今日も駅前(AKIBAオジン)

ツクバEX開業日から始めた親父居酒屋の放浪記。下町の居酒屋、旅先の地酒・酒蔵・秘湯、森と水の話や、たまには政治談義など。

銀座3丁目での小江戸料理

2010年04月29日 | お酒

 銀座松屋の中央通りを挟んだ1本裏のガス灯通りに、小江戸をイメージした「与力」という居酒屋がある。研究会の21年度の打ち上げが急遽決定。予約もせず6人で入る。比較的新しい中2階の小奇麗な店である。研究会の幹事が、たまたま、昼食を食べに寄って気に掛かった店といい、初めての夜の部だと言う。

 このガス灯通りは、さまざまなガス灯の形がある。それを見て歩いても結構飽きない。今にも降り出しそうな寒空の中、そそくさと店に入る。

 まだ早いせいか客はまばらで六人席のテーブル確保。コースではないが前菜三種盛りが凝った造りで美味で期待が膨らむ。

 まず、日本酒のメニューから「獺祭」をはじめに一の蔵」、次に店の燗酒(白鶴)を注文。その後、日本酒から焼酎の紅一刻に移行肴は、大山鶏の竜田揚げお造り三種盛り合わせ、籠に入れられた江戸野菜のおまかせ料理などなど。趣向も味も中々なものである。

 雰囲気もアサヒビールの直営店とは思えない落ち着いたものがある。 多少お高いが銀座という土地柄としては妥当なところだろう。


神田練塀町の裏通りの居酒屋

2010年04月20日 | 居酒屋

 ヨドバシアキバから御徒町へ向かったロータリーの通りと昭和通りの真ん中の通りにポツポツと飲み屋がある。その中の一軒が「旬味蔵 大八」である。都内に住む元同僚と、久しぶりにアキバで一杯やろうということに。イングリッシュパブ「HUB」のある富士ソフトビル1階で待ち合わせ。30分ほどで相棒が到着。外は寒いので近場にしようということに。そこで、通りを隔てた向かいの富士ソフトと同じ神田練塀町の店へ。

 ところで神田練塀町との古式豊かな名称について。ヨドバシカメラは神田花岡町、昭和通りに面した地域は神田松永町、そして、富士ソフトビルと昭和通りを挟んだ地区は神田練塀町である。しかし、ロータリーや線路、ヨドバシの一角などに一応はあるという神田相生町もある。住所表示のない、この幽霊住所を堂々と表示しているのが秋葉原センタープレイスビルである。

 ここまでやるかと思うが。相当前に地名の統合で外神田、西神田、内神田など続々と地名変更した。しかしながら、神田練塀町や神田松永町は、神田和泉町、神田佐久間町など住民の多い地区と共に反対したという。理由は、行政の都合に振り回されるのではではなく、歴史と土地を愛する住民の気持ちの重みだろう。 そんなことで、この地に生まれ棲みついてた「オジン」としては、今思うと正しかったのだろう。

 ところで1階角地の「大八」、魚と炭火焼と謳い、銘柄の酒瓶を並べてある。並べてある日本酒の銘柄に引かれたのも寄る一因だ。店はテーブル主体だが宴会用にも座敷があるようだ。若い客層から焼酎主体のようである。賑やかな雰囲気だが、セットテーブルが多くトイレに行くにも一寸難がある。料理は居酒屋の定番料理はほとんどある。値段は串が130~150円とまあまあなところだろう。ホッピーも金宮とツボは心得ているようだ。


日本三大峡谷「清津峡温泉」

2010年04月19日 | お酒

 いつもの地元仲間と、新潟清津峡温泉への出立日。土曜の早朝、外はミゾレ。テレビをつけると川口JC、練馬IC~川越ICは通行止め。沼田から先はチェーン規制との報道。目の前真っ暗。宿に新幹線での迎えはどうかと聞くと越後湯沢まで迎えに来てくれると言う。しからばと思うが、テレビのテロップは無常にも新幹線が高崎から湯沢まで運休との報道。

 どうにかなるさと、いつもの調子で秋葉原中央口ヨドバシ前ロータリーを出発。中央道八王子ICから圏央道経由で関越道に。順調に鶴ヶ島ICで合流後、意外と車が多い。通行止めが解除したんだろうと推測する。

 Img_2726 雪融け直後でチェーン規制も無く、無事六日町ICまで到着。まずは第一の目的地、八海山酒造直営の蕎麦処「長森」へ。田舎の風景に八海山の酒造跡地近くに古民家の一部を利用して改築したようだ。くぐり戸を入ると天井の高さがあり開放感と落ち着きを感じさせる。テーブル席と座敷がある。医者に言って早めに取ってもらったギブスの足のためテーブル席へ。ボリュームがあり、やや硬めの田舎蕎麦を肴に、店のメニューの「八海山 本醸造」を頼む。ほろ酔いで腹も満足した。さて次なる目的地の近場の「五十沢温泉」へ。

 途中、八海山酒造の前の酒屋「東屋」で、夜の日本酒3本「八海山純米」「八海山吟醸」「鶴齢 純米吟醸」を仕入れる。さて、五十沢温泉は、比較的に新しい温泉で湯量豊富が自慢な温泉だそうだ。広いホールに入るなり生憎に露天は掃除中とのこと。大きな内風呂のみだがせっかくだから入ることにした。気持ちいい大きな風呂で、真ん中に岩があり半分に仕切ってあるが先には岩はない。男女の更衣室は別で岩の左右から大風呂に入るが中では混浴だ。客は我々だけだった。

 Img_2761_2 ほろ酔い気分でひと風呂浴びてから清津峡温泉へ。六日町ICから塩沢石内ICまでの一区間、高速を降り約30分で目的地へ到着。もっと山奥かなと思いつつも意外と近い。日本三大峡谷の一つという清津峡。因みに三大峡谷のあと二つは黒部峡谷と三重の大杉谷だそうだ。「元湯 清津館」に到着後、旅館の外の露天風呂へ。

 新しく造った渓流沿いの露天風呂は、貸切の時間制で料金がかかる。入れ替え時間をロビーで待っていると若いカップルとの入れ替わり。むさい爺さん連中6人ではやや狭い。雪融けの渓流の激しい流れを見ながらの露天は、温度はやや低いが少し塩気のある湯の質もよく気持ちが良い。

 Img_2782 夕食は、食事用の和室にロの字形の座卓を囲む形式だ。手の込んだ各種の山の幸と鍋が中心である蕨やコゴミのお浸し蕗の薹の佃煮とあえ物、山うどのキンピラ、天ぷらはタラの芽、雪下にんじん、蕗の薹、山うど、など。中々に美味で酒の肴にも合う。山菜のこうした料理法もあるのかと関心する。更に、山女の串焼き、もち豚の鍋、鯉のカルパッチョなど料理の量は十分である。宿の料理と共に、ビールと燗酒「苗場山」を飲んだ後、「東屋」で買ってきた「八海山」二本飲んで締める。

  翌朝、宿からすぐの清津峡に行く。入り口で見物料金を払い長いトンネルに入る。トンネルの先には三箇所横穴が開けられ峡谷を眺めることができる。ヒンヤリしたトンネル内にはポツポツと趣向が凝らされている。途中の峡谷は穴から見るためか峡谷にイマイチ迫力に欠ける。やはり、視界が遮られない開放的な雰囲気で見るものなのだろうか。ただし、目の前にスノーブリッジと下を潜り込む激流と支沢からの雪崩の後が見れるのはここだけだろう。

 清津峡を後にして、次の目的地は石打「はっか石温泉」。今は温泉施設「石打ユングパルナス」である。若女将の見送りを受けて走ること約30分で到着する。石打はっか石スキー場脇に立派な鉄筋コンクリートの施設である。風呂は大きな内風呂と眺めの良い露天風呂、それに薬草の匂いが強く香る薬湯風呂。特に薬湯風呂はお勧めである。晴天下、近くの雪を斑に残したゲレンデや山並みを見ながらの露天風呂は、この時期ならではである。

 たっぷりと湯に使った後、火照る体を自動販売機のアイスクリームで冷やし、昼飯の越後湯沢へ。湯沢では駅前の無料駐車場に車を止め、目の前のへぎ蕎麦の有名店の「中野屋」へ。へぎ蕎麦を頭数の六人分注文と同時に、つまみを数種と燗酒も注文。当然に帰りの運ちゃんはお茶で我慢とあいなる。

 旨い蕎麦においしい酒に大満足の後、越後湯沢駅構内の利き酒コーナーへ。500円で5種類の越後の酒を堪能している間に、土産を買い忘れてしまった。


有楽町ガード下の老舗居酒屋で

2010年04月15日 | お酒

 永田町での水環境に関するシンポの後、いまだ止まない小雨が冷たい夕方の有楽町で一杯やろうということに。森林保全と地下水は公共のものとの法制度策定がテーマのシンポだが旗振りが今いち頼りない。そんなことを肴の一杯だ。

 今まで何度となく目の前を通り過ぎたガード下の「日ノ基」に。入りやすそうな隣の「新日の基」に入る。外人さんがやたら目に付く。メニューが何となく違和感を感じる間もなく、おねいさんから「満席です!!」との冷たいお言葉。

 隣の老舗の「日の基」へ僅かに下って入ると、こちらはかなり空きがある。コの字カウンターに席を取る。他の店と比べると一寸値段が高いが、ホイスやホッピーのメニューは嬉しい。定番居酒屋メニューの煮込み、肉豆腐が売りのようだが、ハムやウインナを使った料理の若者向きのほかクリームコロッケなどが売れ筋のようだ。まずは生ビールと肉豆腐を注文。ホッピーを注文するが、青物横丁では、焼酎50%近くを飲んでいるので薄さが気になる。ホッピーの後はバイスを注文。

 店全体が煙に燻られたレトロなムードは、間違いの無い老舗居酒屋だ。モガ(モダンガール)のビールの広告が貼ってあるが、最近はどこでも見かけるようになり新鮮味が失せた。目に付いたアジの刺身を注文するが小骨抜きに手抜きがあり、骨を吐き出しながらの刺身はいただけない。暫くすると店は混んできた。ぐるりのカウンターから埋まり、テーブル席も満席になってきた。鯨は食い続けるが森林保全と地下水規制が次のテーマだとの大雑把な結論で、我々は有楽町を後にした。


スカイツリーと墨田の桜と寿司屋の外人

2010年04月06日 | 下町

 大分、仕事と飲み会にかまけてブログの更新が遅くなってしまった。4月2日のこと、暴風雨警報の中、新幹線が相当の遅れ。ギブスで不自由な杖をついての静岡掛川での会議。掛川に着くと有難いことに天気は回復。夕刻過ぎまでの会議の末、恒例の上・下方面新幹線のお別れ飲み会。

 オジンの足の都合で掘りごたつ形式の掛川駅前「甚八」へ。シロコロホルモンやら豊富なメニューに暫しの団欒の後、一次会は終了。東方面隊は、空席だらけの「こだま」の中で座席を回しての飲み会の続き。結構、いい気持ちで10時半過ぎに自宅到着。Img_2668_2

  さて翌日の土曜日、掛川一緒のナニワのドクターを墨田川の桜見物に誘い浅草で一杯飲もうということでやってきた。前日の会議が長引き掛川城の桜を見損じた所以。

 季節はずれの寒い日の久しぶりの中休み。浅草は大賑わい。近頃これだけの人出はとんと見たことはない。周りは桜と反対側にカメラを向けている連中ばかり。先週に東京タワーを超えて日本一のスカイツリー。話題性は抜群だ。撮影スポット本所吾妻橋は大混雑、駒形橋は案外と知られていない。まずはそちらへ案内する。ドクターはというと奥方への写メを撮る。

 駒形橋から本所吾妻橋へ、こちらの橋は一杯にカメラ片手の人の波。土手の宴会を横目に桜の土手をギブスの足でヒョコタンとゆっくり見物。桜橋を渡りグルリ仲見世裏通りへ。雷門のすぐ近くの酒の「大枡」へ入る。アベックばかりの路地に面したカウンターに席をとる。

 「大枡」は酒屋の居酒屋経営。和洋どちらの酒が置いてある。場所柄、若い連中が多いので和洋折衷は当然か。メニューも豊富で塩辛も旨い。ドクターの薦める和歌山の「羅城門」を注文。口当たりが優しい旨口の酒である。なかなかに肴も凝っている。飲兵衛親父もアベックも、どちらでものメニューは心憎い。

 「大枡」を出て、新仲見世を東部浅草駅方面へ。大食漢のドクターの腹拵えを兼ねて東部デーパート駐車場近くの「魚河岸すし」へ。カウンターは満席でテーブル席へ。カウンターでは外人のおねえさんが一人、他の客から解説を受けながら談笑している。その後も外人さんの二人連れが入る。ガイドブックかなんかに掲載されているのだろう。店も手馴れたもんだ。「魚河岸すし」も国際的になったもんだ。

 こちとら、刺身の盛り合わせと少し冷えてきたので燗酒大を注文する。合わせて、コハダや鯵、貝の握りで腹ごしらえ。腹も万腹になったところで都営浅草線で浅草橋でを振って別れる。次に来るときはスカイツリーが500m位になったときかな。


南栗橋の駅前での発足式

2010年04月03日 | 出来事

 某所で3年間の公共施設の管理業務を受託した。いよいよ4月1日スタートを前に本社と現地事業所との間のコミニケーション兼ねての発足式。現場近くでは適当なところが見当たらないので南栗橋まで足を伸ばす。駅前は寿司屋と居酒屋が2軒ぐらいしかないようだ、宴会できそうなのは寿司屋の「はつ花」だ。寿司屋といっても居酒屋に近い。

 本社責任者挨拶の後、奥の座敷に10数人が入っての無礼講。コース料理で飲みの代金は別料金。日本酒の銘柄も少ないが銘柄名は忘れたが発泡日本酒があり、これが案外といける。中々飲む機会が少ない中、我々への耳に痛い注文も多い。現場に苦労掛けた分いたし方なしである。事業所の職員のことを考えると、まずは3年間の業務確保にホットする。小規模施設とは言えインフラの根幹業務を請け負ったことに身が引き締まる思いだ。「これからもお願いね」と注ぐ徳利についつい力が入る。

 たまには飲みましょうとの現場の声も嬉しい。連中が気楽に寄るという、もう一軒の居酒屋でやろうと約して東武線となりの幸手まで。大阪から来た仲間二人と幸手からタクシーでビジネスホテルへ。ホテル目の前の焼肉屋で焼肉と仕上げのマッコリニッコリ。