赤い顔もできないので、日本酒は控えて黒糖焼酎「残波」から泡盛「喜界島」(共に350円)へのクローリング。何杯か飲んでいる内に夕暮れが迫り、客層にもリーマン的な変化が現れてきた。

 長居は次なるお客さんに申し訳ないと、名物の大階段と大提灯に挨拶して店を後にする。仲見世を突っ切り、今は閉店した「松風」を横目に見ながら、都営銀座線の田原町駅からグッドバイ。


虎ノ門「酒造会館」から烏森

2008年05月02日 | お酒

 Cimg6393 霞ヶ関で知り合いと会った帰り、虎ノ門「日本酒造会館」の利き酒コーナーに寄る。地味な入り口を入ると受付カウンターにお姉さんが二人、利き酒コーナーがあり試飲もできる。日本酒の販売コーナーがあり、サロンの壁には全国の地酒が数百本本以上並んでいる。圧巻である。4人用のテーブルが一つ試飲の立ち飲みスペースとなっている。500円で 目玉の猪口で5種類まとめて利き酒ができる。前はお猪口をひとつお土産にくれたが今は無し。

 まずは17種類の酒から好きな酒を五つ選ぶ。当然に千葉の横綱「純米吟醸 腰古井」。東京小澤酒造の「純米吟醸 蒼天」、山梨大久保酒造の熟成タイプの19.6度の「特別本醸造 梅が枝」、山梨の武の井酒造「純米 青皇」、山形・寿虎屋酒造「大吟醸 霞城寿 珠玉」。いづれも個性的な日本酒揃いである。 五時半が閉店で、小半時、貸切で至福の立ち飲みタイムをすごした後、酒造会館を後にする。一寸前までは全国日本酒マップが販売していたが今は印刷していないそうだ。自分にとって全国の酒造が一覧できるバイブルであり残念だ。復活を望む。

 相棒と烏森の「まこちゃん烏森店」へ。大串の焼きトンが名物の店、キャベツ味噌を肴に酒は何を注文しましょうか。焼きトンには洒落た銘酒よりチューハイがお似合いです。花の金曜日、あっという間に店は満席である。小一時間過ごした後、ようやく、烏森にご出勤の叔父さん達を脇目に、まだ仄明るい新橋を赤い顔して後にした。